DIYには欠かせない金具。
一言で金具といっても、さまざまな種類があります。
DIY初心者さんは、どれを選んだらよいかわからず悩んでしまうことはありませんか?
そこで今回は、DIYでよく使われる金具を解説します。
あなたの作りたいものや好みに合わせた金具を使って、DIYを楽しみましょう。
- DIYでよく使われる金具の種類
- DIYでよく使われる金具の使い方
DIYでよく使われる金具
DIY初心者さんにも使いやすい金具は次の4つです。
- ネジ・くぎ
- 棚受け
- 木材を連結するジョイント金具
- ソーホースブラケット
ネジ・くぎ
DIYの基本材料、ネジとくぎを紹介します。
作るものに合わせて、ネジとくぎを選びましょう。
ネジにはさまざまな規格や形状、素材や長さなどがあります。
サビにくいステンレスは、屋外で使うものを作るときに向いています。
鉄はサビやすいのですが安価で強度がありますので、室内で使うものを作るのに向いています。
小ネジやビス、木ネジ、コーススレッドなどがDIY初心者さんにはおすすめです。
長さを決めるポイントは、下地の木にネジが届いているか。
目安として、取り付ける木材の+20mmがあると安心です。
棚受け
棚受けは壁や木材に棚板をつける場合に使用します。
壁と棚板にネジで止めるだけで、簡単に棚が作れる便利な商品です。
シンプルなL字のものから、アンティーク調のデザインまでありますので、お好みのものを選んでみてください。
ホームセンターや100均などで購入可能です。
棚受けのサイズは、棚板の2/3程度まで支えられると安心です。
木材を連結するジョイント金具
ジョイント金具を使えば、ネジやくぎで木材同士を止めなくても、連結が可能です。
注意したいのは、連結させる木材とジョイント金具に合わせたネジの種類を選ぶこと。
ネジの種類がわからない場合は、皿ネジを選ぶのがおすすめ。
理由は木材からネジの頭が出ないためです。
次でジョイント金具の中でもDIYでよく使われるI字金具、T字金具、L字金具を紹介します。
I字金具
I字金具は木材を平行に連結させる場合に使います。
斜めに使うことで、隅の部分の補強も可能です。
箱をつなげることもできる、汎用性の高い金具です。
T字金具
T字金具は、2本の木材を垂直に連結させたい場合に使います。
棚の側面と棚板をつなげるときにあると便利な金具です。
L字金具
L字金具は木材を直角に連結させたい場合に使います。
木材の連結だけでなく、角を補強したい場合にも使える金具です。
ソーホースブラケット
ソーホースブラケットとは、木材をカットする作業台を作るために使う金具のことです。
2×4材をソーホースブラケットに差し込み、ネジで止めるだけで脚は完成します。
材料は少なくてすみ、コストもかからないので、DIYを楽しむ人にはおなじみの金具です。
無骨なデザインで男女問わず人気があり、パソコンテーブルや自転車スタンド、棚や椅子などを作る人もいます。
脚が折り畳めるので、持ち運びにも便利なものが作れます。
DIYで使う金具といえばシンプソン
木材をつなぐ金具で有名なのは、シンプソン金具です。
シンプソン金具とは、アメリカのシンプソン社が販売している金具のこと。
日本では八幡ねじが正規取扱代理店となっています。
金具は200種類以上あり、DIYに必要なジョイント金具が必ず見つかります。
金具を使わずに木材を連結させるのは、DIY初心者には難しいもの。
シンプソン金具があれば、木材の連結も手軽にできますよ。
ぬれても腐食しにくいので、屋外で使うもののDIYにも適しています。
強度があり安価で購入できるので、DIY初心者から建築現場に携わる人まで使える便利な金具です。
DIY金具に関するQ&A
よくあるDIY金具に関するQ&Aを紹介します。
ネジをきれいにしめるコツは?
「ネジを打つと毎回ズレる……」とお悩みの人も多いようです。
そこでネジを打つ際に失敗しない方法を紹介します。
コツはネジ山を固定して、垂直にドライバーを立てること。
右利きの場合で解説します。
右手にドライバーを持ち、左手でドライバーの先とネジ山を支えるようにして固定させます。
斜めになるとネジがまっすぐ入っていかないので、垂直になるようにドライバーを少しずつ回していきます。
垂直になっているかわからない場合は、第三者に見てもらうとよいでしょう。
ドライバーを回すときは、押しながら回してください。ネジがズレにくくなります。
金具の耐荷重の計算方法は?
棚受けなどの金具を使う場合、気をつけなければならないのが耐荷重です。
耐荷重とは「どれだけの重さまで耐えられるか」を示した値のこと。
金具やサイズ、使用する個数によって耐荷重は異なってきます。
のせるものや棚板の重さなどを考慮して計算するとよいでしょう。
棚受けは小さいほど耐荷重は軽くなり、大きいほど耐荷重が重くなります。
棚受けのパッケージに耐荷重が書かれていますので、購入時にチェックしてください。
まとめ
DIYにあると便利な金具を紹介しました。
DIYというと木材が注目されがちですが、DIYを支えるために金具は欠かせないものです。
強度や作業の効率をあげ、時にはデザインも美しくしてくれる金具類。
ぜひ金具にこだわって、あなただけのDIYを楽しんでみてください。