子宝草は繁殖力が強く、エネルギーに満ちあふれた観葉植物です。
その生命力から、妊活中、妊娠中の方は縁起物としてインテリアに取り入れる人もいるでしょう。
子宝は望んでいないけれど、緑でいっぱいの部屋にしたい方にもおすすめの観葉植物です。
本記事では子宝草の特徴や育て方のポイントをご紹介します。
風水の方角についても触れていくので、子宝草を部屋に迎えたい方は最後まで読んで参考にしてください。
子宝草をインテリアの観葉植物として飾る
子宝草はみなぎる活力と、繁殖力の強さが特徴の観葉植物です。
青みがかった肉厚の葉が可愛らしく、インテリアとして飾ると部屋の雰囲気が明るくなるでしょう。
子宝草には似た種類の観葉植物が多くあり、特性や見た目などの好みに合わせて選ぶのがおすすめ。
また、2~3年経過すると、冬に小さな花を数多く咲かせます。
グリーンを楽しむだけでなく、部屋に彩りを添えるために花を咲かせたい方にもおすすめです。
詳しく見てみましょう。
子孫繁栄を象徴する観葉植物
子宝草は繁殖力の強さから、縁起物とされている観葉植物です。
子宝を願う夫婦が迎えたり、子どもを求めている夫婦への贈り物にしたりする人がいるのではないでしょうか。
ギザギザとした葉のふちにたくさんの子株が生まれます。
子株は葉にくっついたまま根を伸ばし、やがて自然に落下。
そのまま親株と同じ土に根を張り増えていきます。
大きく育てるとエネルギッシュな見た目が印象的。
インテリアとしても映えるので、部屋にグリーンを添えたい方におすすめの観葉植物です。
子宝草は、観葉植物の中でもたくさんの種類がある
子宝草はカランコエの仲間です。よく似た品種には以下のものが挙げられます。
- コダカラベンケイソウ
- セイロンベンケイソウ
- 不死鳥
コダカラベンケイソウは、子宝草よりも細長い葉が特徴です。
子宝草と同じように、鉢で育てているだけで葉のふちから子株が生まれます。
個体により、葉の裏にブラウンやパープルのまだら模様を持つ品種もあります。
セイロンベイケイソウ(マザーリーフ)と呼ばれる品種です。
形は子宝草と似ていますが、茎から伸びた葉には子株が生まれません。
子株を育てるには、葉をカットして親株と別にする必要があります。
子宝草と同じように葉のふちに子株をつける不死鳥(カランコエ)は、セイロンベンケイよりもさらに細い葉が特徴です。
細くギザギザとした複数の葉が上を向く姿に、元気をもらう人もいるのではないでしょうか。
子宝草の花
子宝草の花は小さく約2㎝。
ブルーベリーやスズランなどのように下を向く、小さな花を数多く咲かせます。
可憐な花が見られるのは、鉢に植えてから2~3年。
自然に任せて世話をした場合、12~1月頃に花が育ちはじめ、2~5月に咲かせるでしょう。
花の色は薄桃色のものが多く流通していますが、なかには赤やオレンジ色などの花を咲かせる品種もあります。
観葉植物は部屋にグリーンを添えるために迎える人が多いかもしれませんが、花を咲かせる品種を迎えれば、飽きがこず楽しめるのでおすすめです。
子宝草の育て方、観葉植物としてはどう?
