観葉植物をインテリアに加えるなら、つる性の品種にチャレンジしませんか?
つる性の観葉植物はボリュームたっぷり。
天井から吊り下げたり壁に飾ったりするだけで、部屋の雰囲気が見違えるほど変わりますよ。
どのようなタイプのインテリアにも調和することが、つる性の観葉植物がもつ魅力です。
本記事では、つる性の観葉植物について触れていきます。
特徴や飾り方のポイント、おすすめの品種を紹介します。
この記事を参考に、部屋にぴったりの観葉植物をぜひ選んでくださいね。
つる性の観葉植物|特徴とは
養分となる太陽の光を求め、葉を伸ばすつる性の観葉植物。
巻きつけると育ちやすい特徴があり、そのタイプは大きく分けて4つあります。
- ほかの植物に絡みつく
- 巻きひげがある
- ものに寄りかかるように育つ
- 気根が巻きつく
風水を取り入れる場合は、つるがどちらの方向に伸びているかをチェックしましょう。
もし下向きに伸びているなら、運気が停滞する可能性があります。
つるの成長を補うトレリス(支え棒)や添え木などを使用し、上向きに誘導させるとよいでしょう。
つる性の観葉植物|おしゃれな飾り方のポイント
ひとつの飾り方を実践するのではなく、さまざまな方法を試してはいかがでしょうか。
つる性の観葉植物はそのまま飾ってもさまになりますが、つるを活かした飾り方によりインテリア性が向上。
部屋に飾るとおしゃれな雰囲気を演出します。
部屋の広さによっては難しいかもしれませんが、複数の飾り方を同時に取り入れるのもおすすめです。
さっそく、つる性の観葉植物にぴったりなおしゃれな飾り方を見ていきましょう。
天井から吊り下げる
ハンギングを使用し天井から吊り下げる飾り方は、つるが長い観葉植物におすすめです。
観葉植物が重みに耐えられるよう、しっかりと固定すれば落ちる心配はありません。
複数の観葉植物を吊り下げる場合は、グリーン同士の葉がくっつかないように距離を保つのがポイント。
ただ、あまりにもサイズが大きな観葉植物は天井が傷む可能性が高いため、できる限り小さめのものを選ぶと安心です。
壁に掛ける
葉がボリューミーなつる性の観葉植物は、壁に飾る方法がおすすめです。
壁掛け用のウォールプランターや、まるで絵画のように飾れる壁掛けフレームを用いることで、のっぺりとした壁を立体的に演出します。
ウォールプランターやフレームのデザインはさまざま。
シンプルテイストな部屋に彩りを添えたい方にぴったりの飾り方です。
段差をつける
複数の観葉植物を飾るなら、ウォールシェルフの活用がおすすめです。
それぞれ段差をつけて飾ると、おしゃれなインテリアとして楽しめます。
ウォールシェルフに置く観葉植物は、つる性ではないものを含めてもよいでしょう。
高さや葉のボリューム、色などを調整して段ごとに設置すると、アーティスティックな雰囲気に気分が上がるのではないでしょうか。
カゴに入れる
つる性の観葉植物は、カゴに入れて飾るだけでおしゃれになります。
ワイヤーやアイアン素材、布素材を編み込んだカゴなど、部屋の雰囲気やレイアウトを考慮してセレクト。温もりがある木の素材を使用してもよいでしょう。
おしゃれなカゴは、ネットだけでなく100円ショップやホームセンターにも手頃な価格で販売されています。
その日の気分でカゴを変えると、簡単に部屋の雰囲気を切り替えられますね。
ポットの素材を揃える
つる性の観葉植物が植えられているポットにもこだわってみませんか。
大きめの観葉植物を選んだ場合は、単体でも見た目にインパクトがあります。
しかし複数の観葉植物を飾る際は、インテリア性を重視し、見た目を揃えることが大切です。
ポットの色や材質を揃えるだけで統一感が生まれ、違和感なく部屋にマッチするでしょう。
おしゃれなつる性の観葉植物8選
インテリアに取り入れるなら、つる性の観葉植物がおすすめです。
シンプルは部屋には葉が小さいもの、インパクトが欲しい場合は、つるに葉がたくさん茂る品種がよいでしょう。
さっそく、おしゃれなつる性の観葉植物を紹介します。
