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日本の美しい自然風景を撮り続ける3名の写真家をご紹介

2022 12/11
美術・アート
2022年9月8日 2022年12月11日
流れる滝|自然の写真

自然や風景の写真には、外国の雄大な自然やダイナミックな風景を求めがちです。

しかし「日本でしか撮影できない繊細な風景」が確かにあります。

さらに、日本の自然や風景は繊細な中にも広大さを感じることができます。

この記事では、日本の自然・風景を撮り続ける3人の有名な写真家を紹介いたします。

目次

日本の自然「森林」を撮り続ける写真家「石橋睦美」

石橋氏は、1947年に千葉に生まれました。

20代後半から東北の自然の写真を撮りはじめました。

さらに40代半ばからは日本の気候風土をテーマにし、その一環としてブナ林の撮影をします。

ブナは日本で広くみられる一般的な木ですが、戦後に大量伐採されてしまい、現在はブナ林として残っている場所は少なくなっています。

石橋氏は、1995年に写真集「ブナをめぐる」を発表しています。

今は少なくなってしまったブナ林が北海道から九州まで撮影されています。

ブナ林の撮影を終えた後、石橋氏は森林の撮影を始めます。

阿寒湖の白樺林は東山魁夷の作品を連想させる幻想的な作品です。

八幡平で撮影された冬のブナ林は霧と雪の白色が芸術的です。

ブナと雪しか写っていないにも関わらず「これは日本だ」と感じさせる雰囲気があります。

対馬で撮影されたイスノキの森は葉の間から夕陽が差し込んでいます。

森全体が青色に写り夕日がポツポツと木を照らしている様子は物語に入り込んだのではないかと錯覚します。

PHOTOGRAPHERS’ ETERNAL COLLECTIO…
Vol.04 石橋睦美|PHOTOGRAPHERS’ ETERNAL COLLECTION|キヤノン 写真集『PHOTOGRAPHERS’ ETERNAL COLLECTION』の第4弾、石橋睦美『しばしとてこそ 立ちどまりつれ』についてご紹介しています。ご購入もこちらから。

日本の自然「里山」を撮り続ける写真家「今森光彦」

今森氏は1954年滋賀に生まれました。

今森氏は近畿大学理工学部土木工学科を卒業してから独学で写真を学びます。

1989年には動物写真の登竜門といわれているアニマ賞を受賞しています。

写真家の星野道夫とも親交がありました。

今森氏は日本の大自然ではなく里山を撮り続けています。

被写体は田んぼのカエルや川のザリガニ、雑木林では大木ではなく地面に小さく咲いている花を選んでいます。

また、里山に生きる人々の姿も撮影しています。

アラスカの大自然ばかりではなく、野生の花やそこで生きる動物の姿を撮影していた星野道夫と通ずるものを感じます。

今森氏の作品の中に柿を干している「干し柿」という写真があります。

高齢の女性が大量の柿を干している様子を撮影したものですが、星野道夫もアラスカでムースの肉を干している様子を撮影しています。

「自然」というと木や動物などの人間以外のものをイメージしますが、そこで生きる人々も自然の一部であり、自然の中から文化が生まれることに気がつく作品です。

雑草と思われているキンエノコロを逆光で撮影した写真は「これが、あの雑草? 」と思う美しさがあります。

子どものころはキンエノコロをみつけたら、すぐに手に取って振っていたものです。

今森氏の作品には、人間と自然との距離が遠くなりつつある現在に「あんなこともあったな」と昔を懐かしく思い出させてくれる写真がたくさんあります。

日本の自然「棚田百選」を撮った写真家「森田敏隆」

森田敏隆 著『たんぼ 美しい日本の風景』日本の、いや世界の原風景なのかもしれない。春夏秋冬、朝昼晩の何気無いたんぼの美しさを教わる pic.twitter.com/qoUXGYSrWB

— K_suke (@k_suke12370) March 21, 2013

日本の美しい風景に棚田は欠かせないでしょう。

棚田とは、斜面にある階段状の田んぼです。階段状にすることで広い面積がない斜面でも稲作ができるようになっています。

棚田の斜面は、山を切ったときの土と石積みの2種類があります。

近年は石積みができる人が減ってしまい、石積みの棚田を維持することが難しくなっているようです。

1999年に農林水産所は棚田を守るために「日本の棚田百選」を発表しました。

棚田に観光地という付加価値をつけることで棚田を守ろうとしたのです。棚田の美しさは季節や田んぼの状態によって変わります。

田んぼに水が入ると水面と畦道が平面構成されたかのようなデザインになります。

夕日が水面に映る時間は、ここが田んぼであることを忘れてしまう風景です。

苗になれば緑と畦道がモンドリアンの作品のようになります。

また雪が積もれば白い波のような風景が広がります。

森田氏は1946年に大阪で生まれました。地図出版株式会社の写真部に入社し20代後半でフリー作家になります。

森田氏は日本全国の棚田のさまざまな「顔」を撮影しています。

棚田と海が接している作品、棚田で子どもが遊んでいる作品、棚田に彼岸花が咲いている作品など「棚田」と一言ではくくれない表情がたくさんあります。

森田氏の作品は棚田の美しさをそのままとらえている魅力もあるのですが、棚田をモチーフとしてデザイン画のように意図的に構成されている気がします。

彼岸花と棚田はパッチワークされた布のようです。

夜の棚田は海の色と棚田の水の色が同化して、街の明かりがアクセントのように輝いています。

棚田に思い出がある人はもちろんですが、棚田を知らない人でも人の手が入った自然の美しさを感じられる写真があります。

おわりに

今回は、日本の美しい自然、風景を撮り続ける写真家を紹介しました。

紹介した3人の写真家はたくさんの作品を発表しています。

しかし現在、作品に写っている自然や風景は減っています。

すばらしい写真は目に見える風景だけでなく、そこに流れている空気や人の生活を感じることができます。

今はなくなってしまった自然や風景であっても写真や作品をみることで時間を超えて体感することはできるのかもしれません。

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DECOROO(デコルー)
とあるデザイン会社のWeb担当。アートとインテリアをこよなく愛するこだわり屋さん。休日は美術館やレトロな歴史建造物、神社仏閣などを探訪して過ごす。最近は一眼カメラに奮闘中。猫好き。
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