メニュー
  • ホーム
  • カテゴリー
    • ミュージアムへ行こう
    • 美術・アート
    • 雑貨・インテリア
    • 観葉植物・ガーデン
検索
アートコラム「DECOROO」(デコルー)
部屋を飾るアート(デコレーション)+(ルーム)|デコルー
  • ホーム
  • カテゴリー
    • ミュージアムへ行こう
    • 美術・アート
    • 雑貨・インテリア
    • 観葉植物・ガーデン
アートコラム「DECOROO」(デコルー)
  • ホーム
  • カテゴリー
    • ミュージアムへ行こう
    • 美術・アート
    • 雑貨・インテリア
    • 観葉植物・ガーデン
  1. ホーム
  2. 美術・アート
  3. 草間彌生さんが伝える水玉模様の面白さ、美しさ

草間彌生さんが伝える水玉模様の面白さ、美しさ

2023 3/19
美術・アート
2022年10月16日2023年3月19日
直島にある草間彌生の『南瓜』(1994年)ベネッセアートサイト直島
直島にある草間彌生の『南瓜』
KimonBerlin - https://www.flickr.com/photos/kimon/26726528766/, CC 表示-継承 2.0, リンクによる

水玉模様の面白さや美しさについて伝える芸術家といえば「草間彌生(くさまやよい)」さんではないでしょうか。

インパクトのある外見もあり、知っている人も多いかもしれません。

実はとてもすごい方であり、日本のみならず世界で活躍していることでも知られています。

草間彌生さんとはどんな人物なのか、また水玉模様の有名作品についてもご紹介していきます。

意外と知らない、水玉の奥深さのようなものを実感してみるのも面白いかもしれません。

目次

草間彌生さんとは?

『シャングリラの華』(2000年)霧島アートの森
『シャングリラの華』(2000年)霧島アートの森
CC 表示-継承 3.0, リンク

日本を代表する芸術家でもありデザイナーとして活躍している草間彌生さん。

草間彌生さんは「前衛の女王」とまで呼ばれるようになり、かぼちゃの水玉模様を描いた作品で知られています。

絵画を描くのはもちろんのこと、コラージュや彫刻などの幅広い芸術分野に携わっているアーティストです。

1929年に、長野県松本市出身の草間さんは、種苗業を営む家に生まれ裕福な家庭で育ちました。

4人兄弟の末っ子でもあり、恵まれた生活ではありましたが統合失調症の病に悩まされる辛い幼少期を過ごしていました。

子供の頃から絵を描くことに強く興味を示し、家の近くなどでお花を描くなどスケッチして遊んでいたそうです。

草間さんが水玉を描くようになったのは、統合失調症による影響もあったようです。

実際に視界が水玉で覆われてしまうなど、ときには幻聴や幻覚などで悩むこともありました。

そんな症状に悩みながらも、家庭環境も不仲であったことから、十分な支えを得ることができない、幼少期を過ごします。

母親からの虐待にあい、放浪を繰り返す父親のなかで育ったこともあり、そのときの深い悲しみや苦しみなどの感情を強く覚えます。

この経験が水玉模様として、草間さんの作品を作り上げることになります。

水玉模様はあまりにも素敵なのでつい忘れてしまわれがちですが、幻覚や幻聴などの症状から身を守るために、ぎっしりと水玉を描いていたようです。

その後、京都にある美術工芸学校にて日本画を学ぶようになります。

ただ草間さんのなかでは日本画に対してのイメージが異なり、やりたい芸術とはあまりにもかけ離れていたことで失望を覚えることになります。

日本の伝統的な良さはありつつも、近代化している状態に気づいたのです。

23歳の若さで個展を開くも、日本の閉鎖感から逃げるように、27歳のときに渡米します。

草間彌生さんがニューヨークの生活で得たもの

「Eyes Are Singing Out」(2012)ブリスベンジョージ・ストリート
「Eyes Are Singing Out」(2012)ブリスベンジョージ・ストリート
Brisbane City Council – 7. Eyes Are Singing Out by Yayoi Kusama, CC 表示 2.0, リンクによる

