この記事では、観葉植物として室内で育てられるおすすめのハーブを紹介します。
ハーブは庭やバルコニーなどの屋外で育てるイメージがあるかもしれませんが、部屋の中でも育てることは可能です。
ハーブは見た目の美しさを楽しむだけでなく、ハーブティーや料理などにもおすすめです。
虫除け効果が期待できる品種や、土なしで育てられるものもあります。
ハーブに期待できる効果や好む環境にも触れていきます。
ハーブを取り入れ、豊かなナチュラルライフを目指したい方は、ぜひご参考にしてください。
おしゃれな観葉植物にはハーブがおすすめ
![観葉植物としてのハーブ](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0585/4252/2566/files/3710576_m.jpg?v=1631987195)
ハーブは部屋に飾り観賞用として楽しむ以外に、香り高いハーブは料理にも使用可能。
暮らしに彩りを添える植物です。
虫除けとして設置でき、室内でも育てられる観葉植物としてのハーブには、土がなくても育つ品種があります。
清潔さを保つために、部屋の中に土を入れたくない方にもおすすめです。
虫除けになる
ハーブの中には虫が嫌う香りを放つ品種があります。
メントールやシトロネラール、シトラールなどの虫が嫌う成分が含まれ、虫除けに効果的です。
殺虫剤を使用するとアレルギー反応が起こる方、インテリア性に欠ける虫除けのアイテムを部屋に置きたくない方におすすめします。
すでに迎えた観葉植物のとなりや、寄せ植えにハーブを取り入れるとよいでしょう。
![](https://deco-roo.com/wp-content/uploads/スパティフィラム.jpg)
室内で育てられる
ハーブは庭でガーデニングを楽しむ人が取り入れるイメージがあるかもしれませんが、室内で観賞用として育てられる観葉植物です。
エネルギーが強く枯れにくい品種が多いハーブは、手間をかけずに育てられます。
観葉植物をはじめて迎える方におすすめです。
土なしで育てられる
ハーブは品種によって水耕栽培が可能です。
水耕栽培とは水と液体肥料を使用し、土なしで植物を育てる方法。
溶液栽培やハイドロカルチャーとも呼ばれ、根に液体肥料を浸透させることで水分や養分、酸素を与えます。
「インテリアグリーンを取り入れたいけれど、土の菌が不安」「土で部屋を汚したくない」という方にはハーブがおすすめです。
観葉植物として育てられるハーブが好む環境
![観葉植物としてのハーブ](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0585/4252/2566/files/2524310_m.jpg?v=1631987238)
観葉植物として育てるハーブが好む共通の条件は、太陽の光や自然の風です。
水やりの頻度や室温、湿度は品種によって異なります。
植物にはそれぞれ特徴があり、好む環境が違うため、迎えた植物の好みを知ることが元気に育てるポイントです。
室内で観葉植物としてハーブを育てる際、必要な環境を見ていきましょう。
太陽の光
ハーブに限らず、多くの植物が好むのは太陽の光です。
耐陰性がある観葉植物も、まったく日差しが入らない場所では元気がなくなります。
ただ、直射日光に慣れていない観葉植物は、葉焼けする可能性が。
明るい日陰に設置し、少しずつ日差しに慣らすとよいでしょう。
もし、部屋の立地条件により日差しを取り入れられない場合は、植物育成用のライトの使用がおすすめです。
風通し
ハーブが好むのは自然の風です。エアコンの風は直接当たると葉を傷める原因になります。
窓から風を取り入れることが難しければ、ハーブから距離がある場所に扇風機やサーキュレーターを置き、ほんのり葉がそよぐ程度の風を送るとよいでしょう。
水やりの頻度
観葉植物の水やりは品種によってことなりますが、基本的には土の表面が乾いている状態が水やりのタイミングです。
植えられているポットを持ち上げたとき、軽いと感じたなら観葉植物が水を欲しがっているサイン。
枯らしたくない一心で毎日水やりをおこなうことはNGです。
過剰な水やりは根腐れの原因に。せっかく育てたハーブが枯れる可能性があります。
温度・湿度
力強く生長する丈夫なハーブですが、高温多湿を苦手とする品種が多い植物。
ハーブを室内で育てるなら、10~20度が適温です。
また、人がジメジメすると感じるほどの多湿はカビの原因に。
ハーブは部屋の温度や湿度に注意して育てましょう。
観葉植物として室内に置きたいおすすめのハーブ7選
![土を使わないハーブ](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0585/4252/2566/files/1784170_m.jpg?v=1631987219)
観葉植物として手軽に取り入れられるハーブを紹介します。
部屋を土で汚したくない方には土なしで育てられるハーブがおすすめです。
また、ハーブには見た目以外にも、食用として使えるメリットがあります。
土なしで育てられるハーブ、料理に使いやすいハーブをそれぞれ見てみましょう。
土なしで育てられるハーブ
水耕栽培が可能なハーブを紹介します。
土なしでハーブを育てる方法は水差しです。
先端の葉を残し、7~10cmに茎をカット。
水に浸かる茎の葉を取り除きます。
水は毎日交換し、ハーブの健康状態に応じて液体肥料を与えるとよいでしょう。
また、太陽の光が当たる場所に設置すると元気に生長します。
ハーブの水耕栽培は、キレイ好きな方や小さな子どもやペットがいる家庭におすすめです。
さっそくハーブの種類を見ていきましょう!
