この記事では、バジル、ミント、パセリを中心にハーブの活用術をご案内します。
バジル、ミント、パセリなどが、スーパーマーケットでも気軽に買えるようになりました。
おもてなし料理のために買ってみたものの全部は使いきれなかったという経験はありませんか?
ハーブはガーデニングでも人気がありますが、青々と繁るハーブを活用しきれていない方もいるかもしれません。
ハーブを活用できるレシピ・アイデア
バジル
カプレーゼ
イタリアンレストランで定番のカプレーゼは、自分で作るのもとても簡単。
材料
- スライスしたトマト
- モッツァレラチーズ
- バジル
- オリーブオイル
作り方
- 材料をトマトとチーズを交互に並べて、バジルを散らしオリーブオイルをかけるだけです!!
塩、コショウやレモンをかけたり、同じくバジルが材料のジェノベーゼソースをかけても美味しくいただけます。
ジェノベーゼソース
ジェノベーゼソースが好きなら、ぜひ挑戦しててみましょう。
市販のものよりも香り高いソースが、自分で作れます。
すりつぶす作業が大変なので、フードプロセッサーやハンドミキサーをお持ちの方向けのレシピです。
材料
- バジル 100g
- 松の実 60g
- オリーブオイル 200cc
- ニンニク 2かけ(芯を取り除く)
- 塩 小さじ1(お好みで粉チーズやアンチョビ適量)
作り方
- すべての材料をフードプロセッサーかハンドミキサーで、なめらかになるまで撹拌するだけです!
定番のパスタソースとしてはもちろん、焼いた鶏肉や豚肉、白身魚にかけても美味しいです。
コクを出したいときには粉チーズやアンチョビを加えるレシピもあります。
オリーブオイルや松の実を少なめにすれば、オイルが苦手な人でもたくさん食べられるソースになります。
ミント
お菓子に添える
お菓子に添えるのはレシピとはいえませんが、ミントを加えるメリットについて触れておきたいと思います。
ミントには独特の清涼感で、お口の中をスッキリさせる効果があります。
その効果を生かすには最後に食べるのがおすすめです。
飾りだけではない意味があるので、お菓子づくりをするときにはミントを省略しないで添えてみてください。
余ったミントは、後述するハーブのレシピでしっかり活用することができます。
ミントティー
ミントティーはお店で飲んだことはあっても自宅では淹れ方がわからないという方も、拍子抜けしてしまうほどシンプルな作り方です。
作り方
- ミントは水洗いして水気を切っておきます
- お湯を沸騰させます
- ティーポットにミントを入れ、お湯を注ぎフタをして2分程蒸らします
- カップに注ぎ、完成
この淹れ方、緑茶と同じですね!
フレッシュなミントが手に入ったら試してみたくなります。
消化促進作用があるため、食後のお茶に向いているそうです。
ハーブ風呂
ミントを栽培している方向けの裏技として「ハーブ風呂」もおすすめの活用方法です。
ミントは周囲の植物の生長を妨げるほどに繁殖し、根ごと刈ったりする必要も出てきます。
そんなときには、思いきってお風呂に入れてみるのはいかがでしょうか?
