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エドヴァルド・ムンクと代表作「叫び」を徹底解説

2023 1/16
美術・アート
2022年7月9日 2023年1月16日
ムンク美術館
ムンク美術館
JRodSilva - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる

この記事では、エドヴァルド・ムンクの生涯と代表作品である「叫び」について詳しく解説いたします。

ムンクは、1863年ノルウェーに生まれました。

父は軍医でしたが、貧しい患者からお金をとらなかったため、決して裕福な家庭とはいえませんでした。

29歳のときに作品「叫び」のもとになる体験をし、30歳の個展で「叫び」を発表します。

目次

エドヴァルド・ムンクとは?

エドヴァルド・ムンク
エドヴァルド・ムンク
パブリック・ドメイン, リンクによる

エドヴァルド・ムンクは、5人姉弟の第2子として産まれています。

ムンクが5歳のときに母が結核でこの世を去ります。

さらに14歳のときには1歳年上の姉が結核でこの世を去ります。

ムンクは、建築家を目指して工業学校に入学しますが、ムンクもまた病気がちで学校を休みます。

その後、ムンクは建築家ではなく画家に進路変更して絵の学校に入学します。

奨学金をもらいながら絵の勉強を続け、さまざまな展示会に作品を出品し続けます。

ムンクが32歳になったとき、弟がこの世を去ります。

39歳のときには、付き合っていた女性と別れ話がこじれて銃が暴発し、ムンクは左手をケガします。

ムンクは結婚をしていません。

しかし、常に女性の存在がありました。この事件を引き起こした女性もムンクに結婚を迫りますが、ムンクに別れを切り出されたため銃を取り出します。

45歳で精神を病みますが、作品の制作をとめることはなく、81歳でムンクはこの世を去ります。

エドヴァルド・ムンクの自宅に残された作品や遺品はノルウェーのオスロ市に寄贈され、1963年にオスロ市立ムンク美術館が誕生しています。

代表作「叫び」を徹底解説

『叫び』
『叫び』
パブリック・ドメイン, リンクによる

ムンクといえば「叫び」であり、「叫び」といえばムンクを思い浮かべるのではないでしょうか。

画面の中央には、耳に手を当てながら大きな口を開けている人がいます。

大きな口とタイトルの「叫び」から「描かれている人がさけんでいる」と解釈されがちですが、本当は「叫び声が聞こえないように耳を抑えている」のです。

この作品は、ムンクの体験がもとになっています。

以下は散文詩を説明したものです。

「ムンクが友人と二人で道を歩いていたとき、太陽が沈んだ。突然、空が赤くなりムンクは立ち止まった。友人は歩き続けたが、ムンクは不安に身震いし大きな無限の叫び声がつらぬいていくのを感じた」

ムンクは「叫び」を発表する前年に「絶望」というタイトルの作品を発表しています。

「絶望」の方が体験を忠実に描いています。

しかし、ムンクは体験を写実的に描くのではなく、心の中でおきていたことを絵に表現したかったのです。

そのため、ムンクは「絶望」では満足できず、たくさんの「絶望」を描き最後に「叫び」が誕生しました。

最初のころに描かれた「絶望」は帽子をかぶった紳士が橋のヘリにもたれかかっていますが、描けば描くほどパーツは減り「叫び」に近づいていきます。

1893年に完成した「叫び」には左上に「狂人にしか描けなかっただろう」というメッセージが書かれているのです。

「叫び」は他の有名な作品とは違いテンペラとクレヨンで書かれています。

有名な「叫び」は1893年に描かれたものですが、ムンクは1910年ごろまで「叫び」を描き続けています。

生きることにこだわった晩年

エーケリーのアトリエ
エドヴァルド・ムンク
Amias Archives – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

エドヴァルド・ムンクは、作品の雰囲気から短命の画家という印象を受けるかもしれません。

しかし実際は81歳まで寿命をまっとうしています。

ムンクは医者のもとに生まれています。そのため、幼いころから病気の人をたくさん見て育ちました。

さらにムンクの家族は病気がちで姉弟はムンクよりも早くこの世を去っていきます。

ムンク自身も心身ともに強い人ではなく、生涯にわたって病気やケガに悩まされます。

ムンクの作品には病気の子どもや命をテーマにした作品がたくさんあります。

ムンクにとって命や病気は大切なテーマであり、もっとも恐れていたことだったのでしょう。

ムンクは「私の芸術を通じて私は私自身に生きることとその意味を明らかにしようとした。

同時にまた私以外の人々が生きることの意味を理解できるように力になれればとも思った」と言っています。

身近な人を早くになくし、自分自身も心身ともに危うい人生ではありましたが、それでも「生きる」ということにこだわり、父と同様に絵で人の命も救いたいと考えていたのかもしれません。

多くの芸術が押収された「退廃芸術」

ムンクが没年まで住んだオスロ西郊エーケリーの地所に唯一残る冬季用スタジオ
ムンクが住んだスタジオ
Helge Høifødt – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる

エドヴァルド・ムンクを語るうえで「退廃芸術」は避けて通れません。

退廃芸術とは、ナチスドイツの時代に「ヒトラーの主張する国家主義的な芸術感」とは違うとされた芸術作品をいいます。

セザンヌのような印象派、ピカソのキュビズムは退廃芸術され押収されました。

ムンクの作品も80点以上が退廃芸術とされて押収されています。

押収された作品は「退廃芸術展」という展示会が開かれ「さらしもの」として展示されたのです。

反対にヒトラーの国家主義的な芸術感にあう芸術作品は「大ドイツ芸術展」に展示されました。

ヒトラーの意図は、退廃芸術をさらしものとして展示したはずなのですが、実際は多くの人が退廃芸術に魅了を感じ会場に足を運んだといわれています。

退廃芸術は歴史の中では暗い部分ですが、芸術を感じる心は圧力では変えることができなかったという事実でもあります。

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DECOROO(デコルー)
とあるデザイン会社のWeb担当。アートとインテリアをこよなく愛するこだわり屋さん。休日は美術館やレトロな歴史建造物、神社仏閣などを探訪して過ごす。最近は一眼カメラに奮闘中。猫好き。
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