インテリアに絵画を取り入れるなら、その種類や違いを知っておくことも大切です。
絵には、油絵、水彩画、アクリル画、水墨画など様々な種類があります。
絵の雰囲気だけで絵画を選ぶと、実際にお部屋に飾ってからミスマッチだった、お手入れが大変だったということにもなりかねません。
この記事では、絵画をインテリアとして飾る際の注意点なども確認していきます。
【絵画の種類】『油絵』には質感や重厚感がある
油絵は油成分の入った絵具で描かれた絵画で、水で溶かさずに直接筆を重ねていきます。
何度も重ね塗りをすることで独特の質感が生まれ、その質感や重厚感を楽しめるのも油絵の魅力の一つです。
油絵は絵画の種類の中でも丈夫ですが、直射日光によって黄ばむことがあります。
また、油独特のにおいがありますので、お部屋に飾るとにおいが気になることも。
とくに食事をするリビングや家族が集まる場所に飾る場合は気をつけましょう。
また、重厚すぎる質感がお部屋のインテリアに合わない可能性もあります。
【絵画の種類】『水彩画』には透明感がある
水彩画は絵の具を水で溶かしながら描く絵画のことを指します。
ぼかりたり透明感を出したりするのに適していて、優しい雰囲気の絵を楽しめます。
水彩画は紙に書かれているものがほとんどですので、湿気や直射日光には非常に弱いです。
湿気の多い場所に飾るとカビてしまうこともありますし、日の当たる場所に飾っていると色褪せの原因になります。
お部屋に水彩画があると部屋全体が明るくすがすがしい雰囲気になりますが、飾る場所には注意しましょう。
【絵画の種類】『アクリル画』はさまざまな表現を楽しめる
アクリル樹脂に顔料を混ぜた絵具で描かれるのがアクリル画です。
アクリル絵の具では水彩画のような透明感溢れる絵画から、油絵のような重厚な絵画まで表現できます。
紙だけでなく布、ガラス、金属にも描くことができ、アートとして豊富な表現方法があるのも魅力。
さらにアクリルは湿度や直射日光にも強いため、どんな場所でも飾りやすいです。
においもありませんので、インテリアとして絵画を購入する際に迷ったならアクリル画を選ぶといいでしょう。
【絵画の種類】『水墨画』は深い趣を感じられる
和室や和モダンなインテリアには水墨画がよく合います。
水墨画は墨の濃淡だけで風景や植物、動物を表現したものですが、墨でかかれているものがすべて水墨画というわけではありません。
中国から伝わる独特の技法を用いられたものだけを水墨画といいます。
水墨画は紙に描かれているため、水彩画と同じく湿気の多い場所や直射日光のあたる場所はNGです。
印刷されたものを手軽に飾る
絵画やイラスト、写真などの印刷物の品質が格段に向上してきました。
ジークレー印刷などの技法は、インテリアとして取り入れるアートには最適です。
価格も手ごろで入手しやすく、気分次第で簡単に取り換えが可能です。
インテリアにアートを飾りたいというときはこのような印刷されたものでもいいでしょう。
リビングで家族でリラックスしたい、寝室などでアートを楽しみたいという場合にも最適です。
また、ジークレー印刷の耐用年数は50年とも100年ともいわれており、とても長い期間飾っておくことが可能です。
まとめ
今回は、油絵、水彩画、アクリル画、水墨画など、絵画の種類について紹介いたしました。
絵画にはさまざまな種類がありますが、選び方を間違えるとせっかくの絵画も飾れなくなってしまいます。
カビたり変色したり、さらににおいが気になって絵画を楽しめなくなることもあります。
インテリアに絵画を取り入れる際は、絵柄や雰囲気だけでなく飾る際の注意点もよく確認しておきましょう。
まずは手軽に楽しめるポスターなどからアートを取り入れてみるのもおすすめです。