1. ミント
ミントと聞くと、鼻に抜ける清涼感をイメージする方が多いのではないでしょうか。
その種類は大きく分けると以下の3つ。味や香りがそれぞれ異なります。
- ペパーミント
- クールミント
- スペアミント
ペパーミントはさわやかな香りと刺激がある味わいが特徴。
クールミントは穏やかな清涼感、ほのかに甘い香りと味を楽しめます。
また、スペアミントは味と香りの清涼感、甘みが強いハーブです。
どの品種も繁殖力が強いため、グリーンでいっぱいの部屋にしたい方におすすめします。
2. ローズマリー
口にすると、アンチエイジングに効果が期待できるローズマリー。
育ち方は以下の3種類があり、株丈が異なります。
- 匍匐(ほふく)性:20~30cm
- 半匍匐性:30~150cm
- 直立性:200cm以上
匍匐性とは匍匐前進と同じ意味があり、地面を這うように育つ植物のことです。
長く伸びるタイプは、高い場所に置いたりリースにしたりして楽しめます。
3. レモングラス
レモンに似たフレッシュな香りが魅力的なレモングラス。
株丈は1~1.5cmです。
暑さに強く寒さに弱い特徴があり、葉の色が変わったら室温を一定に保つとよいでしょう。
ハーブティーや乾燥させるとポプリとして香りを楽しめます。
部屋の虫除けにもおすすめのハーブです。
4. オレガノ
スパイシーな香りや味が特徴的なオレガノは、リラックス効果が期待できるハーブです。
加えて、胃腸の調子を整え、風邪予防にも効き目があるとされています。
サラダに加えたり、塩と混ぜて調味料にしたりして味わえますよ。
料理に使いやすいハーブ
ハーブを育てるなら、見て楽しむだけだなんてもったいない!
パスタや肉、魚料理など、毎日の食事に香り高いハーブを使ってみませんか。
乾燥させたハーブでもハーブティーが作れますが、生のハーブを使うとより味わいを楽しめます。
さっそく、料理に使いやすいハーブを紹介します。
5. バジル
鼻に抜ける特有の香りが印象的なバジル。
チーズと相性がよく、ピザやパスタに使われます。
また、魚料理のくさみ消しや香りづけにぴったりのハーブです。
バジルは湿度に敏感なため、極端な過湿や乾燥に注意して育てるとよいでしょう。
6. セージ
ヨモギに似た香りが特徴のセージは、料理のスパイスに活躍するハーブです。
抗菌作用があるため、のどの痛みや口内炎に効果が期待できます。
風邪を予防したいなら、セージティーでうがいをしてもよいでしょう。
7. タイム
気品高い香りとほろ苦さがあるタイムは、ジューシーなハーブチキンソテーにおすすめです。
料理に添えると見た目がおしゃれになり、食欲がそそられます。
またタイムティーは、スッキリとしたのどごしです。
タイムに含まれるサポニンという成分が、喉に絡んだタンを除去します。
マウスウォッシュにも使用可能です。
初心者ならハーブ栽培キットがおすすめ
![群青するハーブ](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0585/4252/2566/files/3916087_m.jpg?v=1631987285)
観葉植物を育てた経験がない方には水耕、土耕栽培を問わず、ハーブの栽培キットがおすすめです。
ハーブの育成に必要なものがセットになっているため手間いらず。
簡単にインテリアグリーンを育てられます。
観葉植物の導入が不安な方は、栽培キットからチャレンジしてみましょう。
ハーブを観葉植物として取り入れ食卓と部屋を彩ろう!
ハーブは見た目や香り、味を楽しめる植物です。
ただ飾るだけでなく料理にも使えるハーブは、自分で育てた植物を収穫する楽しみも味わえます。
あなたが部屋の雰囲気に味気なさを感じているなら、ハーブを取り入れてみませんか。
生命力が強い品種を選べば、観葉植物の初心者でも簡単に育てられますよ。
ハーブを観葉植物として迎え入れ、部屋の中でハーブガーデンを楽しみましょう!
![](https://deco-roo.com/wp-content/uploads/language-of-flowers02.jpg)