この記事では、家具に発生するカビの原因を見ていくとともに対処法、カビを防止するためのインテリアをご紹介していきます。
梅雨などの高温多湿な時期になると、家具にカビが発生しやすくなります。
お気に入りのあの家具もカビが生えてしまっては台無しです。
是非、最後までご覧いただき参考にしてみてください。
家具などにカビが生える条件と対処法
カビが生えてなかった家具も、気付いた時にはカビに侵食されてしまうこともあり、それがお気に入りの家具とあってはショックを受けてしまいますよね。
カビはどのような条件下で発生してしまうのか、また、その対処法を見ていきましょう。
カビが生える条件とは
カビの赤ちゃんとも言える胞子は常に空気中を浮遊しており、部屋の温度が5℃から35℃の間では特に活発化しますが、一般家庭の室温はこの範囲内であり、カビの発生の手助けとなっています。
また、胞子は鉄骨や木材等どんな素材であっても繁殖能力を持っており、そこに汚れや埃があるとカビとして発生してしまうのです。
カビが発生しやすい家具の場所とは
カビが発生しやすい場所は、水分や埃の溜まりやすいところです。
ソファーの裏側や観葉植物の周辺、押し入れの中等、室内で特に湿度が高かったりあまり掃除の行き届いてない箇所がありませんか?
そのような箇所を放置していると、あっという間にカビが発生してしまう恐れがあり、カビを吸って生活をしていると喘息等の健康被害にも繋がるため注意が必要です。
家具にカビが発生したときの対処法3つ
カビを吸い込むことは体にも良くありませんし、お気に入りの家具にカビが生えてしまうとショックですよね。
カビが発生した場合には、以下の3つの対処をなるべく早めに行うことが大切です。
- カビの胞子の飛散を防止する
- カビを除去
- カビの発生した箇所を乾燥させる
ただ、カビは植物のように家具などに根を張っているため、その根こそぎ除去する必要がありますが、家具類は侵食された部分を切ったり削ることができませんから、エタノールや重曹などを使って除去し、十分乾燥させる必要があります。
また、カビを発生させないためにこまめに掃除したり、空気の通り道を作ることも大切です。
カビを防止するインテリアとは
ご紹介したとおり、カビが発生した場合でも、素早い対処で家具にダメージを与えず、事なきを得ることもあります。
ただ、毎回掃除をするのは面倒に思う方も少なくないはず。
そこでここからは、カビを防止するためのインテリアをご紹介します。
「シーリングファン」や「サーキュレーター」で空気の流れを作る
家具などのカビを防止するためにはやはり空気の滞留を防ぐことが大切です。
特に窓のない部屋はカビの発生に繋がってしまいがちなので、シーリングファンやサーキュレーターを使って空気を循環させると良いでしょう。
また、浴室やトイレ等はカビの温床とも言え、ここを放置すると家中に胞子が飛散する恐れも・・・。
浴室やトイレの換気扇は常に回すようにしてカビの発生・移動を防ぐようにしましょう。
木製の家具は避け「プラスチック製」「鉄製」の家具を選ぶ
先述したとおり、どの素材であってもカビは発生してしまうものですが、特に木製の家具にカビは発生しやすいです。
というのも、木材は他の素材に比べ水分を吸収しやすいうえに重量があり、頻繁に動かすこともないため埃が溜まりやすくカビの栄養を蓄えてしまうからです。
加えて、木製の家具はカビ発生時の対処が大変です。
木の内部までカビが侵食していると捨てる必要もでてきます。
そうならないためにもタンスはプラスチック製のものに変えたり、ポールハンガーを鉄製のもので代用するなど、ご家庭のインテリアの素材を見直してみてはいかがでしょうか。
ソファーなど家具の配置を変えることも有効
インテリアの配置を工夫するだけでもカビの発生を抑制することができます。
例えば壁にぴったりとソファーをつけているご家庭があるとすれば、壁とソファーに隙間を作ってあげることでカビを予防することができます。
また、書籍は水分を含みやすいため、カビの発生・繁殖に繋がります。
そのため、本棚を配置する部屋は十分換気ができたり、本は焼けてしまいますがある程度陽の当たる部屋にすると良いでしょう。
このようにインテリアの配置を工夫するだけでもカビ予防に繋がります。
カビが発生しやすい木製の家具にこだわりを持っている方は、お気に入りの家具にカビが発生しないよう、配置にもこだわってみてはいかがでしょうか。
まとめ
日本の気候はカビの発生条件に適していると言え、家具にカビが発生してしまうと、素早い対処が重要になってきます。
しかしながら、特にインテリアにこだわりを持っている方にとっては、カビで家具がダメになってしまうこともあり、ショックですよね。
カビを予防するためにも、常に室内を換気したり、カビの発生しないようなインテリアを置く、配置を気にするなど工夫してみてくださいね。