観葉植物をはじめて育てるなら、強くて丈夫な品種がおすすめです。
せっかく美しいグリーンを迎えるなら、枯らしたくないですよね。
今回は暑さや寒さ、湿気などの環境に強い、丈夫な観葉植物を紹介いたします。
また日陰でも育つ観葉植物や、直射日光に強い品種にも触れていきます。
本記事を参考に観葉植物を選んで、おしゃれなインテリアグリーンを楽しんでくださいね。
強くて丈夫な観葉植物は育てやすい!
はじめて観葉植物を育てるなら、育てやすさを重視して選びましょう。
強くて丈夫な品種を選ぶと、世話の頻度が少なくても育てられます。
しかし観葉植物にはそれぞれ好みがあるため、どのような環境にも耐えられる観葉植物は存在しません。
たとえばバルコニーや庭などの屋外で育てる場合は、直射日光に強い観葉植物。
あなたの居住地域やライフスタイルに合わせて、暑さや寒さに強い品種がおすすめです。
また日当たりがよくない場所に設置したいなら、日陰でも育つ観葉植物を選ぶと育てやすいでしょう。
観葉植物を選ぶ際は、どのような環境に強いのかを基準にすることが大切です。
強くて丈夫な観葉植物16選|耐えられる環境を知ろう
暑さや寒さ、日陰、湿気など、それぞれの環境に強くて丈夫な観葉植物を紹介します。
観葉植物は品種によって耐えられる環境が異なります。
あなたにぴったりな丈夫な品種を見つけてくださいね。
暑さに強い観葉植物
リビングなど室内の温度が上がりやすい空間には、暑さに強い観葉植物がおすすめです。
テーブルヤシやポトス、セロームを紹介します。
テーブルヤシ
外観はまるで小さなヤシの木。
リビングやキッチンをインテリアグリーンで彩るならテーブルヤシをおすすめします。
ゆっくりと生長するため、インテリア性を重視したい方にもぴったりの丈夫な観葉植物です。
ポトス
耐陰性も兼ね備えている、強くて丈夫なポトス。
水はけがよい土を選べば、室内の温度が高めでも育てられます。
おしゃれなつる性植物を部屋に飾りたいという方におすすめです。
セローム
セロームも丈夫な観葉植物です。
大きな葉が印象的なセロームは、ヒトデカズラとも呼ばれます。
生長するとともに、茎がどっしりとした木のようになる特徴があります。
大きく育つと葉に切れ込みが入り、鳥が翼を広げたようなエキゾチックな雰囲気を漂わせます。
寒さに強い観葉植物
寒さに強い観葉植物には、シェフレラやシュガーパイン、オリーブなどがあります。
地域によっては外で冬を越せるほどの丈夫さがあります。
シェフレラ(カポック)
まるで花が咲くかのように葉を広げるシェフレラ。
寒さだけでなく、日陰や乾燥にも強くて丈夫な観葉植物です。
日陰でも育つため、観葉植物をはじめて育てる方にもおすすめします。
シュガーパイン
小さな5枚の繊細な葉がかわいらしいシュガーバインは、インテリアグリーンとして人気のつる性植物です。
風通しのよい明るい日陰に設置すると元気に育ちます。
ナチュラルな雰囲気を楽しみたい方におすすめです。
オリーブ
オリーブと聞くと、実のオイル漬けをイメージする方がいるかもしれませんね。
じつは実だけではなく、繊細な枝と葉もオリーブの魅力。
おしゃれなインテリアとして活躍する、強くて丈夫な植物です。
外に出すと虫がつきやすくなるため、風や日に当てるときは注意しましょう。
日陰に強い観葉植物
日陰に強い観葉植物には、シュロチクやアグラオネマなどが挙げられます。
玄関やトイレなどの、日が当たらない空間におすすめ。
日陰といっても真っ暗な場所ではなく、適度に日が差す半日陰が理想です。
シュロチク
緑の宝石とも呼ばれる、ツヤツヤの細い葉が美しいシュロチク。
竹に似ていますが、ヤシの仲間です。
大きく育つと高さは2~4mにもなります。
シュロチクは和モダンなテイストの部屋にぴったり。
色濃い緑が部屋を彩り、明るい空間を演出してくれますよ。
アグラオネマ
