この記事では、ホスピタルアートを導入したいけどどこに依頼すればいいかわからない、という病院関係者様のために、ホスピタルアートの依頼先としておすすめのポイントを紹介します。
近年、日本でもホスピタルアートを取り入れる病院が増えています。
ホスピタルアートを飾ることで患者様だけでなくスタッフの気持ちを和らげることができ、作業効率アップ、メンタル面のケアなどが期待できます。
ホスピタルアートとは?
ホスピタルアートは病院にアートを展示することでそれを見た患者様やスタッフが癒される、刺激を受けられる、外の世界とのつながりを感じられるというものです。
メンタル面をケアすることで、より会話が生まれやすくなったり、症状を話しやすくなったり、些細な変化に気づけたりとさまざまなメリットがあります。
海外、とくにスウェーデンではホスピタルアートを取り入れている病院が多く、日本でも徐々に広まりつつあります。
少しでも患者様にくつろいでもらいたい、コミュニケーションの機会を増やしたい、他の病院と差別化を図りたいという場合、ホスピタルアートを取り入れるのがおすすめです。
ホスピタルアートはオーダーメイドがおすすめ
ホスピタルアートはアート作品を待合室は食堂、廊下などに飾るだけでも十分効果があります。
ですが、病院の雰囲気にマッチしないアートを飾ってもちぐはぐな印象になってしまいます。
額縁に入れたアートは、小さな子どもがぶつかったりすると危険ですよね。
そこでおすすめなのがオーダーメイドのホスピタルアートです。
壁に直接アートを描いてくれる、壊れない素材でオブジェを作ってくれる、そして何よりその病院に合ったアートを提案してくれるというメリットがあります。
ホスピタルアートを導入したいけどセンスに自信がない…という方も、オーダーメイドのアートを利用してみてください。
ホスピタルアート制作の依頼先の選び方
オーダーメイドのアートを制作してくれるデザイン事務所やアーティスト集団はたくさんあります。
その中でよりホスピタルアートの制作に適しているのはどんなところなのかを事前に確認しておきましょう。
おすすめの選び方を3つ紹介します。
ホスピタルアート制作の実績がある
その事務所の制作実績を見て、ホスピタルアートを制作したことがあるかを確認してください。
ホスピタルアートの制作実績がない事務所に依頼すると、若者向きのアート、派手なアートになってしまいすべての患者様が楽しめる作品に仕上がらない…という可能性もあります。
多くの患者様に楽しんでもらえる、癒しを与えるアートを制作してくれるなどの実績が必要です。
きちんとヒアリングをしてくれる
オーダーをしたあとも病院のコンセプト、理想の仕上がり、どんな患者様が多いのかなど丁寧なヒアリングをしてくれる事務所を選びましょう。
ヒアリングが丁寧であればあるほど理想のホスピタルアートに近づけます。
依頼を受けてから複数のアーティストにデザインさせ、その中からより理想に近いデザインを選ばせてくれる事務所もあります。
理想のアートをしてくれるアーティストがいる
オーダーメイドアートの依頼をする際、その事務所にどれくらいのアーティストが所属しているのかもチェックしてください。
多くのアーティストが所属していればそれだけ理想に近いアートを提案してくれる人を見つけやすいです。
また、最初からそのアーティスト目当てで依頼するという方法もあります。
他の病院のホスピタルアートなどをチェックして、より理想に近いアートを探し、それを制作したのはどこのアーティストなのかを調べてみるのもいいでしょう。