この記事では、掛け時計を選ぶときのポイントや、迷ったときの参考にしたいおすすめブランドをご紹介します。
お部屋に合うアイテムを見つけるのが意外に難しい「掛け時計」。
最近ではインテリアの一部として捉え、機能面・デザイン面の両方にこだわる人が増えています。
掛け時計を選ぶときのおすすめポイントは?
お部屋の印象を左右する掛け時計。
せっかくなら気に入るものを見つけて、長く愛用したいですよね。
掛け時計を選ぶときに意識しておきたい、おすすめポイントがいくつかあります。
サイズ
お部屋の広さによって、見やすいと感じる時計のサイズも変わってきます。
大きすぎるとお部屋全体に圧迫感を与えてしまうことも。
6〜8畳のお部屋には直径20〜25cmの小さめサイズ、リビングやダイニングには直径25〜30cmのサイズが丁度良いと言われています。
表示形式
時計の表示形式はデジタルとアナログの2種類あり、それぞれに良さがあります。
アナログ形式のメリットは、時間が直感的に分かる点です。
現在時刻だけでなく、ある時点からの経過時間も感覚で把握することができます。
デジタル形式のメリットは正確性です。秒単位で正確な時間を把握できます。
また温度計や湿度計、ストップウォッチ、アラーム機能などが搭載されている時計もあり、機能性に優れています。
小さな子どものいるご家庭ではアナログの掛け時計がおすすめ。
時計の読み方を覚えると同時に、時間の長さの感覚を養うことができ、毎日の生活リズムを整えるのに役立ちます。
運針
運針とは、時計の秒針が動く様子のことです。
1秒ずつ進む「ステップ運針」と、滑らかに進む「スイープ運針」があります。
ステップ運針だとコチコチ音が出てしまうため、寝室のように静かな場所に設置する場合、スイープ運針の方が睡眠の邪魔になりません。
おすすめの掛け時計ブランド
掛け時計の選び方は分かったけれど、たくさんありすぎて迷ってしまう場合、定番の人気ブランドに絞って探してみると良いかもしれません。
今回は、おすすめの掛け時計4つをご紹介します。
アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)|おすすめブランド
デンマークの建築家兼デザイナーであるアルネ・ヤコブセン。モダン様式のデザインの先駆者として知られ、家具やインテリアの分野において様々な名作を残しています。
1943年発表の「STATION」は、デンマークの鉄道の駅にも採用されたことからその名前が付けられました。
機能美を追求したシンプルなデザインは、合わせる場所を選ばず、どこに飾っても自然と馴染んでくれます。
サイズ展開は直径16cm・21cm・29cmの3種類あります。
ジョージ・ネルソン(George Nelson)|おすすめブランド
アメリカのモダンデザインの立役者と言われているジョージ・ネルソン。
1946年から20年間、世界的家具メーカー・ハーマンミラー社のデザインディレクターを努め、イームズ夫妻やイサム・ノグチなどの才能を見出し、同社のデザイナーとして起用しました。
ジョージ・ネルソン自身も素晴らしいデザイナーであり、彼が手掛けた「ネルソンベンチ」「ココナッツチェア」などの家具は今でも高い人気があります。
1950年代に誕生した「ネルソン・クロック」シリーズは、ミッドセンチュリー時代を代表する、世界的な人気を博した掛け時計です。
一切の数字を取り払い「壁に飾る抽象的なオブジェ」をコンセプトにデザインされました。
太陽の光を模した「サンバーストクロック」は、北欧インテリアなど異なるテイストのお部屋でも合わせやすい時計です。
レムノス(Lemnos)|おすすめブランド
レムノスは、日本発のデザインクロックメーカーです。
ただ時間を知らせるための時計ではなく、その空間を豊かにする存在でありたい、という想いのもと、多くの著名デザイナーとタッグを組んで作品を発表しています。
フランス語で田舎を意味する「カンパーニュ」は、フレームに天然のブナ素材を使用し、ナチュラルなインテリアによく馴染むデザイン。
秒針がないため静かで、子どもの勉強部屋や寝室にも安心して使うことができます。
電波時計なので時刻合わせが不要なところも嬉しいですね。
ブラウン(Braun)|おすすめブランド
ブラウンはドイツに本拠地を置く小型電気器具メーカー。
日本では電気シェーバーなどの製品で有名ですが、時計の製造も手掛けており、シンプルで無駄のないデザインが人気です。
表面のフレームがないため光が反射せず、どの角度からでも見やすいのが特徴。
壁から下ろさずに、指で針を回して時刻合わせできるところも便利です。
まとめ
今回は、掛け時計を選択する際のポイントやおすすめの掛け時計ブランドを解説しました。
最近ではスマートフォンやPCの普及によって、掛け時計を飾らないご家庭が増えています。
しかし家族で時間を共有したり、手がふさがっている時に時間が確認できるなど、掛け時計ならではのメリットがたくさんあります。
インテリアとしても、掛け時計は重要な存在です。
この記事を参考に、ぜひお気に入りの掛け時計を探してみてくださいね。