お手入れの仕方ひとつでアート作品の美しさが損なわれてしまうこともあります。
お部屋を華やかに彩ってくれるアート作品。
思い入れのあるものを飾っている方も多いでしょう。
そんなアート作品のお手入れはきちんとおこなっていますか?
この記事では、アート作品のお手入れと保存方法について紹介いたします。
お手入れを怠ることで起こる問題
お手入れを怠ると起こりやすいのが日焼け、退色です。
アート作品を日当たりのいいリビングなどに飾っている場合、とくに日焼け、退色が起こりやすくなるので注意してください。
さらに湿気が多い日本では、アート作品の素材によってカビが発生したり、虫に食われたりすることもあります。
日焼け、退色、カビ、虫食いなどが発生するとそのアート作品を元通りにするのは難しく、思い入れのある作品でも飾っておけなくなってしまいます。
額縁に入れて飾る
アート作品はそのまま壁に貼るよりも、額縁に入れて飾ることをおすすめします。
プリントされた薄い紙のアート作品を飾る用の額縁、油絵などの厚めの紙のアート作品を飾る用の額縁などが販売されていますので、飾りたいアート作品に応じた額縁を購入しましょう。
額縁に入れて飾ることでほこりがつきにくくなるだけでなく、UVカットアクリルなら日焼けや退色を防いでくれます。
額縁の中は密閉された状態になるので、湿度が高くてもカビや虫食いが発生しにくくなるというメリットもあります。
定期的にアート作品を取り換える
アート作品の日焼け、退色を避けたい場合は、定期的に飾るアート作品を変えるのもおすすめです。
季節やイベントに応じてアート作品を変えれば、インテリアを変えなくてもお部屋の雰囲気をがらりと変えられます。
とくにリビングなど日当たりのいい場所にアート作品を飾っている場合、直接日光が当たっていなくても退色は進んでしまいます。
ずっと飾りっぱなしにするのではなく時々取り換えることでダメージを最低限にしたまま長くそのアート作品を楽しめます。
飾っていない間は日の当たらない、湿気の少ない場所にしまっておくようにしてください。
直射日光の当たる場所を避ける
部屋の間取りや家具のレイアウトによっては難しいかもしれませんが、アート作品を飾る場所はできるだけ直射日光の当たらない場所を選びましょう。
リビング、寝室などアート作品を飾りたい場所はたくさんあります。
一度飾ってみて、一日の日の当たり方を見てみるのもおすすめです。
どうしても日の当たる場所にしか飾るところがない、家具のレイアウト的に日の当たる場所にしか飾れないという場合は、日中の外出する時間帯はカーテンを閉める習慣をつけましょう。
さらに、湿気の多い場所にも注意です。
カビや虫の発生を防ぐためにも、湿度に大きく差が生まれるような場所に飾るのは避けましょう。
額縁は乾拭きでOK
アート作品を守るために額縁に入れて飾ることは大切です。
部屋を掃除するときは、この額縁も綺麗にする習慣をつけましょう。
お手入れは柔らかい布で乾拭きする程度でOKです。
額縁の部分と、アート作品を覆うアクリルの部分もしっかり拭き取り、アート作品をより綺麗に楽しめるようにしておきましょう。
額縁の中には細かい装飾があるもの、天然の素材を使ったもの、塗装にこだわったものなどがあります。
濡れた布で拭き取ることで装飾にかえって汚れが溜まりやすくなったり、素材を痛めたり、塗装が剥げてしまう可能性がありますので注意しましょう。
アクリル部分のホコリが取れにくい場合は少し濡らした布で拭き取ったあと、仕上げに乾拭きをしてください。
まとめ
アート作品のお手入れと保存方法について紹介いたしました。
お手入れはアート作品の保存にとってとても大事ですね。
大切なアート作品は、長期間、良い状態で飾っておきたいものです。
一度飾ったらそのまま飾りっぱなしにはせず、しっかりとメンテナンスを行いましょう。