上野の森美術館は、駅前の立地にあることからも、人気の高さで知られています。
観光地としても人気のエリアですが、同時に芸術分野においても名前を聞くことの多い場所です。
東京台東区の上野の森には、たくさんの美術館や博物館があります。
この記事では、上野の森美術館の魅力について詳しくご紹介いたします。
上野の森美術館の成り立ち、歴史
上野の森美術館を管理している、日本美術協会を母体としています。
私立美術館でもあり、1972年にフジサンケイグループによって開館されました。
私立美術館でもあり、1972年(昭和47年)にフジサンケイグループによって開館されました。
常設展を持っていないため、海外の美術館の所蔵品や公募展などの展示を行っている場所です。
重要文化財の公開を始め、上野の森美術館でしか行わないような、特別な展覧会も多く行っています。
そのため、2008年に開催された、「井上雅彦」の”最後のマンガ展”は、過去最高の人出を記録したことでも知られています。
過去には「フェルメール展」や「聖地チベットポタラ宮と天空の至宝」展などを開催しています。
実際に2021年は「キングダム展-信-」が開催されています。
全面監修で、信の物語を完全構築し直した特別版です。
今までキングダムを見たことがある人も、新鮮な気持ちで楽しめます。
普段小さなマンガで見ていた絵が大迫力の大きな絵になって見られるのも、よりキングダムをリアルに感じられると思います。
上野の森美術館でしか楽しめない展覧会もあるので、ぜひ、足を運んでみてください。
何かと話題になることの多い美術館でもあり、毎年たくさんの人が訪れています。
また、2006年には、1階部分を少企画展ができるスペースである「上野の森美術館ギャラリー」を作り、3階にはアートスクールもあります。
ただ、見て学ぶだけではなく、体験型も充実しています。
今、どんな展示が行われているのか、また先にどんな展示が行われるのかはホームページを見て確認するようにしてください。
上野の森美術館の特徴、見どころ
現代美術展に力を入れている
上野の森美術館で毎年行われている企画展のなかでも、現代美術展の「VOCA展」は特に人気があります。
現代アートの分野で、平面の領域で見たときに、国内だけを問わず、国際的にも活躍できる可能性のある、若い作家の支援を目的としているものです。
VOCA展は、1994年より開催されている、とても歴史のある美術展です。
40歳以下の作家1名を推薦して展示する方法を取っており、全国各地で活躍している未知の才能を発揮できる機会です。
このVOCA展は若い画家にとっては登竜門的存在になり、ここに出展してからその後他表面で活躍している人もたくさんいます。
ちなみに「蜷川実花」さんも2006年に受賞しています。
最も勢いのある人を知りたい人、現代アートに興味を持っている人にもおすすめ。
公募展で誰でも参加できる
上野の森美術館では、毎年大規模な公募展も行っています。
例えば2021年には「大賞展」と「自然展」が行われました。
絵を描くことが好きな人はもちろん、楽しいと思っている人が気軽に参加できるものになり、自分の作品を発表できる嬉しい機会です。
なかでも2021年の「日本の自然を描く展」は、小さな10号サイズの作品ながら、身近な風景や人物などの静画をモチーフにしたものなどが対象なりました。
優秀作品には賞がもらえるなど、絵の好きな人にとっても嬉しい公募展です。
もし自分の作品を飾りたいと思っているなら、一度応募してみてもいいかもしれません。
立地の良さで観光のついでにも
上野の森美術館は、ターミナル駅である上野駅から徒歩5分の場所にあります。
そのため、観光として上野に訪れた際に、美術館に寄っていく人もいます。
また大人500円と手頃な各なのも人気があり、広々とした館内で美術をのびのびと楽しめます。
周囲は飲食店も多く食べる場所にも困りません。
買い物できる場所も多く存在します。
上野はターミナル駅なのもあり、ここから別の場所に移動することも十分にできます。
立地の良さがあるので、そのときの企画展や公募展を調べておき、興味のあるものがあれば立ち寄ることもできます。
頻繁に企画展をやっているのもあり、飽きずに楽しめるはずです。
アートスクールも人気!
