この記事では、マスキングテープの魅力や、おすすめの活用方法をご紹介いたします。
2008年にブランド「mt」の登場をきっかけに大流行し、今では定番の文具アイテムとなったマスキングテープ。
小物の装飾からインテリアの模様替えまでマスキングテープの活用アイデアは無限大です。
マスキングテープとは?
本来は建築現場などで使われる工業製品で、塗装箇所以外を汚さないようマスキングすることを目的としていました。
剥がすことを前提としているため、跡が残らないように粘着力を弱くしてあるのが特徴です。
デザインは無地のシンプルなものが何種類かあるだけでした。
ブームのきっかけ
現在のように文房具・装飾品としてマスキングテープが注目され始めたのは、2008年。
岡山県倉敷市にある老舗テープメーカー「カモ井加工紙」が、工場見学に訪れた女性たちの声をもとにして、文具・雑貨向けマスキングテープブランド「mt」を立ち上げたことがきっかけです。
やがては全国的なブームとなり「マステ女子」という言葉まで誕生しました。
ブームから10年以上経ちましたが、最近はDIYブームの影響で再注目されています。
どんなところが魅力?
マスキングテープの魅力は、その手軽さとデザインの豊富さにあります。
手で簡単にちぎることができ、貼る場所も選びません。
文字を書けるのでちょっとしたメモやラベリングにもOK。
デザインはブランド「mt」だけでも年間数百種類が発売されているというので驚きです。
インテリア用の大きなマスキングテープも人気で、家具や空間などの大きなものを手軽にリメイクすることが可能です。
賃貸住宅の方でも大胆にお部屋を模様替えできます。
おすすめのマスキングテープ活用術
せっかく買ったマスキングテープ、ご自宅に眠ってしまっていませんか?
文具やラッピングの装飾に使う他にも、マスキングテープの活用方法はたくさんあります。
ラベリング収納
引き出しや収納ケースは便利ですが、中身が分からなくなってしまうのが難点。
そういう時にはラベルで目印を付ける「ラベリング収納」がおすすめです。
マスキングテープならラベルの入れ替えも簡単。
文字が見やすいように濃い色や派手なデザインは避けましょう。
手作りピック
お弁当やパーティーで大活躍するピック。
市販のものを買わなくても、爪楊枝とマスキングテープがあれば自分で作ることができます。
作り方もとても簡単で、爪楊枝の先端にマスキングテープを重ね合わせる形で巻いて、テープの端をはさみでカットするだけ。
リボンや動物柄など好きな形にアレンジしやすいのもマスキングテープならではです。
コンセントカバー
意外に好みのデザインが見つからないコンセントカバー。
好きなデザインのマスキングテープで手軽に作ってみましょう。
基本的には貼るだけで完成ですが、仕上がりを綺麗にしたい場合は、一度カバーを外してから端の方までデコレーションしてください。
ウォールステッカー
剥がしても跡が残らないマスキングテープは、傷つけたくない壁のデコレーションにもぴったり。
また市販のウォールステッカーは値段がするものが多いですが、自分で作るなら半分くらいの価格で済むことも。
お子さんと一緒に、壁に絵を描くような気持ちでデザインしても楽しそうです。
箸置き
こちらは急な来客時などに活用したいマスキングテープのアイデア。
細長くカットした厚紙にマスキングテープを巻いて、リボン状に結んであげると、即席箸置きの完成です。
色々な柄で作ってテーブルコーディネートを楽しむのも良いですね。
お子さんの持ち物の名前書き
幼稚園や小学校に入ると、お子さんの持ち物に名前を書く必要があります。
衣類は油性ペンでもにじみやすく、リサイクルもできなくなるので、できれば直接記名するのは避けたいところ。
マスキングテープに名前を書いてタグに巻き付ければ、衣類を汚すことなく記名できます。テープは意外と水に強いので、お洗濯しても大丈夫です。
ネイルアート
SNSで注目されたのが、ネイルアートにマスキングテープを活用するアイデア。
爪の形に合わせてマスキングテープをカットしたら、上からベースコートを塗って完成です。
手軽にできて剥がしやすいので、休みの日しかネイルができない方にも大変便利です。
スマホケース
100均の透明なスマホケースとマスキングテープで、自分好みのデザインのスマホケースを作ることもできます。
方法は二通りで、スマホケースの表面に直接テープを貼るか、ケースのサイズに切った型紙にテープを貼り、内側に挟む方法があります。
数種類のデザインを組み合わせると、よりオリジナリティが出ます。
おわりに
今回は、マスキングテープの魅力や、おすすめの活用方法をご紹介しました。
海外でも「washi tape」として注目されているマスキングテープ。
比較的リーズナブルで手に入れやすく、手軽に扱えるので、その使い道は無限の可能性を秘めています。
色々なアイテムを自分好みのデザインに変身させて、気軽にDIY生活を始めてみませんか。