この記事では、初心者でもおしゃれに絵を飾るコツも紹介していきます。
今まで部屋に絵を飾ったことのない初心者にとって、どんな絵を選ぶべきなのか戸惑っている人もいるのではないでしょうか。
毎日の生活のなかで絵があるだけでも華やぎますし、お部屋の印象も変わります。
初心者が絵を購入するときに、どんなポイントに注意したらいいかご案内いたします。
初心者が絵を購入するメリット
絵は種類がたくさんあり選び方はもちろん、どう飾るのかなどわからないこともたくさんあるのではないでしょうか。
初心者の人が絵を購入するときに、失敗しないためにはどうしたらいいのか、気になってしまいますよね。
そもそも絵を部屋のなかに飾りたいと考えたのはどんな理由からでしょうか。
ご自身にも、以下のようなきっかけがあるはずです。
- 友人の家に絵が飾ってあり素敵だなと思った
- 絵のあるおしゃれな空間に憧れがある
- 美術が好きで持ち家になったタイミングで購入しようと決めていた
- 家のなかを華やかでアーティスティックな空間にしたい
絵の購入にはさまざまな想いがあると思います。
絵にはインテリアとしておしゃれに見える以外にもさまざまな効果が期待できます。
家のなかに絵があるだけで“美的センス”を高めることもできます。
リビングや寝室、玄関、トイレなどさまざまな場所に飾ってあると、自然と芸術と向き合う時間も増えてきます。
自宅で本格的な絵を気軽に楽しめることは、とても贅沢なことだと思いませんか。
絵が本来持っている意味について考えてみる、自分なりに解釈して価値を決めるのも面白いかもしれません。
また、絵を飾ることによって色彩感覚も鍛えられます。
世の中に出回っている名画の多くは絶妙なバランスで美しい色彩を描いています。
なかにはカラフルで見ているだけで元気がもらえるようなものもあれば、モノクロで静寂を楽しめるようなシンプルなものも。
絵の持っている意味なども考えてみると、より奥深さを実感できるかもしれません。
初心者が部屋に飾る絵は、原画?版画?プリント
一言に絵といっても種類があります。代表的なものは「原画」「版画」「プリント」になるのですが、どんな作品を飾りたいのか、また予算的な問題なども出てきます。
自宅に飾り毎日見るものですから、満足できる絵を探してみてくださいね。
原画
まずは世界にたった1枚しかない原画です。
画家(アーティスト)自身が描いた特別なものです。
すでに世に出回っている作品は、原画は美術館などで管理されており、私達が自宅で気軽に購入できるものではありません。
例えばオークションなどの落札価格がニュースになることもあります。
これは原画で唯一無二の存在だからこそ、高い価値で取引されています。
有名で人気のあるアーティストになると数億円にもなるものも珍しくありません。
また、どうしても原画にこだわりたいのであれば、若くこれから注目されるアーティストのものを選ぶのも一つの方法です。
人気が出てくれば原画としての価値も高くなります。
宝の原石ともいえる原画が隠れているかもしれませんね。
よりこだわり感を持って飾れる絵を探している人は、原画を選ぶといいかもしれません。
版画
金属や木製、医師などの像を使い製版したものを、絵の具などを使って布や紙の印刷することを版画といいます。
原画はたった一枚しか存在しないものですが、版画は何枚も同じ作品を作り出すことができます。
実際に有名な絵にも版画の技術が使われているなど、ポピュラーな方法でもあります。
版画の多くは刷る枚数を事前に決めて番号で管理していることも珍しくありません。
本物そっくりな仕上がりになるので、原画は家に飾れないにしても、版画であれば価格面を抑えて、自宅で芸術を満喫できる良さがあります。
版画であることは言われないとわかりませんし、絵のある生活がとても身近に感じられるはずです。
枚数が多いとしても特別感があるのは変わりません。
ジークレー印刷
ジークレー印刷とは、原画を高精細のスキャナーで撮影し、特殊なインクと用紙を使って印刷する技法のことをいいます。
クロード・モネやレオナルド・ダ・ヴィンチ、フェルメールなど有名な作品になると、どんなに気に入っていても本物は手に入りません。
その点、ジークレー印刷は、誰もが一度は耳にしたことのある絵をプリントして飾れます。
印刷の技術は年々高まっていることもあり、原画そのものといっても過言でないほどの品質で再現できるのもポイントです。
実際にジークレー印刷を使った絵を自宅に飾っている人もたくさんいます。
初心者が自宅に飾る絵を選ぶ時のポイント
初心者にとって、おしゃれに飾れる絵を選ぶ時のポイントを紹介します。
部屋とのバランスを考える
絵もインテリアとして考えたときに、やっぱり重要になってくるのは全体のバランスといえるのではないでしょうか。
例えばどんなに素敵な絵だとしても、部屋全体が散らかっている、床にものを置きすぎている、家具のサイズ感の選び方のセンスがないなど、バランスの悪い部屋の印象になっている可能性もあります。
絵を飾るのであればまずは部屋のなかを整理整頓して見直したうえで、壁などのどのスペースなら問題なく置けるかどうかを確認してみてください。
おしゃれに仕上げたい部屋があってもバランスが悪いと部屋の印象も思った通りのものになりません。
ある程度シンプルに片付けたうえで飾る絵を選んでみて下さい。
実際に壁に飾るときにサイズ感などの問題もあります。
壁に飾るのか、椅子の上に置くのか、ピクチャーレールを使うのかによっても違います。
持ち家であれば壁に穴を開けて飾ることもできますが、賃貸だと難しく限られてしまいます。
部屋を片付けてみないと、こういったイメージもわかないので、事前の準備だと思って進めてください。
絵の持っている意味やイメージで選ぶ
絵の多くはもともと持っている意味やイメージがあります。
家族が集う場所などは明るいイメージの絵を選ぶと、部屋全体の印象も華やかになります。
例えば淡い色彩が美しいモネやマネの作品は、見ているだけでも幸せな気持ちになりますね。
絵が持っている意味やイメージなども含め、決めるときのポイントにしてみてもいいと思います。
部屋のなかに飾るものは明るい色の絵を選ぶのがおすすめです。
絵のメンテナンスも忘れずに行うこと
絵を部屋に飾るうえでメンテナンスの面についても、考えなくてはいけません。
思っている以上に絵はとてもデリケートなものです。
扱い方を間違えると、あっというまに傷んでしまいます。
せっかく購入した絵を長く楽しみたいのであれば、設置する場所や環境なども踏まえ、決めたほうがいいかもしれません。
例えば直射日光は絵にとっては大敵で、色がすぐに抜ける原因になってしまいます。
目安として17度~25度ぐらいの温度の部屋で、湿度も50%ぐらいだと絵をきれいに保てるはずです。
まとめ
初心者が絵を購入するうえで覚えておきたい、選ぶポイントについてご紹介しました。
一言に絵といってもそれぞれに違いがあります。
絵ならではの魅力をお部屋でも気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。