この記事では、多くの人が家族としている犬や猫を例に、どのような室内環境が適しているかを考えるとともに、おすすめのインテリアもご紹介いたします。
テレワークが増えた方も多い昨今、自宅で過ごす時間をいかに充実させるかが重要になっています。
それはペットも同じで、健康的に長生きしてもらうためにも過ごしやすい環境を整えてあげることが大切でしょう。
犬や猫が過ごしやすい環境とは?
例えば犬や猫は、人よりも多くの体毛がその身を包んでいますが、危険や寒さから身を守ってくれる反面、暑さには弱く熱を放出しにくい状態にあります。
私たちが暑いと感じた時、彼らはその倍以上の暑さを感じているのかもしれません。
このように、犬や猫は私たち人間と違い、過ごしやすい環境が違います。
家族として迎える場合には、彼らに配慮した環境を整えるべきです。これから、犬や猫にはどのような室内環境が適しているのか見ていきたいと思います。
犬に適した環境とは
「犬は人間の最良の友」とも言われているほどにフレンドリーであり、家族として迎えるご家庭も多いことでしょう。
そんな彼らは性格にもよりますが、好奇心が旺盛であることが多く、室内で飼うとなればそのほとんどが部屋を物色します。
そのため、アクセサリーや雑貨等が置いてあると、誤飲してしまう恐れがあり大変危険です。
気になったものは匂いを嗅いだり舐めたりするのが彼らの習性でもありますので、そういった小物類や危険性の高い物を室内に置くことはおすすめしません。
また、小型犬にとっては背の高いチェアやソファー、階段等には登るのも苦労する場合があります。
最悪の場合、腰を痛めてしまう恐れもあるため家具の高さにも注意が必要です。
猫に適した環境とは
猫はよく寝ることから「寝子(ねこ)」と呼ばれるようになった、という一説もあるほどに一日の大半を寝て過ごします。
そのため、気に入る寝床を用意してあげると良いでしょう。
また、見晴らしの良い場所を好む習性があるため、高い場所に登ろうとします。
そのため、タンスや食器棚等に上られてしまうご家庭も多いのではないかと思います。
こういった場所には埃や湿気等でカビが発生しやすく、掃除が行き届いていないと衛生面で良くない環境であることに違いはありません。
かといって高い所に登ることを禁止にしてしまうことは、猫の健康に良くないでしょう。
このような習性を把握したうえでインテリアを揃えることが、彼らの健康で安心できる暮らしを守ることに繋がり、適していると言えるでしょう。
犬や猫が充実した時間を過ごすためのインテリアとは
犬や猫のお家時間を充実させるためには、彼らの習性を考慮したうえでインテリアを揃え、生活環境を整えてあげることが良いと考えられます。
それでは実際にどのようなインテリアが良いのか、先ほどご紹介した習性を例に見ていきたいと思います。
犬の充実度を上げるためのインテリア
まずは、犬が誤飲しやすい小物類等は、犬の居住スペースに置かないことが大切です。
額縁やガラステーブル等怪我に繋がりやすいものも控えることをおすすめします。どうしても置きたい場合は、犬の行動を制限してしまいますが柵を設置する等対策を取りましょう。
背の低い小型犬が家族にいる場合は、階段や背の高いソファーの近くにステップを置くと良いでしょう。腰への負担を軽減し、腰痛予防にも繋がります。
また、犬は観葉植物を食べてしまうこともあります。ユリ科植物や定番のアロエやアサガオ等は犬にとって有害です。
有害と思われる種類の植物は絶対に置かないようにしましょう。
とはいえ、犬は適した草を食べることでお腹の調子を整えたり、胃に溜まった毛玉を吐き出したりするため、緑を置くことはメリットもありますよ。
猫の充実度を上げるためのインテリア
猫は部屋の中の高い場所に行きたがりますから、タンスや食器棚でも悪くはありませんが、衛生面や安全面を考えるのであればキャットタワーがおすすめです。
キャットタワーであれば猫専用の高台となりますし、登ることで健康面でもサポートできます。
隠れ家や爪を研ぐ場所が備わっているものもありますから、縄張り意識の強い猫にとっても自分だけの充実したスペースとなり得るでしょう。
また、猫は多くの寝床を所有したがりますが、これも縄張りという観点からきています。
専用のチェアやマットを用意してあげることで、彼らにとってより快適な環境に変わるかも・・・?
人と共有ではない専用の家具をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、犬や猫にとってどのような室内環境が適しているかとともに、おすすめのインテリアもご紹介しました。
私たち人間に合うようなインテリアが、犬や猫にも適しているとは言い難いです。
犬や猫の習性を把握したうえでインテリアを揃えてあげることが、彼らの健康寿命を伸ばすことにも繋がります。
これから犬や猫を家族に迎えるご家庭はもちろんのこと、今現在家族の一員として迎えているご家庭は、今一度彼らの生活環境に目を向け、改善できるようであれば改善してみてはいかがでしょう。