生のミントの葉を布の袋に入れてお鍋で煮出します。
煮出したミントエキスと袋入りの葉を一緒にお風呂に入れるだけです。
血行促進、疲労回復の効果が期待できると言われています。
パセリ
パセリソース
余りがちなパセリはソースにすると、たくさん食べることができます。
パセリを生のまま使うレシピやフライパンで弱火でつくるレシピもありますが、加熱で青臭さや苦みもとれて簡単にできる電子レンジを使った方法をご紹介します。
材料
- 耐熱容器直径10センチぐらいのもの
- みじん切りパセリ容器に7分目ぐらいの量(一袋の4分の3ぐらい)
- 塩小さじ1弱
- コショウ適量
- おろしニンニクチューブで2サンチぐらい
- オリーブ油かバター大さじ1〜2
作り方
- 耐熱容器にすべての材料を入れてラップをかける
- 電子レンジに30秒かけて取り出し、よく混ぜる
- ラップをして、さらに30秒加熱する
これだけで、ソースは完成です。グンとかさが減るので、パセリがたくさんあるときに作ってみてください。
このままでは塩気が強めですが、料理の味つけに使うとちょうど良くなります。
茹でたじゃがいもをあえたり、にんじんサラダに色どりとして加えたり、ショートパスタをこれだけで味つけして箸休めにしたり、アイデア次第でいくらでも活用できるソースです。
パセリガーリックライス
前述のパセリソースの応用メニューです。
材料
- パセリ(みじん切り)
- スライスしたニンニク
- ライス
- 塩
- コショウ
- オリーブオイル
作り方
- フライパンに弱火でオリーブオイルを熱し、薄くスライスしたニンニクを入れる
- ニンニクが色づいてきたら、いったん取り出す
- ニンニクの香りの出たオイルでご飯をパラパラに炒め、全体にほどよくなじむ量のパセリソースを加えて火を止める
- さらに混ぜ、塩コショウで味をととのえる
お皿によそい、取り出していたスライスニンニクをトッピングすればできあがり。
色が悪くならないよう、パセリソースを加えたら火を止めるのがコツ。
緑色が鮮やかで、洋風のおもてなし料理の献立に一役かってくれるメニューです。
食卓でハーブを活用した別メニューをつくる!
ハーブが余りがちになる理由には、家族がそんなにハーブ好きではない、ということがあるかもしれません。
それならハーブが好きな人だけ別メニューで活用しましょう。
面倒だな、と思ってしまうかもしれませんが、食卓でアレンジできるような簡単メニューにすれば大丈夫です!
小皿でつくるミニカプレーゼ
前半で作り方を紹介したカプレーゼ。
うちは家族が嫌がるからという人は、ぜひ小皿で自分だけのカプレーゼを作ってみてください。
食卓には普通にスライストマトを用意します。
そして、別添えで「バジル」「スライスしたモッツァレラチーズ」を用意。
オリーブオイルと塩、コショウも食卓にのせましょう。
お箸でトマト、モッツァレラチーズ、バジルを小皿によそって、オリーブオイルと塩コショウをかければ、ミニカプレーゼの完成です。
チーズがないときには、バジルとトマトだけでも充分美味しいです。
家族の中で自分だけがイタリアン好きだったりすると毎日の食事はなかなか思い通りにはなりませんが、ミニカプレーゼで少しでもイタリアンを味わってみてくださいね。
混ぜるだけ!パセリガーリックライス
パセリ入りのガーリックライスは本来はフライパンで作りますが、パセリソースさえあれば食卓でササッと作ることもできます。
作り方はいたって簡単です。食卓でお茶碗一杯のごはんにパセリソースを小さじ1,2杯分ぐらい混ぜるだけ。
食べる人が何人かいたら大皿で作ってもいいですね。
フライなど、洋風のおかずによく合います。
スライスニンニクを足さない分、フライパンで作るよりもニンニクが控えめで、和風の食卓にもなじむ味になっています。
和食にアレンジ・ルッコラのごまあえ
こちらはルッコラのならではのアレンジです。
お店のおしゃれなサラダに入っていたりするルッコラ。
自宅でサラダに使っても余ってしまうこともありそうです。
ルッコラは、もともとゴマと風味がよく似ています。
ほうれん草やインゲンのごまあえと同じように作れば、ハーブとは思えない副菜のできあがりです。
ルッコラの分量が足りなければ、ほうれん草と合わせてもいいでしょう。
健康増進効果としてもハーブを活用しよう
今回は、バジル、ミント、パセリを中心にハーブの活用術を紹介しました。
ハーブの種類もレシピもここではご紹介しきれないほど、豊富にあります。
例えば、白ワインにローズマリーを加えたホットワインなど、ハーブの活用法は無限に広がっているのです。
好きな人にはたまらないクセになる美味しさがあり、さらに健康増進効果まであるのが嬉しいところ。
たくさんハーブを味わって健康な体でハーブガーデニングにも挑戦してみると、病気など寄せつけない元気な毎日が送れそうですね。