思い切って草間彌生さんが渡米したことが、水玉模様の作品を作るきっかけにもなっています。

ニューヨークでの草間さんは「クサマ・ハプニング」と呼ばれる過激なパフォーマンスを行うなど、精力的に活躍しました。

例えば、全裸の女性や男性に水玉を描いた状態でヌードのまま屋外でデモ活動を行いました。

あまりに奇抜な行動の多さにアメリカでは強い人気を誇るまでになりましたが、日本では良い印象を持つ人のほうが少なくバッシングを受けるようになります。

過激なパフォーマンスに対して、見る人によって賛否両論がわかれるなか、自分の信念を貫き通し変えることはありませんでした。

そもそも草間さんがどうしてヌードのパフォーマンスを行ったのかというと、男女の差別をなくしたいという性差別に対して否定の気持ちがあったようです。

さらに、当時はベトナム戦争などもあったため、廃絶させたいという強い気持ちもありました。

こうした社会問題に対して、草間さんなりに取り組んだのが、パフォーマンスとして表現されていたのです。

最初は否定的な意見も多く見られましたが、次第に草間さんの考え方に賛同してくれる人も増え、受け入れられるようになっていきました。

常に訴え続けた彼女の強い意思が、人の心を動かしたといっても過言ではないのです。

ただし、ニューヨークの生活のなかでパートナーとして生活していたジョゼフ・コーネルが亡くなったことによって、精神的に体調を崩す日が続いてしまいます。

1980年代には草間さん自身の作品ともう一度向き合うようになり、今知られている水玉などの作品を次々に世に送り出すようになります。

1989年に、ニューヨークの国際現代美術センターにて「インフィニティ・ミラーズ」を開催し、世界中で高い評価を受けるまでになりました。

その後は「アート・イン・アメリカ」や「世界でもっとも影響力のある100人」などに選出されます。

デザイナーとしても、ルイ・ヴィトンとのコラボや、フェラガモなどのブランドにもデザインを提供するようになるなど、いかに注目されている人物なのかが伝わってくるのではないでしょうか。

日本でも、下着メーカーの「ウンナナクール」などとコラボするなどの目覚ましい活躍をしています。

個展も現在も開かれていますし、オリジナルのグッズの販売なども行っています。

草間彌生さんの世界観に興味を持った人は、ぜひ覗いてみても面白いかもしれません。

次々に革新的な作品を生み出しているのも特徴です。

作品にはどんなものがあるの?

中央高速バス新宿〜松本線に使用されるアルピコ交通草間号・幻の花
中央高速バス新宿〜松本線に使用されるアルピコ交通草間号・幻の花
ja:User:江戸前鰻 – 自作, CC 表示 4.0, リンクによる

草間彌生さんの作品の特徴として、「水玉」と「かぼちゃ」を使ったものがメインになります。

かぼちゃは90年代から使い始めたものになり、インフィニティ・ミラーズの展示に、発光するかぼちゃのオブジェが用いられたことにあります。

これが好評だったこともあり、かぼちゃを使ったアートを次々に考えるようになりました。

彼女は、かぼちゃがどれひとつとしても、同じ形をしているものが一つもないことを面白いと考えているようです。

愛嬌のある見た目であること、ボリューム感のあるどっしりとした形を気に入っているようです。

草間彌生さんならではの想いが詰まったのがかぼちゃというわけです。

草間彌生さんの世界を知りたい人向けの美術館もおすすめ

草間彌生美術館
草間彌生美術館
Bject – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる

草間彌生美術館は東京都新宿区弁天町にあります。

2017年10月に開館したものになり、年に2回特別なコレクションを展覧会で行っています。

ただ作品を紹介するだけでなく、世界平和をテーマにしたものも多く、人間愛などの強いメッセージ性も感じます。

展示されているすべてが草間彌生さんの作品になりますし、絵画だけに限らず立体作品なども一緒に楽しめます。

世界的に活躍している草間彌生さんの作品をより身近に感じられるのも、この美術館ならではです。

もし興味を持って草間彌生さんについてもっと知りたいと思うのであれば、美術館に足を運んでみてもいいかもしれません。

また、青森県にある「十和田市現代美術館」では無料のオブジェを体験できます。

静岡県の「クレマチスの丘」では、明日咲く花として、多様多種な花と水玉のコラボレーションを楽しむこともできます。

日本各地に草間彌生さんの作品が展示されているため、探してみるのも面白いかもしれません。

どれも個性的でインパクトのあるものばかりです。

そのため、草間彌生さんの世界観を知ると、その水玉模様の作品の奥深さに興味を持つ人も多いのではないでしょうか。

あわせて読みたい
十和田市現代美術館|街全体が取り組むアートの魅力 十和田市現代美術館は、日本にある美術館のなかでも、他とは違う点がたくさんあります。 青森県十和田市は、今やアートの街としても知られていますが、そのきっかけを作…
あわせて読みたい
ヴァンジ彫刻庭園美術館|緑豊かな自然公園も堪能 ※ヴァンジ彫刻庭園美術館は、現在大規模な修繕のため休館中となっています。再開時期は未定となっていますが、緑豊かな美しい庭園美術館の再開を心からお待ちしておりま…