赤や黄色を帯びた葉の美しさが魅力のアグラオネマ。
空気浄化作用も期待でき、多湿にも強くて丈夫な観葉植物です。
ただし、シュウ酸カルシウムが含まれているため、アレルギーがある場合は手に触れるとかぶれることがあります。
誤って口にすると中毒を引き起こす可能性もあるため、幼い子どもやペットがいる家庭は、手が届かない場所に設置するなど、工夫するとよいでしょう。
直射日光に強い観葉植物
窓際や外で観葉植物を楽しみたいなら、直射日光に強い観葉植物がおすすめです。
オーガスタやワイヤープランツ、ゴールドクレストを紹介します。
オーガスタ
バナナに似た大きな葉が特徴のオーガスタ。
耐陰性、耐乾性も兼ね備えているため枯れにくく、強くて丈夫な観葉植物です。
部屋の印象をリゾート風に変えたい方におすすめします。
ワイヤープランツ
ワイヤーのように長く伸びる茎に、小さな丸い葉を茂らせるワイヤープランツ。
ハンギングバスケットなどを利用し、窓際に吊り下げるとおしゃれなインテリアグリーンとして楽しめます。
乾燥が苦手な品種のため、他の植物よりも水やりの回数を増やして育てましょう。
ゴールドクレスト
ゴールドクレストは発色のよい針葉樹。
シンボルツリーとして楽しめる観葉植物です。
日に当てることで葉の色が鮮やかになります。庭に地植えする家もありますが、鉢植えを玄関やバルコニーなどに飾ることもおすすめ。
葉の色は、品種によって黄金色や深い緑色などがあります。
好みの品種を選び、シンボルツリーとして楽しんでみてはいかがでしょう。
乾燥に強い観葉植物
乾燥に強い観葉植物は、水やりの頻度が少なく育てやすいでしょう。
サンスベリアやモンステラ、ユッカをおすすめします。
サンスベリア
上に向かってシャープな葉を伸ばすサンスベリアは、スタイリッシュな部屋によく合うインテリアグリーン。
空気清浄効果も期待できる、直射日光にも強くて丈夫な観葉植物です。
サンスベリアは葉が多く高さがあるため、外で日光浴をさせる際は風で倒れないように注意しましょう。
モンステラ
葉の切れ込みがクールな印象のモンステラは、乾燥に強いだけでなく耐陰性もある観葉植物です。
園芸店やホームセンターだけでなく、100均で見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
モンステラは生長が早いため、根の様子を見て植え替えすることが元気に育てるポイントです。
ユッカ
幹から上向きに葉が育つユッカは、力強い印象が魅力。
青年の木とも呼ばれ、人気がある観葉植物です。
贈り物に選ばれる機会も多いでしょう。
日当たりを好むため、明るい場所に設置すると元気に育ちます。
多湿に強い観葉植物
湿気に強い観葉植物には、アジアンタムやアンスリウムなどがあります。
多湿になりがちな、トイレや洗面所の設置におすすめです。
ただし湿度が高い場所はカビが発生しやすくなるため、注意して育てましょう。
アジアンタム
小さく繊細な葉が、清潔感を漂わせるアジアンタム。耐陰性も兼備した丈夫な観葉植物です。
水まわりにインテリアグリーンを飾りたい方におすすめします。
アンスリウム
葉によく似た仏炎苞(ぶつえんほう)が色づくアンスリウム。
緑の葉と仏炎苞のコントラストが美しい観葉植物です。
仏炎苞の色は赤や白など品種によってさまざま。
部屋のアクセントになるインテリアグリーンです。
あなたに合ったライフスタイルの観葉植物を迎えよう!
観葉植物とひと言にいっても、見た目や好む環境はさまざまです。
インテリアグリーンを選ぶ際は、あなたのライフスタイルや部屋の環境を考慮するとよいでしょう。
強くて丈夫な観葉植物なら、はじめてインテリアグリーンに挑戦するハードルが下がります。
住んでいる地域に適した観葉植物を選ぶと、枯らす心配が軽減しますよ。
さっそく観葉植物をインテリアに迎え、部屋を彩りましょう!