この記事では、花を贈り慣れていない方に向けて、フラワーギフトのメリットをお伝えしていきます。
毎年必ずやってくる家族や友人の誕生日や記念日。贈りやすい品物はあげつくして、もうあげるものがない、という方はいませんか?
そんなときこそフラワーギフトです。花のプレゼントは、昔からプレゼントとして定番ですが、それには納得の理由がありますし、今の時代にもぴったりな要素も多いのです。
フラワーギフトの歴史
フラワーギフトの起源は古く、古代ギリシャでは花々を紐で繋いだもの(ガーランド)を神々の像にかけていたのでそうです。
紀元79年に火山が噴火して埋もれたポンペイ遺跡では、切り花専用の栽培地があり、バラ、スミレ、カーネーションなどの花でガーランドを作る商売が行われていました。
いつ頃から人から人へ花が贈られるようになったのかはっきりしませんが、1,300年ごろのヨーロッパでは、すでにフラワーギフトのためのアレンジメントの技術があったそうです。
日本では平安時代には編纂された百人一首に「君がため春の野に出でて若菜摘む我が衣手に雪は降りつつ」(光孝天皇)という歌があります。平安時代には、想いを伝えるために花を贈っていたことがしのばれます。
世界でも日本でも、まだ交流がない頃から、同じように花を贈る習慣があったのです。美しい花を摘んで、人に贈りたくなる気持ちは、世界共通のものといえるでしょう。
花を贈ったことがないという方も、だまされたと思って一度花を贈ってみてはいかがでしょうか?
フラワーギフトは、贈ってもらって嬉しいランキングでも上位!
20代~50代に聞いた貰って嬉しい商品ランキングでは「花束・植物」は5位にランクインしています。
ちなみに1位から4位は、「食べ物・飲み物」「スキン・ボディケア」「コスメ」「衣類」。
どれもお相手の好みや肌質、サイズなどを熟知していないと選びにくいモノばかり。
その点「花束・植物」は口に入れたり肌に触れる物ではないので、比較的選びやすいです。
贈る側の選びやすさを考えたフラワーギフトは、実質1位といってもいいぐらいの価値があるとも言えるのではないでしょうか?
フラワーギフトは、モノを増やしたくない方にも最適!
「消えもの」という言葉をご存知でしょうか?
ドラマなどの撮影の小道具で、食べ物のことを指します。食べたら消えてしまうので「消えもの」です。
転じて、一般的にも「贈り物には消えものがいい」と言ったりしますね。最近では、断捨離をしていたり終活を考えている方が増えているようです。
少ない物で暮らすことは一時的なブームに終わらず、多くの人が憧れていることかもしれません。そんな時代に、形あるモノを贈るのは気を遣ってしまいますが、「消えもの」なら安心です。
花や植物も咲き終われは、コンパクトに地球環境を損なうこともなく捨てることができます。広い意味では「消えもの」と言ってもいいジャンルかもしれません。
食べ物、飲み物、お酒、といった従来の「消えもの」の選択肢にフラワーギフトも加えると、よりレパートリーに富んだプレゼント選びができるのではないのでしょうか?
フラワーギフトは贈る方をイメージして選ぼう
フラワーギフトといっても、贈りたいお相手がぜんぜん花のイメージではない、ということもあるでしょう。特に男性には贈りにくいなと思ってしまうかもしれません。
でも、少し視点を変えてみると、著名なフラワーアーティストにも園芸家にも花の品種改良をしている人にも男性は多いのです。花を美しいと思う気持ちには、男性も女性も関係ありません。
最近では、可憐なかわいらしい花だけでなく、アーティスティックで個性的な花も多く流通しています。どうしても花のイメージが湧かない方には、グリーンを差し上げてもいいですね。
花のイメージではない方へ贈るときこそ、選ぶ側の腕の見せどころです。ぜひ楽しみながら選んでみてください。
ここでは、すこし変わったフォルムの花をいくつかご紹介します。
カラー|フラワーギフト
ピンポンマム|フラワーギフト
グロリオサ(キツネユリ)|フラワーギフト
自分が育てた花をフラワーギフトで贈ってみよう
趣味として花やグリーンを育てていれば、自分の育てた植物をフラワーギフトにするのも良いかもしれません。
普段は自宅だけで楽しんでいる植物が、プレゼントとして生きるのは嬉しいものです。
余程たくさんの種類を育てている方は別ですが、購入した花と育てた植物を合わせて花束にするのがおすすめです。
お花屋さんで、自分で育てた花を合わせたい、と言えば、緩めに包装するなど配慮してもらえるでしょう。
購入した花束を自宅に持ち帰り、花やグリーンを加えてラッピングをし直すだけなので、とても簡単です。
ラッピングに自信がある方は、花束を一から自分で組み立てていくのも素敵です。
最近は、グリーンがメインの花束も出てきています。
ハーブやチューリップをガーデニングをしている場合には、それらをフラワーギフトとして花束に加えてみても、香りもよくお洒落な花束になるのではないでしょうか?
フラワーギフトは、サイズや贈るタイミングに注意をしよう
花を贈ってみようかな?と思ったときには、注意しなくてはいけないこともあります。
まず、サイズや形態です。職場や食事の席でお渡しするときには、大きすぎるフラワーギフトは持ち帰りに不便です。花束は、予算によってサイズが大きくなります。大勢で贈る時などは大きくなりがちですが、相手が困ってしまうほどの大きさは避けましょう。
形態は、花束にしておけばまず大丈夫ですが、引っ越したばかりの方や職場に贈るときなど、花瓶がないような場合には、アレンジメントタイプの花や植物を選びましょう。そのまま飾れるので、相手の方に負担をかけずにすみます。
最後にタイミングです。フラワーギフトを配送する場合には、できれば相手が受け取れる時間帯を確認のうえ贈りましょう。少なくとも、長期で留守にしていないかどうかは確認しておきましょう。
おわりに
今回は、花を贈り慣れていない方に向けて、フラワーギフトについて解説しました。
好きな度合いは人それぞれでちがっていても、きっとほとんどの人には花や植物をいいなと思う気持ちがあるのではないでしょうか?
古くから気持ちを伝える贈り物として愛され、今の時代には地球環境のためにも最適なフラワーギフト。大切な人への贈り物に、ぜひ選んでみてください。