絵を飾る場所と言われて、最初に思い浮かぶ場所が「玄関」の人も多いのではないでしょうか。
日本では昔から玄関に絵を飾る文化があります。
自宅のどこに絵を飾るのかはとても重要です。
飾る場所によっても絵のモチーフや色使い、大きさなどに配慮しなくてはいけません。
それは日本を代表する文化であるアニメにも数多く登場しています。
日本のアニメ文化に見る、玄関に絵を飾る意味について解説していきたいと思います。
玄関に絵を飾るのはおもてなしの心
玄関に絵を飾るのは、特別珍しいことではありません。
玄関は外の世界と家をつなぐ架け橋のような存在ですし、境目でもあります。
玄関に行くと「よし、今日も仕事を頑張るか」と思うきっかけになりますし、家に帰ってきた時に玄関に来るとほっとした気持ちにもなります。
日本では昔から靴を脱ぐ文化があることからも、玄関はどこのご家庭にとっても特別なものです。
無意識のうちに家の帰ってきた安心感を覚える、気持ちを切り替える役割のある場所です。
そんな玄関に絵を飾る意味にはどんなものがあると思いますか。
おしゃれとして飾る場合もありますし、来客を自宅に招いたときのおもてなしの心といっても過言ではありません。
自宅にいらした来客に「ようこそ、いらっしゃいました」という気持ちが絵を通して伝えます。
来客にとっても絵が飾ってある玄関におしゃれだな、素敵だなという印象を持ちます。
他にも風水的な意味で玄関に絵を飾るときもあります。
あくまでも自然なことになり、小さな絵でも大きな絵でも飾ってあることに意味があるのです。
日本のアニメで見る玄関に絵を飾る意味とは
日本を代表する昔ながらのアニメと言われて何を思い浮かべますか。
その一つに世代を超えて愛される「サザエさん」があると思います。
会社帰りにお酒を飲みほろ酔い気分で家に帰ってきた、波平さんやマスオさんを迎える玄関には絵が飾られています。
子供も大好き「ドラえもん」の世界でも玄関に絵が飾られています。
TVアニメの世界では、なにかと玄関が登場しますが、その多くに絵が飾られているのです。
当たり前の光景過ぎて、今まで気づかなかったなんて人もいるかもしれません。
絵を飾るというとハードルが高く感じる人もいるかもしれません。
日本にとっては昔から行われてきた文化でもあり、あくまでもベーシックなものです。
特別な家庭でなくとも、一般庶民の間で玄関に絵を飾る文化が当たり前のように行われていたのがわかります。
風水を意識したときにNGな玄関の絵の飾り方
玄関に絵を飾りたいと思っても、何を意識して飾ればいいのか迷う人もいると思います。
風水に効果的な絵の飾り方のポイントを紹介したいと思います。
絵のサイズ感を意識する
玄関といっても家によっても大きさが変わります。広々としていて白い壁が大きなスペースで取れる家もあれば、少しのスペースしか確保できない玄関もあると思います。
玄関は気が集まる場所だからこそ、風水を意識したサイズ感の絵を選ぶことも大切です。
目安としてA4サイズ程度の絵を一枚飾る、もしくはもう少し小さめの絵を並べて飾る方法です。
玄関ではいかに運気の巡りを良くするのかもポイントになります。
また、玄関とのバランスを考えつつ絵を選ぶようにしてください。
左右のいずれかに絵を飾る
玄関のどこに絵を飾るのかによっても変わります。
玄関の扉を開けた真正面は玄関のなかでも最も気が集まる場所になります。
一番目立つ場所になるので、真正面に絵を飾りたいと思う人もいると思いますが、気の巡りを悪くしてしまうので、できるだけ左右の壁に沿って飾るようにしてください。
壁にこだわらず、小さな写真立てのような飾り方でもOK。
玄関でも飾る位置を意識してみてください。
絵の周辺にものを置き過ぎない
玄関は人を迎える場所でもあります。
だからこそ玄関がごちゃごちゃした状態だと運気が下がる原因になります。
どんなに素敵な絵を飾ったとしても、目立ちにくくなってしまいますし、汚れている、散らかっているだけでも運気を下げてしまいます。
絵の周辺に余計なものを置かないのも、絵を飾るときのポイントです。
玄関に飾る絵のモチーフでおすすめのもの
玄関に絵を飾るときに、どんなモチーフのものにしたら良いのか迷いますよね。
玄関に飾る絵のモチーフのなかでも、特におすすめのものを紹介したいと思います。
山の絵
風水で龍脈があると言われる山の絵は、玄関に最適です。
金運や仕事運、勉強運のUPにも繋がります。絵を通して自然界ならではのパワーを実感できます。
日本を代表する富士山なども人気がありますし、海外の山々でもたくさんのエネルギーを感じます。
山の絵を見たときに元気をもらえるものにする、ほっとした優しい気持ちになれるものもおすすめです。
花の絵
玄関に花の絵があると、それだけで華やかな印象になりますね。
花の絵は見るだけで気持ちを明るく前向きにしてくれます。
「よし、頑張ろう」と思うきっかけにもなりますし、社交性を後押ししてくれます。
周囲からの注目を集める存在にもなれます。
花の色によっても印象が変わり、恋愛運をあげるならピンクや赤、黄色やオレンジは金運をあげます。
なりたいイメージに合わせた絵を選ぶのが、玄関に飾るときのポイントです。
龍の絵
太古の昔から伝えられてきた龍を描いた絵も玄関に向いたモチーフです。
一見怖いイラストなどもあり、苦手だと感じる人もいるかもしれません。
龍はもともと縁起が良いと言われる存在になり、幸運を運んでくれる存在です。
見た目のかっこよさもありますし、金運や仕事運、対人運などのさまざまな運気の上昇が期待できます。
龍といっても絵のテイストによって印象が変わるはずです。
城の絵
玄関に飾る絵で運気が上がりやすいと言われているのがお城の絵です。
飾るだけで格の高さを印象付けられるものを選ぶのがポイントです。
特に玄関が西や北西にある家にとっては、金の気を、もたらす重要な場所です。
海外の実在するお城でもいいですし、現実には存在しないお城でも問題ありません。
優雅なイメージを感じさせる城の絵を選ぶようにします。
玄関に飾らないほうがいいモチーフとは
玄関に絵を飾るときに、選ばないモチーフがあります。
つい選んでしまいがちなのが「人間」「人物」のモチーフです。
子供の絵や家族の絵を飾る人もいるのですが、人間関係の絵は人を追い返すといった意味があります。
玄関で家のイメージを決めてしまうので、人間関係の絵は避けるようにします。
また玄関に飾る絵は暖色系を選ぶようにして寒色系は避けるようにします。
機械的な絵や寒色系の絵は、運気が入りにくくなると言われています。
また、動物の絵も飾るのを避けたほうがいいと思います。
縁起が良いと言われる犬や虎も、なかには悪い気を集めてしまうこともあります。
まとめ
日本の文化の一つとして玄関に絵を飾るのは昔から伝えられてきたものです。
家のなかに入って絵を見るとほっとした気持ちになると思います。
玄関に飾る絵のモチーフによってもイメージが変わりますし、運気が左右します。
また絵のテイストや色によっても変わります。
玄関の絵はおもてなしの意味でもあるため、どんな印象にしたいのか、また来客にどんな印象にしたいのかによって選んでみてもいいと思います。
玄関は毎日通る場所だからこそ、家族にとっても見て明るい気持ちになれるような絵を選ぶようにしましょう。