自宅のどこに絵を飾るのかによっても、決めるときのポイントが変わります。
なかにはリビングに絵を飾りたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
リビングは家のなかでも重要な場所になりますし、家族だけでなく来客を迎える場所だからこそこだわりたいものです。
リビングに飾る絵は、風水を意識した絵を選ぶようにしましょう。
リビングに飾る絵は風水を意識したものを

まずは、風水について簡単に説明します。風水にとって最も重要なのは“方角”です。
風水では東西南北の方角によって意味が違います。
もともと方角によって持っている意味が違います。
東はエネルギーやパワーの源になります。西は実りを与え、南は才能を豊かにする、恋愛運UP、北は仕事や勉強運を高めて信頼を勝ちとるなどの意味があります。
リビングに絵を飾るときは、この方位による違いも意識することが大切です。
風水の考え方のなかには、「五行」と呼ばれるものもあります。
自然界に存在する“木・火・土・金・水”は古代中国からの自然哲学の思想になります。五行の要素を意識した「素材」「色」「形」に関連したものを置くことで、部屋の運気にも作用します。
また、風水の持っている意味は色も関係しています。
色の意味を考えながら“自分がどんなイメージになりたいのか”を考え、色に反映させることで運気のUPにも繋がります。
リビングに絵を飾るときに、誰もがなりたいイメージを持っているはずです。
もともとのリビングのインテリアとの相性もありますが、色が持つ意味やパワーも含めて考えるようにしましょう。
絵のモチーフによってもたらされる意味

リビングといえば家族が集う大切なコミュニケーションの場でもあり、来客をお招きするなど家族以外の人が入る場所でもあります。
必ず毎日見るからこそ、お気に入りの絵を飾りたいものですね。リビングの雰囲気によってもどんな絵が良いのかが変わるので、全体のバランスを意識しましょう。
絵のモチーフで何を求めるのかによっても、もたらされる意味が変わります。
ここでは紹介しきれないほど種類がありますが、そのなかでも人気のあるモチーフの意味について、解説していきたいと思います。
海
絵のなかでも海をモチーフにしたものは特に人気があります。
海の満ち引きは恋愛の男女の掛け合いを意味しています。
恋愛はうまくいっていることもあれば、その反対に悪くなることもあります。
恋愛をイメージさせる海ですが生命の誕生でもありエネルギーを感じさせてくれるモチーフでもあります。
リビングに飾るときは、小さな水面で穏やかな海の絵を選ぶのをおすすめします。
また、朝日が登る海は誕生を意味していますし、海のような広い心を持って接することができます。
家族と過ごすリビングだからこそ海のモチーフはおすすめです。
また、仕事運を高めたいときは出世運を表す魚の絵を飾ります。
山
山のなかでも特に人気があるのが「赤富士」です。
富裕層の家などにあると、高い確率で飾ってある家のモチーフです。
山がどっしりとしているほど運気の安定に繋がり、金運UPにも繋がります。発展性が感じられる絵でもあり、壮大な存在感を感じられるはずです。
日本では富士山が日本一のパワースポットとも言われていますし、山には“龍脈”と呼ばれる良い気が流れているとされています。
部屋全体の気流の流れが良くなり運気UPになります。
うさぎ
動物の絵のモチーフのなかでも、うさぎは、縁結びや社交の象徴とも言われている動物です。
恋愛運をあげたいときは、うさぎのピンクの置物を一緒に置くと効果が高まると言われています。
うさぎには“無病息災”の効果もあると言われていますし、子宝や商売繁盛、学業UPなどの効果も期待できます。
うさぎに限らず、動物ならではの風水効果もあります。
また番(つがい)などオスメスが寄り添いあっている絵には、夫婦円満などの意味も隠れています。
学業UPを期待したいときは、象の絵を飾るのも良いとされています。
花
花といえば美しく華やかな印象を持つ人が多いと思います。
花には健康運や恋愛運を司るものになり、リビングに飾るのはおすすめです。
花には空気を浄化してくれる作用があるので、身体のなかにたまってしまったストレスを出してくれると言われています。
悪い気を吸い込んで、良い気を取り込むとも言われています。
花が持っている生命力や女性らしい美しさにも繋がります。
美容を意識している人すべてに花の絵はおすすめです。
選ぶときは暖色系の花を選ぶのもポイントです。
船
壮大な旅をイメージさせる船の絵には、昔から宝船を象徴し、縁起の良い絵のモチーフとしても知られています。
例えば給料を上げたいときや臨時収入、ボーナスなどの嬉しい話が聞けるかもしれません。
船はできるだけ大きなものにすること、進行方向を家の中に向けます。
リビングの窓の外などに船の先端が向いていると、お金が出ていってしまうので注意。場所に余裕があるなら西側に飾ります。
リビングの方角によっても飾る絵を変える

リビングが家のなかで東西南北のどこにあるのか、その方角によっても飾る絵が変わります。
絵を飾る場所と方角には強い繋がりがあると言われています。
東には、昔から青龍が宿ると言われています。
そのため、青系の色の絵を飾るのが最も好ましいとされています。
風水の五行でみると“木”も関係してくるため、水辺に木々が描かれているような絵や、花・樹木などの絵が向いています。
森林や湖などの絵も健康運を高めてくれると言われています。
東でも南寄りになると、人間関係の縁を意味するため暖色系の橙色などの絵(夕方など)が向いています。
西には、家の金運を左右すると考えられています。
金運といえば黄色などの明るい色になり、絵の一部に黄色が使われているものや、黄色の花々が描かれているものを選ぶと相性が良いと言われています。
他にもベージュやクリーム色はもちろん、淡い色のピンクやオレンジなどの絵も向いています。
近いイメージでいうとゴッホのひまわりです。
南には、その人の知性や美を司る方角です。
そのため、美しい女性の絵や、本を読んでいる姿の絵を飾るのがおすすめです。
太陽や咲き乱れる花々、新緑の緑などを飾るようにします。
ちなみに南でも西よりになると裏鬼門と呼ばれています。健康運に関係する場所になるため、エネルギーを感じる太陽の絵や、花々、木々など明るい色の絵を飾るようにします。
見たときに明るく元気になれるような絵を選ぶようにしてくださいね。
北には、恋愛運を司る方角になります。
風水の五行では“水”になるので、水辺などの風景画を飾るようにします。
落ち着いたしっとりとするデザインの絵でもいいのですが、見たときに心が穏やかになるような明るい絵を飾るようにしてください。
できることなら春をモチーフにした絵だと明るい気持ちになれます。
まとめ
来客や家族が集うリビングだからこそ、おしゃれな絵を飾りたいものですね。
運気が集まりやすいので風水を意識しつつ、どんな運勢をあげたいのか、またどんな人生にしたいのかなども含め、絵を選べるといいですね。
モチーフもそうですし、絵の色やイメージなどでも印象が変わります。
毎日を家族と過ごすリビングの絵こそ、総合的に判断したうえで決めるようにしてくださいね。
生命力を感じる若草色なども人気がありますよ。