みなさんは、富山県の中心部にある「富山市ガラス美術館」を知っていますか。
世界的な建築家でもある隈研吾さんが設計したことでも知られています。独創的なデザインの建物であるTOYAMAキラリのなかに、美術館が入っています。
富山市ガラス美術館とはどのような場所なのか、わかりやすくポイントを紹介していきたいと思います。富山市ガラス美術館の魅力はたくさんありますので、この機会に知ってみてくださいね。
富山市ガラス美術館の成り立ち、歴史
富山市ガラス美術館のある、富山市は、ガラス造形研究所や地場産業化を掲げる工房などがある場所です。
もともと“富山の薬売り”で知られている場所になり、必需品である薬瓶の製造にも尽力してきました。戦前には富山駅周辺に、溶鉱炉を持ったガラス工場が10社以上存在していたと言われています。地方都市の未来像として世界中からも注目されています。
2015年に30年以上のガラスの街として定評のある富山市だからこそTOYAMAキラリを開館しました。グラスアートが普及することを目指して展覧会などの活動を今にも伝えています。
富山市ガラス美術館は、20年ほどの月日をかけて400点にもなる有名な作品を展示しています。グラスアートガーデンやコレクション展、グラスアートパサージュなどの常設展はもちろん、定期的にイベントなども行っています。美術館と一緒に図書館も併設することで総合的に芸術について学べる場所になっているのです。
キラキラと輝く建築物はもちろん、地元富山県の木材やガラスをふんだんに使用しています。そのため、一歩なかに足を踏み入れると、とにかくおしゃれでフォトジュニックな空間に驚くはずです。温かみのある空間なので、とても居心地のよく過ごしやすい空間です。
観光地としても人気があり、地元の人のみならず訪れる場所です。
富山市ガラス美術館の特徴
富山市ガラス美術館の特長を紹介します。
内観のデザインのおしゃれさ
富山市ガラス美術館は、とにかくおしゃれな空間に驚きます。
入り口に入ってすぐに、細長い杉板を使った建築が目を引きます。富山県の杉を使用したものになり、ガラス窓からは外の光が自然と入ってきます。とても広々とした開放感のある光景になります。
また、2階に上がると天井から床などのすべてが木材で統一された空間になります。他にも最上階まで広がる雄大な吹き抜けも見どころです。
木の美しさはもちろん、柔らかな光が入り込みます。「街のような建築」を目的にした設計になり、フォトスポットがたくさんあります。外観だけに限らず、内観も時間をかけてじっくりと鑑賞したくなる、素晴らしい場所です。
グラスアートガーデンの美しさを堪能する
富山市ガラス美術館のなかでも、最も見どころなのがグラスアートガーデンです。最上階の6階にあるのがグラスアートガーデンです。
空間芸術で有名な巨匠のデイル・チーフリーによる作品が展示されています。日本の伝統色を使ったシャンデリアは、アメリカで制作したものになり、富山県に運ばれています。とても繊細で美しいものになり、ガラスで作っているのが信じられないほどの出来栄えです。
また、トヤマミルフィオリも絶対に見てほしい場所です。イタリア語で「千の花」という意味を持っています。周りを移動しながら眺める大きなものになり、葉の裏側にも繊細な模様がついているなど、緻密な設計によって作られています。作品の一つ一つがどれも美しく、贅沢な時間になるはずですよ。
併設レストラン、カフェ、グッズについて
FUMUROYA CAFÉ
富山市ガラス美術館のなかにある、休憩処でもあるカフェです。
石川県の金沢市にある加賀麩の老舗として有名な「不室屋」が営業している日本料理を楽しめるカフェになります。木材を全面に取り入れたナチュラルな印象の店内は、木の香りを感じられる至福の空間です。お麩を取り入れたメニューが揃っておりランチや甘味処なども揃っています。
美術館を鑑賞したあとに、ゆっくりと過ごしたい人にとっても最適な場所です。こだわりのメニューが揃っています。麩の美味しさを実感できるはずです。時期によってもメニューの内容が変わりますので、地元の食材を存分に満喫してくださいね。
ガラス美術館ミュージアムショップ
建物の2階には、ミュージアムショップがあります。ガラス製のグッズが数多く揃っていますので、種類豊富なお土産のなかから気に入るものを選んでください。
限定品も数多く残されており、富山を中心に活躍している作家さんの作品なども揃っています。気に入るグッズを探す楽しみもあるかもしれません。手頃なものだと、クリアファイルやはがきなどもあります。
オリジナルグッズも揃いますので、お土産を探している人にもおすすめです。
※休業日や営業時間、その他の掲載情報については変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、最新の情報については施設・店舗へお問い合わせください。
まとめ
今回は、富山市ガラス美術館について紹介いたしました。
富山市ガラス美術館は、富山市中心部にあるTOYAMAキラリ内に位置し、世界的な建築家・隈研吾が設計した美術館です。ガラスアートに特化し、400点以上の作品を展示しています。
美術館は図書館を併設し、芸術を総合的に学べる場所です。富山県産の木材とガラスをふんだんに使用したおしゃれで温かみのある内装が特徴です。
アクセスも良好で、JR富山駅からセントラムで10分です。併設のカフェやミュージアムショップも魅力的ですので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
アクセス
富山市ガラス美術館へのアクセスは、JR富山駅からセントラムに乗って10分ほどの場所にあります。
コンパクトシティとしても評価されているように、移動手段も便利であること、おしゃれな街としても高く評価されています。
TOYAMAキラリは遠くから見てもわかるようなインパクトのあるデザインをしています。
この外観は、ガラスとアルミ製でできています。
御影石なども使っており、富山の「立山連峰」をイメージしています。
美術館名 | 富山市ガラス美術館 |
住所 | 富山県富山市西町5−1 |
電話番号 | 076-461-3100 |
ホームページ | https://toyama-glass-art-museum.jp/ |