メニュー
  • ホーム
  • カテゴリー
    • ミュージアムへ行こう
    • 美術・アート
    • 雑貨・インテリア
    • 観葉植物・ガーデン
検索
アートコラム「DECOROO」(デコルー)
部屋を飾るアート(デコレーション)+(ルーム)
  • ホーム
  • カテゴリー
    • ミュージアムへ行こう
    • 美術・アート
    • 雑貨・インテリア
    • 観葉植物・ガーデン
アートコラム「DECOROO」(デコルー)
  • ホーム
  • カテゴリー
    • ミュージアムへ行こう
    • 美術・アート
    • 雑貨・インテリア
    • 観葉植物・ガーデン
  1. ホーム
  2. 美術・アート
  3. 19世紀後半は、現代美術へ続く「内面」を表現!印象主義〜象徴主義【後編】

19世紀後半は、現代美術へ続く「内面」を表現!印象主義〜象徴主義【後編】

2024 3/03
美術・アート
2022年1月10日2024年3月3日
当ブログでは広告を利用しています。
印象主義〜象徴主義

19世紀後半は画家が感じた印象をそのまま書く、といった“そのものズバリ!”の印象主義〜象徴主義へと突入していきます。

この記事は後編です。前編はこちら↓

あわせて読みたい
19世紀前半は画家たちにとって激動の時代!西洋絵画の内面表現時期【前編】 西洋絵画の内面表現時期ともいえる19世紀は、画家たちにとってまさに激動の時代です。 新古典主義から写実主義まで市民革命が絵画そのものを大衆に解放していくようにな…
目次

印象主義

エドゥアール・マネ『草上の昼食』|印象主義の時代
エドゥアール・マネ『草上の昼食』
パブリック・ドメイン, リンクによる

新古典主義に凝り固まった芸術表現に対して徐々に反発傾向が芽生えます。

それは、「写真」が登場したことで、自然をリアルに描く西洋絵画の存在価値が揺るがされます。

下記3人は、不満を抱き、よく集まりました。

マネ『草上の昼食』

酷評を浴びたマネの『草上の昼食』は、パリの裸の女性、着衣の男性が談笑しているもので風紀に反すると世から非難、スキャンダルになります。

一方で、若手画家たちからは尊敬されていました。『フォリー・ベルジェールのバー』は、臨場感を大切にしてリアルタイムの風俗を斬新に描いています。

あわせて読みたい
エドゥアール・マネ|近代美術で有名な画家 絵のテイストにはさまざまなものがありますが、19世紀のフランス、パリでモダニズムな生活風景を描いた画家として有名な人物、エドゥアール・マネを知っていますか? 豊…

モネ『日傘をさす女』

移ろいゆく光の美や風景を追い続け、また、溶け込む顔のない人物。

モネの『日傘をさす女』は、亡き妻を偲ぶために以前と同テーマで描いていますが、再婚したこともあり気が引けて顔を描かなかったのでは?といわれています。

最後の連作『睡蓮』のためには、自宅の庭に池まで造ったほど。

あわせて読みたい
モネ・印象派画家|現代社会ブランドの輝ける軌跡を知ろう 印象派画家であるクロード・モネは、ファン・ゴッホやピカソと並んで、その名を知らない人はいないのではないか、と言えるほどの巨匠です。 そして、毎年のカレンダーに…

ルノアール『イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢』

ルノアールは生きる希望を豊満な女性に求め、風景よりも女性をとことん愛したことで知られる異端児です。

この作品や、『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』はとても有名で、誰しもが目にしたことがあるでしょう。

『大水浴』『真珠色の時代』なども彼の作品です。

彼には、「絵は壁に飾るもの。

愛らしく美しく喜びに満ちていなければならない」というポリシーが。

後期印象主義

セザンヌ『サント・ヴィクトワール山』|印象主義の時代
セザンヌ『サント・ヴィクトワール山』
パブリックドメイン, リンク

やがて印象派の画家たちは、それぞれの道へと進んでいきます。

ゴッホ『ひまわり』

ゴッホの数多くの『ひまわり』は激情のたまもの。

陽光に憧れて黄色い家に住み同じ理想を持つ仲間をそこで待つも、来たのはゴーギャンだけ。

ストーカーをしたり、熱心さのあまり伝道師もクビ、美術学校も退学、ゴーギャンに自画像の耳の形がおかしいと指摘された時には自分の耳を切り落とします。そして精神科病院へ。そのため『自画像』は、耳に包帯をしていますね。