星形の葉が印象的な「アイビー」|つる性の観葉植物
つる性の観葉植物といえば、アイビーを思い浮かべる人がいるのではないでしょうか。
耐陰性や耐寒性があるアイビーは、観葉植物の初心者でも比較的簡単に育てられる品種です。
種類によって模様が異なるため、葉の見た目が同じものを飾り、統一感を出すと簡単におしゃれな部屋になるでしょう。
鮮やかな色合いを楽しめる「シュガーパイン」|つる性の観葉植物
さわやかな濃いグリーンの色合いを楽しむなら、シュガーパインをおすすめします。
てのひらのように小さな5枚の葉を広げる観葉植物です。
耐陰性があるものの日当たりを好むため、レースカーテン越しに陽があたる明るい日陰に設置しましょう。
長く伸びたつるを活かすなら、棚の上に飾ったり天井から吊り下げたりする方法がおすすめです。
つるが短いうちは、テーブルやテレビ台など、目線の高さに合わせて飾るとよいでしょう。
初心者でも育てやすい「ポトス」|つる性の観葉植物
観葉植物をはじめて迎える方は、ポトスから育ててみてはいかがでしょうか。
ポトスはグリーンで溢れた部屋で過ごしたい方にもおすすめです。
葉挿しや水差しにより、比較的簡単に増やせます。
大きく育てたい場合は、明るい日陰に設置するとともに、つるの生長を手助けする添え木を使用するとよいでしょう。
小さな葉がたくさん茂る「フィカス・プミラ」|つる性の観葉植物
小さな葉がこんもりと茂るフィカス・プミラ。くしゃりとした葉がもつ人工的な雰囲気も魅力のひとつです。
グリーンの世話に慣れた、世話好きな方におすすめします。
耐陰性があり比較的育てやすい観葉植物ですが、太陽の光を好むため明るい場所に設置しましょう。
また、水切れが枯れる原因になりやすいため、こまめな霧吹きが必要です。
葉の形が可愛い「ハートカズラ」|つる性の観葉植物
名前のとおりハート形の葉が魅力のハートカズラ。
葉の裏側は赤みを帯び、インテリアのワンポイントに適した観葉植物です。
日当たりを好むため、明るい場所に設置するとよいでしょう。
日照量が少なくても育ちますが、葉が枯れやすくなります。
徒長(とちょう)の原因にもなるため、元気な状態を維持したいなら、できる限り太陽の光をあてましょう。
香りを楽しめる「グレコマ」|つる性の観葉植物
シソ科ならではのさわやかな香りを楽しめるグレコマ。
「連銭草(れんせんそう」とも呼ばれ、生薬として使用されています。
また、薄紫色や青紫色の花を咲かせる観葉植物です。
グリーン以外にも、花や香りを楽しみたい方におすすめします。
インテリアに取り入れるなら、天井から吊るす方法がおすすめです。
繁殖力が強いため、庭があるならグランドカバーにもよいでしょう。
ぷっくりツヤツヤの「グリーンネックレス」|つる性の観葉植物
立体的な丸い葉が特徴のグリーンネックレスは、育てやすい多肉植物です。
ミドリノスズとも呼ばれ、鈴のように連なる葉がグリーンネックレスの魅力。
乾燥気味にすることが育て方のポイント。
プリプリの葉に水分を蓄えているため、水やりの頻度は少なめで問題ありません。
葉にハリがなくなり、シワが目立つようになったら、水をたっぷり与えましょう。
スタイリッシュな枝をもつ「ワイヤープランツ」|つる性の観葉植物
こまかく丸い葉を茂らせるワイヤープランツ。
厳密にいうとつる性とはいえませんが、赤みを帯び針金のように茎を伸ばす姿が美しく、インテリア性が高いグリーンです。
水を好む観葉植物のため、霧吹きで葉水を与えるとよいでしょう。
おわりに
つる性の観葉植物はインテリア性が高く、部屋に飾るとおしゃれな雰囲気を満喫できます。
観葉植物の世話に慣れていないうちは、見た目よりも比較的育てやすいものを選ぶとよいでしょう。
部屋のレイアウトに合わせて見せ方を工夫すれば、オリジナリティがある住まいになりますよ。
居心地のよい部屋で過ごす日常は、日頃から溜まったストレスや疲れを癒す効果が期待できます。
さっそくつる性の観葉植物を取り入れ、癒しの空間で過ごしましょう!