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なぜ?よく盗難される絵画、元にもどってくる絵

2022 12/14
美術・アート
2022年9月26日2022年12月14日
イザベラ・スチュワード・ガードナー美術館
イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館

この記事では、なぜかよく盗難される、何度でも戻ってくる絵画3点について解説します。

美術品や絵は、しばしば盗まれます。

その多くは転売目的や絵画への独占欲、交渉の手段です。

そのため、絵にキズをつけられたり、破かれたりすることは少なく、もどってくる絵画はほとんどが無傷です。

目次

何度でももどってくる絵「ヤコプ・デ・ヘイン三世」レンブラント

うっかり遅くなりすぎてしまった😅

おはようございます…朝方の大人の美術館ですw

本日の絵はレンブラント『ヤコブ・デ・ヘイン3世』

4度も盗まれた美術館の苦肉の作とは…#おやすみ配信#おはよう配信

※音声が出ます。 pic.twitter.com/k60KHRBYGn

— ビー玉@真夜中の美術館 (@beedama_lab) September 5, 2020

絵画などの美術品は高値で売買できることからしばしば盗難にあいます。

中でも絵画は大きさを選べば持ち運びが簡単なので盗難のターゲットにされやすいのでしょう。

レンブラントの絵画は小さいサイズが多く、盗む側からみれば「盗難しやすい絵画」ばかりです。

レンブラントは「お持ち帰りレンブラント」と言われるほど、たくさんの絵画が盗難にあっています。

1632年に描かれたレンブラントの絵画「ヤコプ・デ・ヘイン三世」は何度も盗難にあっています。

しかし、不思議なことにこの絵画は何度盗難にあってももどってくるのです。

初めて盗まれたときは、展示されている横の穴から入った泥棒に盗まれます。

犯人は指紋を残していたため、すぐに捕まり絵も無事にもどってきます。

2回目は、美術館に展示された状態で盗まれてしまいます。

2回目の犯人は、絵を転売して儲けようとしたのではなく、ただ「絵をスケッチしてみたかった」という動機でした。

そのため2回目も絵は無事に戻ってきます。

再び絵は美術館に展示されるのですが、なんと3回目の盗難にあいます。

3回目も絵はなんとか無事にもどります。

そして、さらに4回目の盗難にあうのです。

4回目はなかなか見つからず、盗難から3年後に駅で発見されます。

犯人は捕まっていません。

レンブラントの作品は、このほかにもたくさん盗まれています。

とくに1990年におきたイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館の盗難事件では「ガリラヤの海の嵐」と「黒装束の婦人と紳士」と「若き芸術家の肖像」が盗まれています。

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今ももどらない絵「合奏」フェルメール

「合奏」フェルメール
「合奏」フェルメール
パブリック・ドメイン, リンクによる

1990年のイザベラ・スチュワード・ガードナー美術館の盗難事件ではフェルメールの絵画も盗まれました。

フェルメールの絵画は数が少なく評価が高いため、高値で取引されます。

さらにフェルメールの絵画はサイズがコンパクトなので盗みやすいのです。

「合奏」は1665年ごろに描かれた絵画でサイズが72.5cm×64.7cmです。

1665年ごろといえば「手紙を書く女」や「青いターバンの少女」が描かれた時期であり、フェルメールの代表作がどんどん生み出されていたときです。

「合奏」もフェルメール全盛期の絵画でその額は230億円ともいわれています。

その後の捜査では懸賞金をかけて情報を集めたり、容疑者がうかんだりしたけれど、いまだに犯人は捕まらず、絵ももどっていません。

フェルメールの絵画の中には、盗まれてももどってくるものもあります。

「恋文」は、展覧会の展示中に盗まれました。

絵はもどりましたが、木枠から無理に切り離されていたため、修復されています。

「ギターを弾く女」は、犯人からテロリストの移送を交換条件に出されました。

絵は、その後墓石に立てかけられた状態で返却されています。

「手紙を書く女と召使い」はとても有名な絵画ですが2回も盗難にあっています。

この絵画は、アルフレッド・バイト卿の自宅に保管されていました。

1回目は1974年に強盗によって盗まれます。

犯人は「ギターを弾く女」の犯人と同じ交換条件を出してきました。

しかし犯人は逮捕され、絵ももどってきます。

2回目は1986年におこります。

アルフレッド・バイト卿の自宅から再び盗まれますが、1993年にベルギーで発見されます。

絵は現在アイルランド・ナショナルギャラリーで所蔵されています。

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おとり捜査でもどってきた「叫び」ムンク

「叫び」ムンク
「叫び」ムンク
パブリック・ドメイン, リンクによる

ムンクの代表作「叫び」が盗まれたのは1994年2月です。

ノルウェーのオスロ国立美術館から盗まれました。

「叫び」は、ノルウェーの大切な宝です。

その宝が国立美術館から盗まれたとなれば、警察もいつも以上に力が入ります。

オスロ警察は、必死に捜査をしますが、一向に犯人は捕まらず、絵ももどってきません。

そこでイギリスのロンドン警視庁国際組織犯罪部美術骨董課に助けを求めます。

ロンドン警視庁は、特別班を結成し、おとり捜査を始めるのです。

捜査班は「ムンクの叫びを買いたい人」に化けて犯人との接触を試みます。

1994年5月、犯人はおとり捜査とも知らずに「叫びを売りたい」と近づいてきたのです。

犯人は捕まり、「叫び」も戻ってきました。

もどってきた「叫び」が本物かどうかを確かめた方法がとてもユニークです。

本物の「叫び」には汚れがありました。

この汚れが本物と決定づける証拠となったのです。

この汚れはムンクが意図的につけたものです。

ムンクは、絵画にキズや汚れをつけることで絵に命を吹き込もうとしていました。

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おわりに

価値ある絵画だからこそ絵画は盗まれます。

しかし、中には絵画の価値が理解されず約4億3000万円の彫刻が溶かされてしまい、材料の金属22万円分として転売されたこともありました。

だからこそコソコソ隠されて人の手を渡り歩くのではなく、価値がわかる人のもとで正しく堂々と保管された方が絵画は長く生き続けることができるでしょう。

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DECOROO(デコルー)
とあるデザイン会社のWeb担当。アートとインテリアをこよなく愛するこだわり屋さん。休日は美術館やレトロな歴史建造物、神社仏閣などを探訪して過ごす。最近は一眼カメラに奮闘中。猫好き。
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