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戸栗美術館|渋谷区松濤にある和の雰囲気の美術館【東京】

2024 9/02
ミュージアムへ行こう
2023年2月27日2024年9月2日
当ブログでは広告を利用しています。
戸栗美術館
戸栗美術館
出典:Wikimedia Commons

戸栗美術館は、東京の中でも最も華やかな町の1つ渋谷にある美術館です。

駅前の賑やかな場所から徒歩15分程の立地にあり、黄土色のレンガの建物が和モダンで印象的。

大都会・渋谷の中にありながら、落ち着きのある上品な雰囲気は何だかほっとさせてくれる存在です。

今回は、戸栗美術館について紹介いたします。

目次

戸栗美術館とは

戸栗美術館は1987年11月、旧鍋島藩屋敷跡にあたる渋谷区松濤に創設されました。

国内では貴重な陶磁器専門美術館として知られており、創設者である戸栗亨氏が収集した陶磁器を中心とした美術品を保存し、それらを定期的に公開しています。

美術館のシンボルマークに描かれているのは虎。

これは、戸栗亨氏が寅年生まれであるということが由来とされており、古伊万里の「染付 竹虎文 捻花皿」という作品に描かれた虎をモチーフにしているそうです。

ロゴマークは、彫刻家で文化功労者としても知られる北村西望氏が書いたものです。

この方は、有名な「長崎平和祈念像」も制作されている作家なので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。

美術館は、1階と2階に分かれており、第1展示室〜第3展示室と特別展示室があります。

1階にある「やきもの展示室」と呼ばれている部屋では、現代の磁器作家の個展、美術館のコレクションである陶片などの展示が行われています。

館内は決して広くはありませんが、ゆったりとした空間や美しいお庭など、来館者がくつろげるような雰囲気づくりをされているのが印象的です。

戸栗亨の美術館創設への想い

【次回展情報】4/8(土)から開催の『「柿右衛門」の五色―古伊万里からマイセン、近現代まで―』の詳細をHPに掲載致しました。世界を魅了した柿右衛門様式の素地や絵具の「色」に着目し、色絵作品約80点を展示。古伊万里とマイセン、近現代の「柿右衛門」作品をご堪能下さいhttps://t.co/Py6LU2emCf pic.twitter.com/REiutjtbzH

— 戸栗美術館 (@toguri_museum) February 12, 2023

美術館創設者である戸栗亨氏は1926年に生まれ、終戦後の活気ある生活の中で、日本の伝統的な文化を何とかして後世に伝えたいという思いを抱えていました。

その中でも、彼は陶磁器のもつ魅力に惹かれていきます。

特に興味を持ったのは、鑑賞陶磁。つまり日用品ではなく主に見て、愛でるような作品ですね。

さらに、戸栗氏は陶磁器の中でも磁器の収集に力を入れていきます。

その後、長きにわたり、中国や朝鮮、伊万里焼、鍋島焼など国内外の質の良い陶磁器を収集し続けることになりました。

戸栗亨氏の陶磁器への思いが、素晴らしいコレクション誕生の原動力となったのですね。

豊富な東洋陶磁器コレクション

水指や薄茶器といった茶道具は17世紀前半の初期伊万里の時代にしばしば登場します。
「染付 樹鳥文 三耳壺」は肩部に耳を持つ三耳壺。元々は貯蔵・運搬のための器形ですが、茶の流行に伴い茶葉を保管する葉茶壺として転用されるように。
本作の胴部には樹木や竹、鳥などが丁寧な筆致で描かれています。 pic.twitter.com/jroGoPSkFw

— 戸栗美術館 (@toguri_museum) February 11, 2023

戸栗美術館のコレクションは、鍋島や伊万里などの「肥前磁器」と朝鮮や中国から渡ってきた「東洋磁器」が多くを占めており、古書画なども合わせて約7000点を所蔵しています。

こちらでは、それぞれのコレクションを紹介致します。

肥前磁器

肥前磁器は、1610年頃に肥前(現在の佐賀県、長崎県の一部)で作られた磁器のことをいいます。現代でもよく知られた焼き物です。

伊万里焼

肥前で生産された磁器は、伊万里港を介して国内外に流通し「伊万里焼」と呼ばれるようになりました。

その中には色彩豊かな古九谷様式、磁器のもつ白さを活かした柿右衛門様式、豪華で華やかな古伊万里金襴手や、最高の技術と厳選された材料でつくられた鍋島焼などがあります。

