この記事では、タオル美術館について詳しく解説いたします。
日本の文化は世界に誇れるものばかりです。
なかでも今治のタオルといえば、高品質であることでも知られるブランドです。
そんなタオルの魅力を世界に広げようとしているのが「タオル美術館」です。
タオル美術館グループが運営している美術館になり、企画展の幅の広さでも知られています。
日本人でも意外と知らない、今治のタオルの良さや伝統をより身近に感じられるのではないでしょうか。
タオル美術館の歴史、成り立ち
タオル美術館グループといえば、製造から販売までを手掛けている会社になります。
タオルの魅力を伝えるために日本各地に系列の美術館を展開しています。
今回、ご紹介するのは、本場の愛媛県にあるタオル美術館になります。
今治といえば愛媛県の名産でもあり、国内タオル生産量の約60%を占めます。
2000年4月に美術館として「タオル美術館ASAKURA」がオープンしました。
その後、2008年10月に「タオル美術館ICHIHIRO」に名称を変更し、通信販売などの事業を手掛けるようにんまります。
ちなみに美術館は東京の自由が丘にもあります。
タオル美術館は、アートとタオルを融合したような、日本でもとてもめずらしい場所になります。
タオルを日用品として使うのはもちろん芸術として考えた展示が充実しています。
タオルの製造工程を見学することもできますし、気に入った作品はショッピングで購入することも可能です。
なかにはさまざまな施設があり充実していることもあり、一日通して楽しめるととても定評があります。
タオル美術館の特徴
タオル美術館の特徴についてご紹介したいと思います。
入り口のコットンロードがかわいい
美術館のギャラリーに向かう途中にあるのが、コットンロードです。
とにかく大きなオブジェが並ぶ、可愛らしい場所になり、まるでお菓子の家のなかに迷い込んだような気持ちになります。
例えば生クリーム(綿)がたっぷりと乗ったショートケーキが飾られている、迫力満点のポップコーンや、ハンバーガー、アイスクリームなどがあります。
綿で作られているので安全ですし、とても美味しそうなので驚いてしまうかもしれません。
しかもコットンロードを歩いているときは、無料なのもあり誰でも楽しめちゃいます。
とてもリアルに作られているので、まずは綿にこれだけの可能性がありアレンジ次第でこんな作品も作れることを知ることもいいかもしれません。
ギャラリーではタオルを製造する工程が見られる
タオル美術館では、綿から糸を作り、タオルになるまでの製造過程が見られます。
入ってすぐにある流綿機は糸を作る重要な役割をしています。
迫力もありますし、色もカラフルなので見ていてワクワクした気持ちになると思います。
一通りの製造方法を見たあとは、「チーズ巻糸の壁」も絶対に立ち寄ってみてください。
ちなみにチーズ巻とは円筒状にまいた状態のことをいいます。
200色に染められた色とりどりの巻糸が壁一面に広がっている圧巻の光景が広がります。
これだけ豊富な色があることにもオ頃来ますし、まさに芸術作品ともいえる素晴らしい光景です。
色の並びも美しく、いつまでも眺めていたくなるかもしれません。
常設のムーミンエリア
タオル美術館は、アミューズメント的な要素もある美術館です。
その理由の一つにムーミンの世界展が常設展として、展示されていることです。
ここはムーミン博物館!?と思ってしまうほどにムーミンの世界が広がっています。
ムーミンの家もありますし、長さ40mにもなるムーミンタオルもフォトスポットとして人気があります。
すべてにストーリーがあり、とても丁寧に作られているので、ムーミン好きにとっても十分に楽しめるのではないでしょうか。
なかには写真撮影ができないコーナーもありますが、ムーミン好きにとっても嬉しいスポットであるのは間違いありません。
お土産でもムーミンを描いたものがたくさんありますので、ファンならずとも堪能できるはずですよ。
併設レストラン、カフェ、グッズ
四国の物産コーナー
愛媛県ならではの特産物を使ったアイテムや食品などを取り扱っているエリアです。
四国は実際に行ったことがないとその文化など知らない人も多いと思います。
美味しそうなお土産がたくさん売っていますし、活気のあるエリアなのでついつい買いすぎてしまうかもしれません。
広々としたいお店になるので、四国ならではのお土産を探してみてください。
タオルコレクションショップ
3階にあるタオルを中心とした日用品のお土産が購入できるエリアです。
TMOC40色カラータオルの販売も行っており、色とりどりのドレスハンガータオルなどの販売も行っています。
他にも、オリジナルの五つ星タオルなどもあります。
ここでは購入したタオルに1文字30円で文字の刺繍がいれられるサービスなども行っています。
高品質の今治のタオルなので、贈り物にしても喜ばれること間違いなしです。
自宅用に少し安めのタオルがほしい人は、お得なアウトレットコーナーもあります。
タオルは使う頻度も多いので質の高さはもちろんですが、値段も重視したい人から人気があります。
ここでまとめ買いをする人もいるようで、一度覗いてみる価値ありです。
俣野温子さんのグッズ販売
4階にあるムーミンのデザインを考案した俣野さんの作品が購入できる、ミュージアムショップです。
限定のムーミングッズなどもあり、見ていてワクワクした気持ちになるはずです。
所狭しとムーミンが並んでいるので、気になる作品を探してみてはいかがでしょうか。
王府井(ワンフーチン)
タオル美術館のなかにある中国料理専門店です。
高級感のある造りになり、優雅な気分で美味しい中国料理が楽しめます。
提供しているのは“新創作中国料理”になり、一般的な中華料理とは違った印象かもしれません。
とても華やかで本格的な味わいです。
タオル美術館を鑑賞したあとは、美味しい中国料理のランチなんていうのもいいかもしれませんね。
窓からは自然を満喫できる美しい庭園が広がります。
カフェ
タオル美術館のなかには、カフェも充実しています。
ミュージアムカフェやガーデンカフェなど、美味しい紅茶やコーヒー、スイーツが楽しめるお店もあります。
アフタヌーンティーセットはもちろん軽食なども充実しているため、のんびりと過ごしたい人にもおすすめです。
しっかりとご飯を食べたいときはワンフーチンに行き、のんびりとお茶を楽しみたい人は、カフェを選ぶといいと思います。
まとめ
タオル美術館は、見どころも多い素敵な場所です。
本場の今治のタオルの魅力を実感できるのはもちろん、意外と知らない製造工程なども見られるので、より身近に感じるのではないでしょうか。
タオル美術館の良さは実際に行かないとわからない部分もあると思います。
また時間がある人は、庭園散策に行くのもおすすめします。
ヨーロッパ風のおしゃれな庭園がお出迎えしてくれるはずです。
※休業日や営業時間、その他の掲載情報については変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、最新の情報については施設・店舗へお問い合わせください。
アクセス
車となり、JR今治駅より車で25分の場所にあります。
JR壬生川駅からは車で15分ほどなので、近さでいうとこちらのほうが距離もなく、タクシーの場合は運賃を抑えられると思います。
駅からシャトルバスなどは出ていないので、車もしくはタクシーを使って訪れるようになります。
周囲は緑豊かな場所になり、小高い丘に断つ洋館のような場所なのですぐにわかると思います。
とてもおしゃれで、ヨーロッパの雰囲気を感じる建物です。
美術館名 | タオル美術館 |
住所 | 愛媛県今治市朝倉上甲2930 |
電話番号 | 0898-56-1515 |
ホームページ | http://www.towelmuseum.com/information.php |