インテリアをすっきりと、かつおしゃれにまとめるためには、アクセントカラーを選ぶことが大切です。
インテリアに必要な色は3色から4色程度とされています。
部屋の土台となる色、メインのテーマ、雰囲気を決める色、そして全体を引き締める役割を担うアクセントとなる色。
この中でもお部屋の印象を大きく左右するのが最後のアクセントカラーです。
全体の5%から10%のみの割合ですが、この部分の色を工夫することでお部屋の印象が大きく変わります。
どんな風に色を選べばいいのかについて考えてみましょう。
ベーシックな色の中でアクセントカラーを際立たせる
土台である色、家具などの色をホワイトやベージュ、グレーなどのシンプルな色味におさえ、ごく小さなポイントにのみ赤や青など目指すインテリアの印象に近づける色を選びます。
シンプルで生活感のないお部屋を目指すとどうしても味気の無い、殺風景な印象のお部屋になってしまいます。
ですがクッションやオブジェなどにほんの少し派手なアクセントカラーを忍ばせるだけで、シンプルで生活感のない印象はそのままに、まとまりは残しつつ素敵な空間を目指せます。
アソートカラーと似た雰囲気の色で揃える
家具やファブリックに好きな色を取り入れたら、ポイントとなる色も同系色でまとめてみましょう。
メインの色をピンクにしたならワンポイントにレッドを。
アイボリーなど柔らかい色にしたならベージュなど、メインとなる色と同系色でありなおかつそれよりも濃い色をアクセントカラーで選ぶとお部屋が引き締まった印象になります。
さりげなくインテリアにこだわりたいという方におすすめです。
アソートカラーと反対色を選ぶ
インテリアには十分こだわっていて、さらにもう一歩おしゃれな印象にしたいという方はメインとなる家具やファブリックとは反対色のアクセントカラーを取り入れてみてください。
主役の色がブルーならアクセントになる色はレッド、グリーンがメインならパープルなど、反対色にすることでぐっと魅力的な印象になります。
反対色のものが多すぎるとごちゃついて見えてしまうので、あくまでもお部屋全体の5%程度を目安にしましょう。
2色のアクセントカラーを織り交ぜる
アクセントとなる色は1色である必要はありません。
よりお部屋をおしゃれにしたいのであればアクセントカラーを2色選んでみましょう。
お部屋全体をシンプルな同系色でまとめて、ポイントで目立つ色がより映えるように意識してみてください。
クッションを2色にする程度でも十分に印象を替えられます。
他にも、小さなラグで色を取り入れる、置時計などの小物でインパクトを与えるなどができます。
1色は同系色の濃い色に、1色を好みの派手な色にするというテクニックもおすすめです。
アクセントカラーを同一のトーンで揃える
上記のように何色も用意したい場合は、トーンを同一にすることを心がけましょう。
淡いパステル調の色合いとクラシックな渋い色合いは馴染みが悪く、ちぐはぐで生活感のある印象になってしまいます。
パステルならパステルだけ、シックな色ならシックな色だけと、トーンを同じにすることでまとまりのあるインテリアを目指すことができます。
藍色やカーキなどのアース系の色味、ホットピンクなど鮮やかなビビット系の色味など、好みの色合いを考えながらアクセントカラーとなるアイテムを選びましょう。
まとめ
アクセントカラーの選び方について紹介しました。
おしゃれで統一感のあるモデルルームのようなインテリアを見ていると、ポイントとなる色が上手に使われていることがわかります。
クッション、オブジェ、アートなど、さまざまな方法で取り入れられますので、今のお部屋に物足りなさを感じている、ちぐはぐな印象をどうにかしたいという方は今回ご紹介した考え方でアクセントカラーをぜひ取り入れてみてください。