中国磁器

途方もない長い時間をかけて育まれてきた中国陶磁器。

当時、伊万里焼をつくる人々にとって憧れでもありました。

戸栗美術館では、新石器時代の土器・陶器や1644年〜1911年の清時代に制作された質の高い磁器を保存しています。

それぞれの時代を通観できる作品たちは実に圧巻。

朝鮮磁器

朝鮮半島で生まれた陶磁器は大きく「高麗青磁」と「李朝白磁」に分けられます。

 豊臣秀吉による朝鮮出兵の際に、鍋島藩主・鍋島直茂が朝鮮人の陶工・李参平を引き連れ、有田町で磁器制作を行ったことが日本磁器の始まりともいわれているそう。

陶片

陶片とは、遺跡や窯跡などから出土した陶磁器の欠片のこと。

戸栗美術館では、伊万里焼や鍋島焼の陶片を所蔵しています。

陶片は、製作の工程や技術・生産された年代など陶磁器を研究する際には貴重な資料になります。

また、創設者の戸栗氏は自分の生まれ年の干支にちなみ、虎が描かれた陶磁器を気に入って多数収集していたそうです。

そんな創設者の人間味あふれるお話を聞くと心が和みますね。

陶磁器の魅力を存分に味わえる展示

『開館35周年記念特別展 初期伊万里・朝鮮陶磁』開幕致しました。
古伊万里の“原点”たる初期伊万里の魅力を約80点の作品と共に語ります。
更に、朝鮮陶磁コレクション約30点も15年ぶりに一堂に会します。
今展は3/26(日)までの開催。
なお、月・火曜日は休館となりますのでご了承ください。 pic.twitter.com/nODyyoFozz

— 戸栗美術館 (@toguri_museum) January 15, 2023

戸栗美術館では、年に4回企画展を開催しています。

独創的な視点から企画された展覧会も数多くあり、どれも素晴らしい陶磁器作品を鑑賞することができます。

「至福のうつわ―江戸の日々を彩った古伊万里―」という展覧会は、江戸時代の人々が抱いた富士山や異国のものに対する憧れ、暮らしの中で楽しむ四季の移り変わりなど、当時の人が感じたであろう「至福」の心を、美しい陶磁器を通して現代の私達にも体感させてくれるような展覧会でした。

一風変わった展覧会としては「古伊万里の重さを見る展覧会」が挙げられます。

こちらは、なんと陶磁器の“重さ”に着目したという企画。美術品の陶磁器は、通常触ることのできないものばかり。

しかし、その作品の“重さ”をイメージすることで、新たな陶磁器の魅力を感じるきっかけとなったことでしょう。

過去には、浮世絵専門の美術館である太田記念美術館と連携した展覧会「青のある暮らし―江戸を染める伊万里焼―」も催されました。

2館共通の展覧会テーマを「青のある暮らし」とし、青色から連想される陶磁器コレクションを楽しめる内容となりました。

また、HPにある「学芸員の小部屋」では、陶磁器の豆知識や作品の紹介などが随時公開されています。

作品が作られた時代背景のことまで、つい思いを巡らせてしまうような「なるほど!」と思える内容が盛りだくさん。

展覧会と合わせて読むことで、より作品鑑賞が味わい深いものになるかもしれませんね。

戸栗美術館は、陶磁器の名品をただ鑑賞するための展示ではなく、さまざまな試みによって焼き物の新たな魅力に触れるための展覧会を企画されているようですね。

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どんな年代の方にも喜ばれる!戸栗美術館のグッズたち

戸栗美術館の #ミュージアムグッズ は館内職員全員で意見を出し合って作っています。
最新グッズのマスキングテープには選りすぐりの館蔵名品が勢ぞろい。
皿や瓶など色々な形を選び、使っても眺めても楽しめるものを目指しました。
ミュージアムショップ店頭にて販売中。
#博物館グッズの世界 pic.twitter.com/8Zg1HPS4YN

— 戸栗美術館 (@toguri_museum) February 8, 2023

戸栗美術館の中にあるラウンジでは、ゆっくりと休憩を取りながら過去の展示の資料などを観ることができます。

ここからは、四季の移り変わりを感じられる美しい庭園を望め、ゆったりとした時間をすごせます。

ミュージアムショップでは、図録やオリジナルグッズ、展示にあわせた現代作家の作品を取り扱っています。

陶磁器の美しい絵柄をモチーフとしたクリアファイル、作品の形を型取った変形ポストカードなど、作品の余韻に浸れるような素敵なグッズばかりです。

どんな年代の方にも喜ばれそうなギフトとしてもおすすめですね!

また、一般の書店ではあまり並んでいない陶磁器に関する本も販売しています。

商品の一部は、オンラインショップでも購入可能となっています。

リンク

おわりに

陶磁器専門の美術館である戸栗美術館は、落ち着いた雰囲気の中で素晴らしい陶磁器作品たちを観ることができます。

焼き物や日本美術にご興味のある方は、足を運んでみてはいかがでしょうか?

※休業日や営業時間、その他の掲載情報については変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、最新の情報については施設・店舗へお問い合わせください。

アクセス

美術館名戸栗美術館
住所東京都渋谷区松濤1丁目11−3
電話番号03-3465-0070
ホームページhttp://www.toguri-museum.or.jp/

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とあるデザイン会社のWeb担当。アートとインテリアをこよなく愛するこだわり屋さん。休日は美術館やレトロな歴史的建造物、神社仏閣などを探訪して過ごす。最近は一眼カメラに奮闘中。猫好き。
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