この記事では、アレルギー防止として、ハウスダスト対策ができるおすすめのインテリアを紹介していきます。
現代人の悩みの一つといえばアレルギー疾患です。
アトピー性皮膚炎や喘息等で悩んでいる人も多いはず。
この原因はハウスダストである場合が多いといわれています。
アレルギーに悩まないためにも、ハウスダスト対策をおすすめします。
ハウスダストについて
ハウスダストは埃のことだと思っている方がおられますが、ダニの死骸や糞、カビや花粉、更には人のフケやペットの毛などの肉眼では見えにくいものの総称を言います。
小さいため、人が歩いたりすると空気中に舞い上がることが多く、また、ドアの開け閉めなどでも容易に室内に侵入してきます。
そのため、私たちは知らず知らずに体内に取り込んでしまい、様々な害を受けてしまっているのです。
アレルギー症状に悩んでいる人は多い。ただし・・・
アース製薬が行った調査によると、20代〜50代の女性400人のうち、およそ6割の方がダニや埃等のハウスダストによるアレルギーを自覚していることが分かりました。
しかし、このうちの半数以上はアレルギー症状が出ていても対策を取っていないというから驚きです。
ハウスダストによる症状
ハウスダストが私たちの体内に入ったり、肌に付着してしまうと、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、花粉症、結膜炎、喘息等の様々なアレルギー反応を引き起こしてしまいます。
特に大人が喘息となってしまうと重症化しやすいこともあり、日頃からハウスダストを避ける必要があります。
ちなみに、今までハウスダストが平気だった方も環境や年齢の変化によってアレルギー症状を引き起こすことがあり、この問題は決して他人事ではありません。
ハウスダストがよく発生する場所
埃
ハウスダストがよく発生する場所は埃のたまりやすい所です。
例えばテレビの裏側や棚の上や押し入れの中だったり照明器具等あまり掃除の行き届いていない場所は発生しやすいでしょう。
日陰・湿気
また、日当たりが悪かったり、風通しの悪い湿気の多い部屋はハウスダストが繁殖する条件が整っています。
このような場所をなるべく作らないようにすることが大切です。
ハウスダストは私たちに害をもたらし、また、アレルギー体質の方でなくとも症状が出てしまうため、対策を取った方が良いということはお分かりいただけたと思います。
ハウスダストの発生条件を作っているものの一つとしてはインテリアが挙げられるため、なるべくハウスダストを発生させない、もしくは抑制するインテリアにするすることをおすすめします。
インテリアでハウスダスト対策
では、実際にどのようなものが良いか見ていきましょう。
カーペット|ハウスダスト対策
カーペットは水分を含みやすいため、多湿になりやすく、気温が上がるとダニの好む場所となってしまいます。
また、食べ物のカスや汚れがたまりやすいですが、簡単に洗えないためダニの増殖の原因となってしまうのです。
のようなことから、布製のカーペットはおすすめしません。
床に何も敷かないことも一つの手ですが、冬場は床が冷たかったり、畳の部屋だとダニの温床となっている可能性があるため、フローリングカーペットやジョイントマットを敷くと良いでしょう。
これらはハウスダストをだけでなく、防音や転倒した際の怪我防止にも繋がるのでおすすめです。
ソファー|ハウスダスト対策
布製のソファーは人の汗や空気中の水分を吸収しやすく、また、手入れがしにくいことからダニやカビの温床となってしまいます。
そのため、合成皮革のものかレザーソファーがおすすめです。
革ややレザーといった素材は表面がツルツルしているため、ダニの住処とはならず、埃もたまりにくいからです。
ちなみにソファーカバーをかける方もおられるかもしれませんが、布製にしてしまうとダニやカビが発生してしまいます。
どうしてもそのまま使いたくなかったり、革製のソファーに座るのが苦手な方は、カバーをこまめに洗濯するようにしてくださいね。
カーテン|ハウスダスト対策
意外かもしれませんがカーテンには埃が付着しやすいですし、それがあまり開け閉めしない部屋だとなおさらハウスダストの温床です。
また、花粉がカーテンに付いてしまうこともあり、アレルギー反応を引き起こす原因となってしまうでしょう。
そこでおすすめなのが、埃や花粉をキャッチする特殊素材、特殊加工されたカーテンです。
埃や花粉を部屋中に撒き散らすことなく、洗濯するとこれらを取り除くことができるという優れもの。花粉症にお悩みの方は設置してみてはいかがでしょうか。
おわりに
ダニや埃、花粉等によるハウスダストは、私たちに様々なアレルギー症状をもたらしており、悩んでおられる方も多いはず。
これらを寄せ付けない、あるいは除去できるようなインテリアに変えることは、症状を軽くするためにも重要だと言えます。
アレルギー疾患にお悩みの方は、インテリアを見直してみてはいかがでしょうか。