この記事では、美ヶ原高原美術館について紹介いたします。
長野県にある「美ヶ原」といえば、自然を感じられる観光スポットとしても人気があります。
その美ヶ原にある人気施設といえば「美ヶ原高原美術館」です。
見どころの多い美術館としても定評があり、年間たくさんの人が訪れます。
雄大な自然と一緒に美術品を楽しみたい人にとっても、特におすすめの場所です。
美ヶ原高原美術館の歴史、成り立ち
美ヶ原高原美術館は、1981年6月に開館した場所になり箱根にある彫刻の森美術館の姉妹館として誕生したと言われています。
八ヶ岳の中心にある高原国定公園の北東部に位置しています。
この立地からも、北アルプスの自然を眺められる場所になり、絶景が楽しめます。
高山植物も200種類以上になるなど、日本を代表する高原としても高く評価されています。
屋内展示場はもちろん、屋外(野外)の展示物もあり、広々とした空間のなかで鑑賞でき、とても贅沢な時間を過ごせます。
美ヶ原高原美術館の建物は、入り口が2階にあり、1階でチケットを購入してから上に上がります。
1階は道の駅になるので、お買い物にも困りません。
美術館としての役割はもちろん、長野を代表する観光スポットでもあります。
子供から大人まで幅広い世代が体験できる場所として知られ、ただ見るだけではない美術の奥深さを実感できます。
ちなみに毎週土曜日だけ「ファミリーデー」として、保護者が同伴している小学生や中学生の子どもは入場料が無料になるなどの特典もついてきます。
家族で訪れたい人にとっても、美ヶ原高原美術館はおすすめの場所です。
美ヶ原高原美術館の特徴
美ヶ原高原美術館の特長について紹介します。
屋外展示場が充実している
美ヶ原高原美術館は360°Cの美しい景色が楽しめるスポットとしても人気があります。
そのため、屋外の展示にもとても力を入れており、珍しいものや個性的なものなどが雄大なスケールで展示されています。
標高は2,000mにもなり、350点の常設展示があります。
訪れる時間帯によっても、展示物が違った印象に見えるのも面白いところです。
春になると、レンゲツツジが咲き乱れ、展示物をより華やかに見せてくれます。
天気のいい日に訪れて、お散歩がてら野外展示物を楽しむのもいいかもしれません。
何度訪れても飽きずに楽しめます。
屋外展示のなかでも、セザールの「親指」の斬新さに驚くのではないでしょうか。
作家自身の右手の親指の型をとったものになり、何段階もの過程を得て作られたものとしても知られています。
とても正確に再現するなど、その技術力の高さでも知られています。
大理石を使用しており、赤や青などの模様が本当に人間の地脈のようにも見えると、高く評価されている作品になります。
他に「アイノモニュメント」も見逃せない展示品です。
優美で軽やかなモニュメントになり、エミリオ・グレコから学んだ技術を生かして制作されたと言われています。
リズミカルな運動表現を加えることで、躍動感のある作品に仕上げています。
テーマもとてもロマンチックだと思いませんか。
他にもたくさんの作品があるので、ぜひお気に入りの一点を探してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、野外展示場ではペットも同伴できますよ。
こども美術館が楽しい
小学生以下の子どもを対象としているのが「こども美術館」です。
大人向けの展示物ではちょっとむずかしい子どもも一緒に楽しめるのがこの美術館の魅力です。
シャボン玉のお城は、1.42mのピラミッド型のカプセルを組み合わせて作られています。
近頃はふわふわ広場なども追加されたので、子どもが思いっきり遊べるスペースとしても人気です。
また、子どもと一緒に訪れてほしいのが「ビーナスの城」です。
美術館のなかでも、最も高台にありヨーロッパテイストの建物です。
ミロのヴィーナスをメインとした展示になっており、ダヴィデ像やアポロなどもいるなど、とても見応えがあります。
屋上から眺める景色も絶景ですし、ただ絵画を見るだけの美術館とは違った、幅広い楽しみ方があるのも魅力。
ゆっくりと時間をとって美ヶ原の景色を眺めてみてくださいね。
ここに展示されているものは模造品になりますが、本物そっくりに作られています。
美ヶ原の自然を満喫できる
亜高山帯に属している美ヶ原高原には、ここでしか見られない貴重な花々や植物が自生しています。
季節によっても変わりますし、高山植物の多くが珍しいものになり、春から秋までの長い期間を楽しめます。
その数は200種類以上になりますし、芸術と一緒に堪能できることでも人気があります。
例えば、初夏の時期には「ショウジョウバカマ」や、「シロバナノヘビイチ」「アズマシャクナゲ」なども咲き乱れます。
どれも可憐で美しい花々になりますので、見ているだけでもワクワクした気持ちになります。
ただし、美ヶ原の高山植物は、国定公園になるため、採取を禁じられています。
気になる花々だとしても持ち帰ることのないように気をつけてくださいね。
併設レストラン、カフェ、グッズ
道の駅のレストラン
美ヶ原高原美術館の1階部分は道の駅になっています。
そのため、美術館に入場するのに、必ず通る場所でもあり、地場産品を使ったレストランもあります。
レストランの種類もありますし、洋食や和食など幅広い食事が楽しめます。
おすすめはカレーになり、山小屋カレーやロースカツカレー、チキンカツカレー、ハンバーグカレーなどもあります。
オムライスにミートソース、カルボナーラ、ハンバーグなど美味しいメニューが揃っていますので、食事には困りません。
観光地ではありますが、そこまで高くないので気軽に立ち寄って休めるはずです。
道の駅のショッピングモール
美ヶ原高原のなかでも、最も大きな専有面積を誇るショッピングモールになります。
ここではお土産ならなんでも揃うといっても過言ではありません。
信州の特産物はもちろん、お菓子類や、惣菜、漬物などなんでも販売しています。
またジュースやお酒なども揃っています。
他にも、美術館のオリジナルグッズなどもあるので、自分用のお土産探しにも最適です。
総合観光土産店でもあるので、帰りに立ち寄るのをおすすめします。
広々としていて、ゆっくりと買い物ができるのも、この道の駅の良さだと思います。
まとめ
美ヶ原高原美術館は、雄大な自然を体験できる素晴らしい場所です。
日本にはたくさんの美術館がありますが、これだけの絶景を堪能できる場所は他にはありません。
作品の展示数も多く、とても見応えがあります。
屋内だけでなく屋外の展示物も多いこと、子どもから大人まで幅広く堪能できる美術館としてもおすすめです。
建物もおしゃれですし、美ヶ原高原美術館の良さをより実感できるのではないでしょうか。
美術館と一緒に自然を満喫しつつ、特別なひとときを体験してみてはいかがでしょうか。
季節ごとに変わる美ヶ原高原美術館の魅力を体験してみてくださいね。
※休業日や営業時間、その他の掲載情報については変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、最新の情報については施設・店舗へお問い合わせください。
アクセス
美ヶ原高原美術館は林道の先にあるので、車で行く場所です。
最寄りのICは岡谷で、約60分走った場所にあります。
他にも松本ICや東部湯の丸からも約70分で行けます。
美術館に駐車場は完備していますので、安心して訪れることができます。
駐車場は無料ですし、合計800台まで停められるので混雑するシーズンも最適です。
美術館名 | 美ヶ原高原美術館 |
住所 | 長野県上田市武石上本入2085−70 |
電話番号 | 0268-86-2331 |
ホームページ | http://www.utsukushi-oam.jp/ |