この記事では、美術館を訪れた際のマナーをご案内していきます。
美術館にやってくる人は、落ち着いて鑑賞したい人が多いはずです。
そういった現状からも、美術館はやはりマナーは守って、お互い気持ちよく鑑賞したいものですね。
美術館へ訪れる理由とは?
私たちは、一人ひとりそれぞれの動機があって美術館に出向きます。
国籍、職業、年齢もちろん性別に至るまで、訪れる人数もそれこそまちまちで実に多くの人が作品を見に訪れますね。
時間をつくってわざわざ皆がやってくるからには、誰にとっても特別な場所に違いありません。
美術館にはルールが設けられていて堅苦しいと感じるかもしれません。
しかし、それは美術館のすべての作品を守るための当然のマナーです。
逆にそれさえ守れば、とても快適な場所と言えますね。
美術館を楽しむための基本ルール9個
美術館の基本マナーその①|作品に接触しない
美術館のマナーで最も守るべきルールがこれです。
作品は美術館にとっても、市民にとっても「共有財産」となります。
損害を与えるようなことがあると問題に発展しかねません。
美術館には監視員がいますが、「作品管理」をする仕事がメインになります。
高価であったり、貴重な作品や資料であればあるほど監視員は気を遣うのは当然のことですね。
美術館の基本マナーその②|身軽にするために大きな荷物は預ける
海外の美術館などは観光客も多いことから、特に厳密なマナーがあります。
中には荷物検査があるところも。
そこまでするのはなぜかと言うと「作品保護」のためです。
規制することでできるだけリスク廃除しようとしているからに他なりません。
他の人に迷惑もかけないためにもロッカーに預けるなどしましょう。
できるだけ身軽になって鑑賞したいですよね。
美術館の基本マナーその③|飲食はタブー
もちろん、「作品保護」が目的です。
飴やガムなども注意されてしまいますが、飲食に関しては美術館に入る前に済ますのがマナーです。
あるいは館内の休憩室で摂るようにしましょう。
また、美術館で鑑賞した後に、ゆっくり意見交換しながら食事をするのは、とても楽しいものです。
美術館の基本マナーその④|筆記は鉛筆で
美術館でメモを取る際は、原則鉛筆のみがマナーです。
受付で貸し出ししてくれますから、それを利用しましょう。
ボールペンや万年筆関係はインクの付着や、飛び跳ねたときの事を考慮されているからです。
美術館の基本マナーその⑤|作品の撮影不可
これは単に「著作権上の問題」からになります。
作品には必ず「個人」や「財団」が管理しているので著作権がありますから、撮影は禁止です。
しかしながら、美術館の「所蔵作品」であるものであったり、海外のルーブル美術館などにおいては、ほぼ全ての作品に関して「撮影可」となっていることもあり、驚かされてしまいます。
つまり、私たちは、名画である「モナリザ」とツーショット!も実は可能になるということですね。
日本においても、一部には「撮影可」のものもあるので、気に入った作品を撮影しても構わないか確認してみてもいいでしょう。
美術館の基本マナーその⑥|妨げになる騒音やお喋り
美術館で鑑賞している最中に大声でお喋りをするのはマナー違反です。
作品を見に来ている人からすれば、「お喋りは他でやって!」と思ってしまうことでしょう。
でも、「喋る」ことは禁止事項ではありません。
むしろ美術の感想を共有しつつ作品を堪能することはとても重要な行為です。
でも中には、他人の会話が耳に入ってうんざりするような場面も出てきたりするので、充分配慮した方がいいですよね。
美術館の基本マナーその⑦|携帯電話はマナーモードで
映画や観劇を見るときと同様に、美術館でも携帯電話については最低限のマナーがあります。
美術館ではケータイの電源はOFFにするか、マナーモードにすることは必須です。
これは、大人なら充分理解できる内容ですね。
美術館の基本マナーその⑧|お花を持ち込む
外部からの虫の侵入を防ぐ意味でも、花は持ち込みは基本NGです。
作品展にお花を贈る方もいらっしゃいますが、植物の持ち込みが可能かどうかは、あらかじめ確認しておいた方がいいでしょう。
美術館の基本マナーその⑨|強い香水
その場所や時間帯では、人口密度が高くなる可能性もある中で、強い香りは気分が悪くなったりす場合も。
基本、香水は付けずに鑑賞するのが、迷惑にならずに済みます。
おわりに
今回は、美術館を訪れた際の基本マナー9個をご紹介しました。
美術館は、人それぞれの鑑賞方法があります。
出向くたびに新しい発見があり、印象も違うのが美術館。
アート鑑賞は、そのときの思いや誰と行くかでも、違う思い出を演出する効果が期待できます。
作品保護の観点からルールやマナーを守れば、リラックス空間を創ることができますので、ぜひ気軽に足を運んでみてください。