あわせて読みたい
ゴッホの人生|知れば知るほど好きになる画家 ゴッホは「変わった人」「かわいそうな人」というイメージが強くあるかもしれません。 しかし、ゴッホは夢をもった人で繊細かつ純粋すぎた人です。 ゴッホの名と作品は…

ゴーギャン『アレアレア』

35歳になってから専業画家になったけれど、あきれるほどのダメ男とも。

国も妻子も捨てて、本物の南国へ行くことで他の画家たちと差をつけようとするも、作品はほぼ売れず。『タヒチの女』も有名ですね。

南国の楽園の少女たちは思想より、お金や文明を求めていたことで失望します。

セザンヌ『サント・ヴィクトワール山』

セザンヌは、「自然の模倣」から西洋絵画を解き放ち、永遠の本質を山を描くことで追及します。

この山は数度にわたり描かれ、自然の奥にある根底を拘り続けて、「近代絵画の父」と呼ばれることに。

『リンゴとオレンジ』『カード遊びをする人々』も有名です。

ロートレック『ディヴァン・ジャポネ』

ロートレックの作品は、19世紀末における日本ブームを反映しています。

まるでパリの浮世絵師が描いたかのような歓楽街の光と影を見事に表現。

浮世絵に影響を受けた画家は多くいますが、彼ほどその真図意を理解した画家はいないとされていますね。

『アリスティド・ブリュアン』や『ラ・グーリュ』のポスターも見たことのある人は多いことでしょう。

あわせて読みたい
ロートレック|必要最低限の線で特徴をとらえた画家 ロートレックは、わずかな線だけでモデルやモチーフの特徴をみごとにとらえた画家です。 外見だけではなく、内面までも描き出した作品からはロートレックだけが持つ魅力…

象徴主義

ムンク『叫び』|象徴主義の時代
ムンク『叫び』
パブリック・ドメイン, リンクによる

自然の印象を描いた印象主義に対して、内側にある幻想を描き出す象徴主義の時代へ。

象徴主義の時代は、まるで世紀末かと思われるものや、ゴシック的・退廃的ともとれる神秘画像の世界が広がります。

モロー『運命の女』

聖書や神話から古典的題材を選択し、独自の解釈で神秘的に表現しています。

『運命の女』は、男を破滅へ導く女、サロメを表現。

血を流して宙に浮く首は、イエスの洗礼を受けた洗礼者聖ヨハネ。

その左のダンサーのような女性はヘロデ王の後妻ヘロディアの娘、サロメです。

何と、見事な舞いを王に披露した褒美にヨハネの首を得るというシーン!

『オイディプス王とスフィンクス』『ライオスを殺すオイディプス』なども。

ムンク『叫び』

「ムンクの叫び」は、おどろおどろしい赤と不安な曲線を用い、世界中に「死への怖れ」を表現しています。

人間や自らの持つ孤独、不安、恐怖を見事に表現しましたが、彼は死が怖く、同時に女性恐怖症でもあったようです。

5歳で母親、思春期には姉を結核で亡くしたことが影響、何度も心身を患いながら生へ執着が見て取れますね。

他に『病室での死』『不安』『マドンナ』など。

あわせて読みたい
ムンクの叫び|エドヴァルド・ムンクと代表作「叫び」を徹底解説 ムンクは、1863年ノルウェーに生まれました。 父は軍医でしたが、貧しい患者からお金をとらなかったため、決して裕福な家庭とはいえませんでした。 ムンクは29歳のとき…

アール・ヌーヴォー(ユーゲントシュテイル)

ミュシャ『黄道十二宮』|象徴主義の時代
ミュシャ『黄道十二宮』
パブリック・ドメイン, リンクによる

様々な要素を吸収し曲線的な装飾美術は、フランス語で「新しい芸術、アール・ヌーヴォー」、ドイツ語で「若者の様式、ユーゲントシュテイル」と呼ばれます。

つまり美術、工芸、デザインも建築も日本美術の平面性も、ゴシックの曲線性も全て融合させたのです!

