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実はいろんな画家が描いていた、ひまわりの絵とは?

2022 10/01
美術・アート
2022年9月5日 2022年10月1日
ひまわり畑に佇む人

ひまわりの黄色は情熱的で、その大きな花は絵に華やかさを与えます。

ひまわりほど絵になる花はないのではないでしょうか。

実際に多くの画家がひまわりを描いています。

しかし、同じひまわりであるにも関わらず、受ける印象は一つ一つ違います。

この記事では、個性的なひまわりの絵を3作品選んで、それぞれ解説します。

目次

一番有名なひまわりの絵|ゴッホ

ゴッホのひまわり

ゴッホの象徴

ひまわりといえばゴッホ、ゴッホといえばひまわりというほど、ひまわりはゴッホを象徴する絵です。

ゴッホは、ゴーギャンと共に暮らす部屋を飾るためにたくさんのひまわりを描きました。

彼が好んで使ったクロムイエローはひまわりにピッタリの色です。

ゴッホは、絵の具を盛り上げて塗る特徴があります

その絵の具を盛り上げる技法はアルルで獲得しました。

黄色い盛り上がった絵の具は、ひまわりの厚みのある花をよく表現しています。

ゴッホがひまわりを描いた1888年は、ゴッホにとって大きな変化の年でした。

日本への憧れ

当時34歳で浮世絵が好きだったゴッホは「日出る国」として有名だった日本に憧れていました。

日本は、明るい太陽の光がサンサンと降り注ぐ国と思っていたのです。

日本と同じように太陽の光を感じる土地を求めて南フランスのアルルに向かいます。

ゴッホは、アルルで画家がともに制作する場所を作ろうと考えていたのです。

その場所に一番に来てほしかった人がゴーギャンでした。

ゴーギャンへの想い

ゴッホは、ゴーギャンのために花瓶に生けたひまわりを描きます。

これが有名なひまわりです。

しかし、ゴッホには1887年に描いたもうひとつのひまわりがあります。

青い背景に大きなひまわりが描かれていますが、ゴーギャンのために描いた作品とは全く違い、2本の花は横たわっています。

2本のうち1本は、うつぶせの状態です。

背景の青色のタッチは、晩年の作品にみられる荒いタッチにも似ています。

この横たわったひまわりはゴーギャンが購入し、のちに売却しています。

ゴッホがゴーギャンのために描いた花瓶のひまわりはとても明るい印象です。

花瓶の下側にある花さえも花びらだけは上を向こうとしているようで生命力を感じます。

一方の横たわるひまわりは、写実的ではあるけれど「終わっている」という印象があります。

どちらのひまわりもとても魅力的です。

しかし、ゴッホの生き様を知ってから鑑賞すると、横たわるひまわりからは寂しさを感じます。

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人間みたいなひまわりの絵|クリムト

クリムトの『ひまわり』が好きだ。庭園に燦然と降り立った、それは美しき女神のようで。下部にあしらわれた花々は、その可憐な足元を覆う健気ささえ漂わせ。しかし「ひまわり」はフランス語では男性名詞であり。物事の見解の多さにはいつも混乱するが、わたしの愛する『ひまわり』は「貴女」。 pic.twitter.com/OUJGWEM2b7

— アゲハ (@tomaruhana) May 1, 2022

クリムトの絵=女性のイメージ?

クリムトといえば「官能」「女性」というイメージがありますが、実はひまわりを描いています。

1905年ごろに描かれたひまわりは、緑色と黄色の点で描かれた背景の前に1本の大きなひまわりが描かれています。

ゴッホのひまわりとの違いは、ゴッホは花瓶に入ったひまわりでしたが、クリムトは地面に直接植えられているひまわりを描いています。

さらにゴッホは、ひまわりの花をたくさん描いていますが、葉はほとんど描いていません。

一方のクリムトは、ひまわりの花よりも葉の方が目立つほど大きな葉をたくさん描いています。

しかも、葉はすべて下向きに垂れ下がり、まるでドレスのようです。

代表作「接吻」との共通点

クリムトのひまわりは、見方によっては人間にもみえます。

クリムトは、ひまわりを描いたあとに代表作「接吻」を描いています。

ひまわりと「接吻」を見比べると、地面や背景に共通点があるようにみえます。

「接吻」は幸せそうな男女が描かれていますが、ひまわりにはたった一人でたたずむ様子を感じます。

2枚の作品は連作でもなく、モチーフも違いますが孤独から幸福への移り変わりが感じられるのではないでしょうか。

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小ぶりなひまわりの絵|「ヴェトゥイユのモネの庭」モネ

モネ「ヴェトゥイユのモネの庭」
1880年
モネが愛する妻カミーユを亡くし、失意の厳冬を越した翌年の作品。画面にようやく明るさが蘇ってきた。やってきた夏。ひまわりの黄色、グラジオラスの赤、抜けるように青い空。そこには息子たちの姿 pic.twitter.com/7edjRmjl8E

— 美術たん (@bijutuko_bot) August 28, 2022

モネは、フランスの町ヴェトゥイユで暮らしているときにひまわりの絵を描いています。

モネが描くひまわりは、ゴッホやクリムトが描いた大きな花ではなく、小ぶりの花が特徴です。

小ぶりのひまわりをたくさん描くことで、モネらしい華やかな雰囲気の作品になっています。

「ヴェトゥイユのモネの庭」には、ひまわりだけでなく人物も描かれています。

モネがヴェトゥイユで暮らしていた時期は、モネにとって苦しい時期でした。

1879年にモネは妻カミーユをなくしています。

「ヴェトゥイユのモネの庭」は、1880年に制作されました。

「ヴェトゥイユのモネの庭」に描かれている人物たちは家族ではないでしょうか。

モネの人柄については、さまざまな説があります。

しかし、家族を咲き乱れるひまわりで囲んだ「ヴェトゥイユのモネの庭」からは、温かさを感じます。

モネが描く小ぶりなひまわりは人気があり、実際に(株)サカタのタネ社からモネのひまわりという名前でひまわりの種も販売されています。

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太陽のようなひまわりの絵

ひまわりは、明るく太陽のようなイメージがあります。

しかし紹介した作品は、描く人の心情によって全く違ったひまわりになっています。

あなたにとって魅力的なひまわりとは誰がどのように描いたものでしょうか。

自分の心に響くひまわりを、ぜひ、みつけてください。

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DECOROO(デコルー)
とあるデザイン会社のWeb担当。アートとインテリアをこよなく愛するこだわり屋さん。休日は美術館やレトロな歴史建造物、神社仏閣などを探訪して過ごす。最近は一眼カメラに奮闘中。猫好き。
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