あべのハルカス美術館は、大阪を代表する美術館といっても過言ではありません。
大阪であべのハルカスといえば、存在感もあり地元の人のみならずたくさんの人が訪れる場所です。
その高さもあり知名度は抜群です。
あべのハルカス美術館は、16階に位置しており、芸術や美術をより身近に楽しめるように工夫されています。
あべのハルカス美術館とはどのような場所なのか、詳しく紹介していきたいと思います。
あべのハルカス美術館の歴史、成り立ち
あべのハルカス美術館は、建物の完成と同じ2014年3月にオープンした建物です。
大阪の天王寺にそびえ立つ、日本で一番高い高層ビルのなかにできたこともあり、オープン当初から話題になっていた場所でもあります。
展示物のメインは国宝や重要文化財などになり、とても希少な作品を数多く収蔵しています。
都市型美術館として「あらゆるアートを、あらゆる人に」をコンセプトに創られた場所です。
駅の上にあること、百貨店やオフィス、ホテル、展望台などが入った複合施設のなかにあります。
今までの美術館とはこうした部分での違いも大きいのではないでしょうか。
幅広いライフスタイルに対応できるようにしていること、時代のジャンルに囚われることなく楽しめる美術館です。
さらに、近鉄沿線にあることから、日本や東洋、西洋などの美術や現代アートなどの幅広いジャンルの展示を行います。
企画展など、そのときによって変わる展示物も多く飽きずに何度でも楽しめます。
あべのハルカス美術館の特徴
あべのハルカス美術館の特徴を紹介したいと思います。
企画展の種類が豊富で見応えがある
あべのハルカス美術館の特徴として、人気の企画展が豊富なのも人気の理由です。
HPを見ると今後の展覧会情報を確認できます。
2022年は、「コレクター福富太郎の眼」や「印象派・光の系譜|モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン」「庵野秀明展」「ピーターラビットTM展」などの人気の企画展がありました。
芸術を身近に感じて欲しい美術館だからこその展示会の内容になります。
今まで美術館というと、ちょっとハードルが高いと思っていた人にとっても、これだけの企画展があると一度は足を運んでみようかなと思えますね。
国宝や重要文化財が展示できる
あべのハルカス美術館の特徴として、国宝や重要文化財の展示ができることもあります。
美術館であればどこでも展示できるのでは?と思っているかもしれません。
でも美術館によって展示されているところもあれば、そうでないところもありますね。
国宝や重要文化財を展示するには文化庁の定めた基準をクリアする必要があります。
温湿度の調整はもちろん、適切な管理が必要になります。
また、耐震性や防火性、専用エレベーターなどの細かな基準をクリアしていない美術館で展示することはできません。
美術館ならどこでも展示できるわけではないのです。
あべのハルカス美術館は、高層階で国宝や重要文化財などの展示事例がなかったところを、何度も協議を重ねたうえで実現しました。
はじめての展覧会では、奈良時代に伝わる「誕生釈迦仏立像」を展示することができました。
こうした快挙もあり、大阪ではじめて高層階での国宝や重要文化財の展示に成功したのです。
今後の展覧会なども、幅が広くなりますし、楽しみも広がりますね。
他の美術館にはない取り組みです。
商業施設ならではの便利さ
あべのハルカス美術館は、あべのハルカスのなかにあります。
そのため、とにかく利便性に優れているのも特徴です。
地上からも美術館専用エレベーターを使うと16階まであっという間に到着します。
1階ごと移動する必要もないので、移動の不便さも感じません。
さらにあべのハルカス美術館は20時まで開館していることもあり、仕事帰りなどにちょっと立ち寄ることができるなど、時間帯についても配慮されているのも美術館の素晴らしい点です。
今まで平日でないと時間が取れないなどの理由で諦めていた人も、あべのハルカス美術館であれば気軽に立ち寄れます。
さらに、美術館を鑑賞したあとは、美味しい飲食店などもたくさんありますし、お店探しなどの手間はかかりません。
デートなどで美術館の鑑賞をしたあとに、時間がないとお店探しも難しいのですが、あべのハルカス美術館であればそうした心配もありません。
商業施設のなかにあるからこそのあべのハルカス美術館のメリットといえるのではないでしょうか。
コラボレーション企画が豪華
あべのハルカス美術館は、他の美術館にないコラボレーション企画などもとても充実しています。
例えば、大阪マリオット都ホテルとのコラボレーション企画なども行われており、解説付きの貸し切り鑑賞会なども実施しています。
閉館後の美術館でゆったりと作品が鑑賞でき、しかも解説付きになるのでただ見るよりも得られることがたくさんあります。
ホテルでのモネの睡蓮をイメージしたパフェなどもついてきますし、こうしたコラボレーション企画を使った美術鑑賞も楽しめるのではないでしょうか。
あべのハルカス美術館独自の取り組みといえるのは嬉しいですね。
併設レストラン、カフェ、グッズについて
あべのハルカス美術館の設備について紹介します。
ミュージアムショップ
展覧会のチケットなどなくても気軽に立ち寄れる場所になりますので、一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
外からの光が入る明るい店内はとても居心地がいいですし、たくさんのオリジナルグッズが揃っています。
お菓子や雑貨などもあります。また、手頃な価格のアイテムもたくさんあるので、自分用のお土産はもちろん、特別な人に贈るお土産探しにも最適です。
販売されているもののほとんどにあべのハルカスのキャラクター入になるので、ここでしか購入できないものがたくさんあります。
天空庭園
美術館専用ではないのですが、58階には天空庭園もあります。
ここは外にあり、さまざまな催し物なども行われています。
カフェレストランなども併設されていますので、食事を食べながらゆったりとした時間を過ごすこともできます。
眼下の景色も絶景ですし、日本一の高さになる高層ビルから見られる、貴重な機会になりますのでぜひ立ち寄ってください。
まとめ
あべのハルカス美術館は、見どころも多いおすすめの場所です。
都市型美術館というのも納得できるとても居心地のいい場所です。
美術館を鑑賞したあとは、あべのハルカスを散策して過ごすのもいいと思います。
展望台やカフェレストラン、お土産なども充実しています。
こんなに高い場所から大阪を見る機会はなかなかありません。
総合的な商業施設でもあり、美術館もとてもキレイです。
駅直結で雨の日でも訪れやすいなど嬉しい点がたくさんあるからこそ、あべのハルカス美術館の魅力はたくさんあります。
※休業日や営業時間、その他の掲載情報については変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、最新の情報については施設・店舗へお問い合わせください。
アクセス
あべのハルカス美術館は、近鉄・JR・地下鉄御堂筋線・地下鉄谷町線・阪堺上町線などの主要の駅より降りてすぐの場所にあります。
そのため、基本的には電車でのアクセスになります。
駐車場などはありませんので注意してくださいね。
空港から訪れるとしてもバスが出ていますので30分程度で到着します。
日本で最もアクセスのいい美術館ともいえますね。
美術館名 | あべのハルカス美術館 |
住所 | 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目1-43 あべのハルカス 16階 |
電話番号 | 06-4399-9050 |
ホームページ | https://www.aham.jp/ |