まとめ

草間彌生さんの作品は、かぼちゃと水玉を使っている特徴的なデザインなこともあり、一度見たら忘れません。

カラフルなデザインではありますが、全体のバランスを考えつつ描くのも草間彌生さんならではです。

草間さんは現在も作品を生み出し続けていることもあり、かぼちゃの水玉グッズもたくさんあります。

人生に深みを与えてくれる草間彌生さんの作品はどれも味があり魅力的なものばかりです。

あわせて読みたい
現代アートの世界観とは?その発想や個性が面白すぎる! 現代アートとはいったい何なのでしょうか? 摩訶不思議な現代アートたち、これってアート?「わからない!」、そんな声が聞こえてきそうな様々な作品たち。 ここでは、…
あわせて読みたい
行ってみたい日本の美術館|子どもと一緒にイベントを楽しめる場所 この記事では、子どもが一緒でも楽しめる日本の美術館をご紹介いたします。 子どもと一緒に美術館なんて行けないと敬遠してはいないでしょうか? 最近の美術館は、子ど…

\よろしければポチッと応援お願いします/

にほんブログ村 美術ブログ アートのある暮らしへ

アートコラム「DECOROO」(デコルー) - にほんブログ村

美術・アート
アート
直島にある草間彌生の『南瓜』(1994年)ベネッセアートサイト直島

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

Follow @DECO_ROO Follow Me
よろしければシェアをお願いいたします。
DECOROO(デコルー)
とあるデザイン会社のWeb担当。アートとインテリアをこよなく愛するこだわり屋さん。休日は美術館やレトロな歴史建造物、神社仏閣などを探訪して過ごす。最近は一眼カメラに奮闘中。猫好き。
よく読まれている記事
  • 絵が飾られたリビング
    リビングに飾る絵、来客や家族が集まる場所は風水を意識しよう
    雑貨・インテリア
  • 風水とトイレと絵画
    トイレの絵の飾り方!風水を意識したおしゃれな絵を選ぼう
    雑貨・インテリア
  • ルーブル美術館でサモトラケのニケを見る人々
    サモトラケのニケが人を惹きつける理由
    美術・アート
  • バジルの匂いを嗅ぐ猫
    猫が食べても安全な観葉植物!有害な種類・いたずら対策を紹介
    観葉植物・ガーデン
  • 観葉植物が置かれたリビング
    観葉植物が枯れる原因とは!枯れた観葉植物を復活させる方法・枯らさない手段を紹介
    観葉植物・ガーデン
新着記事
  • 安田侃彫刻美術館
    安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄|炭鉱のまちに佇むこころのふるさと
    2023年3月31日
    ミュージアムへ行こう
  • 綺麗に整頓されたリビング
    どこから片付ける?部屋をすぐに片付ける習慣が身につくポイント
    2023年3月30日
    雑貨・インテリア
  • ボストン美術館
    ボストン美術館|隠れた日本美術の宝庫!浮世絵のコレクションがあるミュージアム
    2023年3月29日
    ミュージアムへ行こう
  • キッチン
    新生活に必要なもの|おすすめのインテリア家具ショップを紹介
    2023年3月28日
    雑貨・インテリア
  • 並んだ観葉植物
    観葉植物の土にカビが発生するのはなぜ?除去・対策方法を解説
    2023年3月27日
    観葉植物・ガーデン
カテゴリー
  • ミュージアムへ行こう (106)
  • 美術・アート (181)
  • 観葉植物・ガーデン (50)
  • 雑貨・インテリア (128)
キーワードから探す
DIYアートインテリアガーデニングキッチンジブリジークレーテレワークデザインモダンリビング一人暮らし写真家具家電新生活星座水墨画浮世絵玄関美大美術館観光観葉植物賃貸雑貨額縁風水
ブログランキング参加中

にほんブログ村 美術ブログ アートのある暮らしへにほんブログ村 インテ素敵なインテリアへにほんブログ村 美術ブログ 美術館・アートミュージアムへ

PVアクセスランキング にほんブログ村

目次
目次