ミュシャ『黄道十二宮』

ミュシャは、「アール・ヌーヴォー」の代表。

この作品は、太陽が描く軌跡である「黄道」と、その黄道を十二等分した「十二宮」のそれぞれに星座を当てはめたもの。

つまりカレンダー制作の依頼で作成した画像なのですが、横顔の女性と髪や装飾品の美しさはデザイン的に見事な調和がとれていますよね。

彼は、ポスター画家として活躍し、『ゾディアック』『ジスモンダ』他多くの作品が「知れ渡っています。

クリムト『接吻』

クリムトは、「ユーゲントシュテイル」の代表で、「ウィーン分離派」を立ち上げました。

この『接吻』は、世紀末の退廃を新世紀の様式で描いた「金屏風」であり、伝統工芸から生まれた先端技術的作品でもあります。

日本の工芸美術から大きく影響を受けたようですね。

これほどまでに豪華絢爛に「愛と死」のテーマを描いた画家は珍しい!

また、彼が任された天井画制作は、「ウィーン大学大講堂天井画事件」と呼ばれる大論争へと発展し、波乱万丈な時代を生きることになります。

『ベートーヴェン・フリーズ』『ユディト』などなど、興味をそそる数多くの作品を残していますね。

あわせて読みたい
グスタフ・クリムト|女性を美しく描いた天才画家 グスタフ・クリムトは、数いる画家のなかでも女性を美しく描く天才といわれています。 過去の絵画を見ても女性をテーマにしたものはたくさんあります。 それは実在した…

まとめ

19世紀後半の印象主義〜象徴主義の時代は、画家たちが自らの内面性に向き合い模索を続ける様子や、その表現方法、絵画への真摯な取り組みが切実に伝わってきます。

著名な画家たちは、巨匠となるに相応しい存在たちであることに納得してしまいますね。

あわせて読みたい
19世紀前半は画家たちにとって激動の時代!西洋絵画の内面表現時期【前編】 西洋絵画の内面表現時期ともいえる19世紀は、画家たちにとってまさに激動の時代です。 新古典主義から写実主義まで市民革命が絵画そのものを大衆に解放していくようにな…

\よろしければポチッと応援お願いします/

にほんブログ村 美術ブログ アートのある暮らしへ

アートコラム「DECOROO」(デコルー) - にほんブログ村

美術・アート
アート
印象主義〜象徴主義

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

Follow @DECO_ROO Follow Me
よろしければシェアをお願いいたします。
DECOROO(デコルー)
小さなデザイン会社のWeb担当。アートとインテリアをこよなく愛するこだわり屋さん。休日は美術館やレトロな歴史的建造物、神社仏閣などを探訪して過ごす。最近は一眼カメラに奮闘中。猫好き。
今月の人気記事
  • ルーブル美術館でサモトラケのニケを見る人々
    サモトラケのニケが人を惹きつける理由
    美術・アート
  • wall-rack-and-rent
    【賃貸OK】釘を使わずIKEAのウォールラックを壁に飾る方法
    雑貨・インテリア
  • 観葉植物と水やり
    ペットボトルで観葉植物の自動給水機を作ろう!留守中に水やりする方法
    観葉植物・ガーデン
  • モナリザ
    モナ・リザは怖い?知っているようで知らないモナ・リザのこと
    美術・アート
  • 窓辺の観葉植物
    観葉植物がアレルギーの原因?引きおこしやすい種類と対策を解説
    観葉植物・ガーデン
新着記事
  • ソレイロリア
    丸い葉は風水の効果も期待できる!小さくてかわいいミニ観葉植物9選
    2025年3月31日
    観葉植物・ガーデン
  • 久留米市美術館
    久留米市美術館/石橋文化センター
    2024年9月2日
    ミュージアムへ行こう
  • アール・ブリュット・コレクション
    アウトサイダー・アートとは?有名な画家も紹介
    2024年6月8日
    美術・アート
  • 父の日のメッセージカード
    父の日に観葉植物を贈ろう!おすすめの理由や人気の植物を紹介
    2024年5月21日
    観葉植物・ガーデン
  • 富山市ガラス美術館
    富山市ガラス美術館|隈研吾設計の魅力と見どころを徹底解説
    2024年5月17日
    ミュージアムへ行こう
カテゴリー
  • ミュージアムへ行こう (124)
  • 美術・アート (191)
  • 観葉植物・ガーデン (71)
  • 雑貨・インテリア (135)
キーワードから探す
DIYアートインテリアガーデニングキッチンジブリジークレーテレワークデザインモダンリビング一人暮らし写真博物館大阪家具家電新生活星座東京水墨画浮世絵玄関美大美術館観葉植物賃貸雑貨額縁風水
ブログランキング参加中

にほんブログ村 美術ブログ アートのある暮らしへにほんブログ村 インテ素敵なインテリアへにほんブログ村 美術ブログ 美術館・アートミュージアムへ

PVアクセスランキング にほんブログ村

目次
目次