上野の森美術館では、絵を学びたい人向けのアートスクールも行っています。
短期間で学べる「特別講座」や「単発講座」がもちろん、長期でじっくりと学びたい人向けの「通常講座」もあります。
人気の「アートレター講座」などもあるので、美術に触れてみたいと考えている人にとっても、いい機会になるのではないでしょうか。
曜日によって学べる内容に違いがあるので、美術のなかでもどの分野を学びたいのかによって選んでもいいと思います。
アートスクールに挑戦するのも楽しいのではないでしょうか。
併設レストラン、カフェ、グッズ
Café MORI
美術館を入ってすぐのエントランスの辺りに、雰囲気の良さもあり人気のCafé MORIがあります。
大きな窓ガラスからは外の景色が見えるようになっていて、暖かな日差しが入ってきます。
注文を受けてから一杯ずつ丁寧に抽出する、ドリップコーヒーが特に人気です。
また、美味しいスイーツも揃っています。
美術館でたくさん歩いたあとはcaféで休憩するのも楽しみのひとつですね。
紅茶やジュース、フロートなども揃っています。
どれも美味しいので、ぜひ、一度立ち寄ってみてください。
基本的に美術館が休館のときは、caféもお休みになりますので注意してください。
また、Café MORIでオリジナルグッズやお土産などを購入できます。
人気のオリジナルポストカードはもちろん、オリジナルノート、人間定規など、オリジナリティ溢れるグッズが揃います。
なかには「これ、なんだろう?」と思うような個性的なグッズも。
そのため、ここでお土産を買わないのは損だと思います。
過去の企画展の図録なども揃っています。
ぜひ、ゆっくり時間をかけて選んでみてください。
周囲のレストランやcaféも
上野の森美術館の周辺は、美味しいお店がたくさんあります。
「上野の森さくらテラス」は比較的新しくできた、飲食店を集めた建物です。
また駅ビルの「アトレ」にも、飲食店や雑貨屋さんなどが揃っており、食べるところには困りません。
美術館内が混雑しているときなど、館内のcaféを利用するのが難しいこともあると思います。
でも、上野なら周辺の設備が充実しているからこそ、心配することもありません。
上野の飲食店で下調べしておき、土日などは時間をずらす、予約をしておくといいかもしれません。
お昼時は並ぶこともあるので、人気店などは必ず覚えておきましょう。
まとめ
上野の森美術館は立地の良さはもちろん、美術館としてもとてもおすすめです。
人気のある展覧会になると、たくさんの人が訪れます。
特に土日は混雑するため、朝早めの時間など対策をしておくようにしましょう。
また、絵に興味があるときはアートスクールなどもあるので、さまざまな楽しみ方もあると思います。
上野駅周辺も観光地として充実しているため、見どころも多く一緒に楽しめますよ。
※休業日や営業時間、その他の掲載情報については変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、最新の情報については施設・店舗へお問い合わせください。
展覧会・催し物
明日をひらく絵画 第42回 上野の森美術館大賞展
会期 | 2024年4月27日(土) ~ 5月8日(水) |
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時間 | 10:00 〜 17:00 開館(入場は閉館30分前まで) |
入場料 | 一般600円 大学生400円 高校生以下無料 ぐるっとパスが利用できます *障害者手帳をお持ちの方と付添いの方1名は無料(要証明) |
企画券 | ペア券 1,000円(税込) <数量限定> 上野の森美術館大賞展入館券2枚セット販売となり、お二人で入場の方、またはお一人で会期中2回入場いただく方にお得なチケットです。 *販売期間 2024年4月6日(土) 10:00 ~ 4月26日(金) 23:59*数量限定につき、予定数に達し次第販売終了となります。 チケット情報はこちら |
会場 | 上野の森美術館 |
アクセス
美術館名 | 上野の森美術館 |
住所 | 東京都台東区上野公園1-2 |
電話番号 | 03-3833-4191 |
ホームページ | https://www.ueno-mori.org/ |