子宝草は日当たりや風を好む観葉植物です。
耐乾性があり丈夫なので、初心者でも育てやすいでしょう。
また、肥料を与えなくてもよく育ちます。
水やりは控えめにおこない、世話を焼きすぎないことが上手に育てるポイントです。
他の観葉植物と比較して虫がつきにくいため、害虫に悩まされることはほとんどありません。
さらに特別な方法を取らなくても、次々に子株が生まれ増えていきます。
子宝草は、グリーンに囲まれた生活を送りたい方におすすめの観葉植物です。
詳しく解説します。
子宝草が好む環境
子宝草は日当たりがよい場所を好み、寒さや湿度に弱い観葉植物です。
毎日6時間ほど日に当てるのが望ましいでしょう。
また、風通しのよい場所を選ぶのも大切です。
ただ、直射日光を浴びると葉焼けする可能性があります。
それとは反対に、十分な日差しや風を浴びていなければ、細くなった茎が伸び、見栄えが悪くなります。
基本的には外からの空気が流れ込み、日が射す窓辺に設置するとよいでしょう。
水やりのポイント
子宝草は耐乾性があるため、土がカラカラに乾いた状態で水やりをするとよいでしょう。
過剰な水やりは、根腐れの原因です。
個体差によりますが、基本的には丈夫な観葉植物のため、ちょっとやそっとではほとんど枯れません。
世話を忘れた頃に水やりをおこなう程度でも問題ないものもあります。
迎えた子宝草の様子を見ながら世話をするのがおすすめです。
虫対策
虫がつく心配が少ない子宝草ですが、ハダニやナメクジなどの虫が葉に害を与える可能性があります。
葉の健康状態に影響があるため、虫を見つけたらなるべく早めに取り去ることが大切です。
駆除には薬剤を使用するほか、大きめの虫はつまようじや割り箸などにより取る方法があります。
もし虫に脅かされたくないなら、外に出さずに室内で楽しむとよいでしょう。
子宝草の増やし方
増やそうと思わなくても、ほぼ自動的に増えるのが子宝草。
名前のとおり、強い繁殖力と生命力をもった観葉植物です。
もしかしたら、「思っていたよりも増えた」と感じる人がいるかもしれません。
もし、葉をかき分けても鉢から土が見えなくなるほどに子株が増えた場合は、別の鉢を用意するとよいでしょう。
同時に、根腐れや根づまり防止のために親株の植え替えも必要です。
子宝草の注意点
大きな葉の観葉植物が好きな方や、たくさん増やしたい方におすすめです。
迎えた当初は小さくて可愛らしい姿かもしれませんが、気づけば葉が大きくなります。
子宝草は、葉から生まれる子株を土に落とし、どんどん増え続ける、生長のスピードが早い観葉植物です。
もし、子宝草をプレゼントとして考えている場合は、もらった人がその繁殖力に困るかもしれません。
サプライズではなく、子宝草の特性をきちんと伝えてから贈るとよいでしょう。
子宝草の風水?観葉植物を置く方角
せっかく子宝草を部屋に迎えたなら、風水による運気もアップさせたいですね。
子宝を願う人が迎えるだけでなく、部屋にグリーンを増やしたい方にもおすすめの子宝草。
見た目に魅力を感じ、迎える方もいるかもしれません。
名前のとおり、子宝に恵まれるとされる子宝草。
風水では子宝運に加えて、子どもに関する運気以外も向上させるといわれています。
さっそく運気アップが期待できる方角について見ていきましょう。
子宝に恵まれたい場合の方角
子宝草は妊活、子育て中の方におすすめです。
赤ちゃんを宿すことを考えているなら、観葉植物を置く方角は北。
また、母親を示す方角である南西に子宝草をおくのもよいでしょう。
加えて、生まれた子どもへ伝えるパワーを上げたい方にもおすすめ。
エネルギー溢れる子宝草を、北東の方角に置くと元気を与えるとされています。
運気をアップしたい場合の方角
子宝草は子宝運以外の運気アップも期待できます。
仕事運をアップさせたいなら北東。
鬼門の方角ですが土の気をもっているため、子宝草のような鉢植えの観葉植物を置くのがおすすめです。
子宝草が薄桃色の花を咲かせたら、南西、もしくは北に置くと恋愛運アップの効果が期待できます。
金運アップなら北に置くとよいでしょう。
まとめ
個性的な葉が印象的な子宝草は、どのようなインテリアにも合う観葉植物です。
花を見るには2~3年かかりますが、花が咲くまではいきいきとしたグリーンを楽しめます。
薄桃色の花が咲く時期も待ち遠しいですね。
長くグリーンを楽しみたい方は子宝草を選ぶとよいしょう。
風水においても運気アップが期待できます。
妊活中、子育て中の女性だけでなく、仕事運や恋愛運など、運気アップを目指す方におすすめです。
向上したい運気に合わせた方角に置いて眺めれば、活力あふれる子宝草から元気がもらえるかもしれません。
エネルギーたっぷりの子宝草を迎えて、グリーンで溢れた部屋で過ごしましょう!