モノクロの絵を部屋に飾るのは、カラーの絵を飾るのとは違った魅力があります。
部屋のなかに絵を飾ると一気に雰囲気が変わり、おしゃれな空間になります。
インテリアとして絵を取り入れたいと考えている人のなかには、カラーもいいけど「モノクロの絵」はどうだろう?と決めかねている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、お部屋にモノクロの絵を飾りたいと考えている人に、おすすめの魅力を紹介していきたいと思います。
モノクロアートとは?
白と黒の構成で描かれ作成されたものです。
基本的には真っ白な紙の上に黒のペンなどを使い描いていく方法になり、色がありません。
なかには絵の魅力というと、色彩豊かな色合いをイメージする人もいると思います。
もちろん、カラーの絵にも魅力がありますし、白黒で表現されたモノクロの絵ならではの魅力もあります。
色がないからこそ、表現できることもあり、モノクロならではの魅力を感じ惹かれる人も多いようです。
モノクロはシンプルだからこそ、言葉では言い表せない“雰囲気”を感じます。
アーティスティックな印象になるのは、情報がほとんどないからこそ、観る人によっても印象が変わるのも面白いところだと思います。
色が持っている情報はとても大きな割合を占めるものです。
絵に色を入れることによって、観ている人に持って欲しい印象や伝えたいことがダイレクトに入ります。
色は再現性の高いものでもあり、すべてを含めてデザインとしています。
実際に目で見ているものに近いので、より現実的ですし、自然と頭に入ってきます。
そもそも私達は馴染みがないものの、かつてはモノクロのTVなどが主流だった時代もあります。
カラーに進化したのは、情報をより具体的に伝えるためだったとも言われています。
モノクロの世界が魅力的に見える理由
モノクロアートがより魅力的に見えるのは、いくつか理由があります。
一言にモノクロといってもどんなものが描かれているのかによっても印象が変わります。
モノクロの絵に惹かれる理由にはこんなものがあります。
色のある世界が当たり前だから
私達の生活のなかで、意識せずに観ているものすべてに色があります。
同時に観ている色が3色以上になると色が多いと感じるはずです。
そのため、無意識のうちに色を識別して情報を得ています。
色で溢れた世界にいるからこそモノクロのようにシンプルなデザインに対して、強く印象に残ると感じる人も多いのです。
色があることが当たり前になっている世界だからこそ、ちょっとでも違うものがあると目が行くものです。
モノクロにしかない世界観にこそ、惹かれるのではないでしょうか。
非日常空間を感じられるから
モノクロの世界は、現代人にとっては見慣れていないものです。
そのためカラーの絵を見るよりも、非日常空間であり「どんな意味を持つ絵だろう?」と興味を持ちやすいのです。
デジタル化された現代において、モノクロはなかなか見かけませんよね。
モノクロの絵を通して、非現実を疑似体験しているようなものです。
どこか違う世界に迷い込んだような不思議さも感じます。
モノクロの世界を通して自分がどこかにタイムスリップしたかのような気持ちにもなりますね。
他とは被らない魅力があるから
絵というとカラーの入ったものをイメージしますよね。
その人によって、油絵や水彩画などの絵のタッチが好きなどの好みもあると思います。
モノクロ好きな人よりもカラーが好きな人のほうが多いのもあり、他とは被らない個性を追求できる魅力もあります。
モノクロを好きというと、芸術的なセンスが有る人だと思ってもらえます。
あなたらしさを追求したからこその魅力でもありますね。
いつまでも眺めていられるようなシンプルなデザインなのも、モノクロならではの世界観です。
モノクロアートを部屋に飾るときのポイント
モノクロアートを部屋に飾る場合、ちょっとしたポイント次第でよりおしゃれに見えます。
今までモノクロの絵を飾ったことがない人も、覚えておくと失敗することがなくなります。
複数枚一緒に飾るほうがおしゃれ
例えば、1枚で飾るのもシンプルで存在感のある方法です。
でも、複数枚一緒に飾ったほうがインテリア感もあり、よりおしゃれに見えます。
横に2枚並べて飾るのもおすすめの方法になり、同じモノクロで揃えることで、物語性を演出することもできます。
モノクロだからこそ2枚の絵にどんな意味があるのだろう?と繋がりを考えるなど、より奥深く感じます。
また、3枚・4枚と増やすことによって、より重厚感のある仕上がりになり高級感も演出できるようになります。
モノクロの絵にはもともと高級なイメージもありますし、おしゃれな部屋にも見えます。
額縁は同系色で揃えるとベスト
モノクロアートを飾るときに、額縁の選び方にも気をつけたいものです。
せっかく絵がモノクロでメッセージ性の強いものだとしても、額縁が派手なものや、あまりにインパクトのあるデザインだと、せっかくのモノクロの絵が生きなくなってしまいます。
モノクロの絵に合わせる額縁はできるだけシンプルなものにすること、同系色を選ぶことで、額縁も同じ作品として見えるようにすると、自然と統一感も出て美しく仕上がります。
モノクロの絵は額縁いっぱいに飾るよりも、絵よりも大きめのものを選んで余白をもたせるのもポイントです。
その余白がまたおしゃれに見え、インテリア性も高まります。
部屋の雰囲気を大切にして飾れる
モノクロの絵の魅力は、周辺の家具やインテリアなどの存在を邪魔しないことです。
モノクロの絵に合わせる家具などは、同系色でも全体に統一感が出ておしゃれに仕上がります。
また対象的なビビットカラーのものでも、いいアクセントになります。
モノクロの絵は部屋の模様替えをしても使える柔軟性の高さにも定評があります。
部屋の雰囲気を守りながらもおしゃれでファッショナブルな印象に仕上がるのもモノクロの良さだと思います。
両方のバランスを考えたいと思っている人にとっても、モノクロはならでは良さがあります。
モノクロアートはお気に入りの画家さんのものを選ぶ
モノクロアートにも種類がたくさんあるので、ついどれを選ぶべきか迷ってしまうこともあると思います。
モノクロといってもボールペンで描いたものや水彩画などの墨を使って描いているものもあります。
モノクロでも何を使っているのかによって印象が全く違います。
部屋に飾るモノクロアートを選ぶときは、お気に入りの画家さんを選んでから決めてみてもいいと思います。
モノクロで複数枚の絵を飾るときに、同じ画家さんの描いたものに統一するだけでもおしゃれに仕上がります。
モノクロで活躍している画家の方はたくさんいますので、お気に入りの人を探してみてくださいね。
まとめ
モノクロの絵を部屋に飾る時のポイントや選び方について、紹介してきました。
モノクロというと、どうしてもハードルが高く、絵を飾ったことのない人にとっては挑戦しづらいと思っている人も多いのではないでしょうか。
モノクロでも絵の選び方や飾り方によっても部屋の印象が変わりますし、おしゃれに仕上がります。
モノクロが持っている世界観を楽しんでみるのも素敵ではないでしょうか。
モノクロの奥深さを知ることで、部屋に飾るのが楽しみになることもあると思います。
モノクロを使って部屋をおしゃれに仕上げてみてはいかがでしょうか。