土にカビが発生するとガッカリしますね。もしかしたら観葉植物の世話の仕方に原因があるかもしれません。
カビは水や肥料を与えすぎている可能性があります。
カビを除去したあとは、育て方や環境を改善することで予防が可能です。
本記事では、観葉植物の土にカビが発生する原因、除去や対策方法を解説します。
再びカビを発生させないための予防をしたい方は、ぜひ最後まで読んでカビ退治の参考にしてください。
観葉植物の土にカビが発生するのはなぜ?
観葉植物の土にカビが発生したなら、置いている場所に原因があるかもしれません。
通気性や日当たりが悪い場所は、カビが繁殖しやすい環境です。
また水や肥料を過剰に与えることもカビの原因。湿気がこもりやすい梅雨も、カビが発生する確率が高まります。
日当たりが悪い場所に置いている
日当たりが悪い場所に観葉植物を設置していると、土にカビが発生する原因になります。
観葉植物のなかには日陰を好む耐陰性の品種があります。
観葉植物が好む環境に配慮していたつもりが、カビを招いてしまうこともあります。
換気ができない場所に置いている
ジメジメとした部屋はカビが好む環境です。
風のとおり道がない場所はカビが発生しやすくなります。
また、観葉植物の葉や土に、ホコリがたまっていませんか。
ホコリはカビの養分となるため、空気の入れ替えやこまめな掃除が大切です。
水やりの頻度が高い
常に土が湿ったままの状態になっていませんか。
観葉植物に水を与えすぎると、土が乾かない状態が続き、湿気が溜まります。
カビは湿気が多い場所で発生します。
土の表面にウッドチップを表面に敷き詰めている場合も、湿気がこもりやすいため注意が必要です。
あわせて、部屋の湿度が高くないかどうかもチェックしましょう。
肥料を与えすぎている
肥料は植物だけでなく、カビにも栄養を与えてしまうため、適切な量を与えることが大切です。
また肥料には有機肥料と化学肥料の2種類があります。
有機肥料は魚粉や米ぬかなど、動植物性のものを原料。
肥料で持続性と栄養価が高いため、カビが比較的繁殖しやすいようです。
一方で化学肥料は、無機質な鉱物などが原料。
有機肥料と比較すると、カビが発生しにくい肥料です。
観葉植物の肥料は使用する量だけでなく、種類も検討しましょう。
観葉植物の土に発生したカビを除去する方法
カビは観葉植物だけではなく、人体にも影響をもたらします。
喘息やアレルギーを引き起こす可能性があるため、なるべく早めに対処しましょう。
カビが発生した観葉植物を除去するにはアルコールや酢で消毒する方法があります。
表面の土を入れ替えたり、観葉植物を別の鉢に植え替えたりする方法もカビには効果的です。
表面の土を入れ替える
カビが発生した表面の土だけを取り除き、新たな土に入れ替える方法です。
植え替えが難しいなら、空気に触れている表面の土を、無機質の土に入れ替えるとよいでしょう。
ただし、一度カビが発生した土は再び発生しやすくなります。
カビと一緒に表面の土を取り除いたとしても、土の中にカビのもとが潜んでいる場合は、一時しのぎにしかならないこともあります。
カビは無機質の土であっても、水さえあれば繁殖します。
完全な予防は難しいことですが、無機質の土は有機質の土よりも栄養価がない分、カビの抑制が可能です。
観葉植物を植え替える
カビが生えた土をすべて取り換え、観葉植物を別の鉢に植え替える方法です。
もしかしたら、使用している土は水はけが悪いのかもしれません。
何年も同じ土を使用している土は、排水性が損なわれます。
可能であれば、土はすべて交換しましょう。
植え替えの際は、鉢底の軽石を多めに入れると排水性がアップします。
土についたカビから観葉植物を守る方法
観葉植物の防カビ対策には、設置場所の環境や育て方の見直しが有効です。
さっそく見ていきましょう。
観葉植物の土を見直す
ホームセンターや園芸店で販売されている観葉植物専用の土で問題ありません。
赤玉土と腐葉土を混ぜて、水はけのよい土を自作する方法もあります。
赤玉土7に対し腐葉土3の割合が基本です。排水性を向上させるなら、バーミキュライトも追加すると効果が期待できます。
また、観葉植物の近くに炭を置き、湿気を吸収させる方法も有効です。
観葉植物の設置場所を見直す
風通しがよく、直射日光が当たらない場所に観葉植物を設置しましょう。
防カビ対策には湿気を風で散らし、空気を循環させることが大切です。
またカビは太陽光が苦手なため、観葉植物が傷まないよう適度に紫外線を当てることも、カビ予防につながります。
観葉植物の環境を見直す
観葉植物を育てる環境を見直してみましょう。
なかでも受け皿の汚れは、防カビ対策で見落としがちなポイント。
受け皿の水はその都度捨て、汚れやホコリをそのまま放置しないことが大切です。
受け皿に残った水や汚れはカビの養分になります。
他には鉢の素材選びも重要です。通気性がよい鉢を選ぶなら、素焼き製や陶器製がおすすめです。
重厚感がありインテリア性が高いため、防カビ対策と一緒に部屋のおしゃれを楽しめます。
世話の頻度が少ない植物を選ぶ
観葉植物に水やりは不可欠ですが、多すぎると湿気を招き、土にもカビが発生しやすくなります。
とくに乾燥を好む品種は多湿に弱いため、水の与えすぎに注意が必要です。
もしあなたが観葉植物の育成初心者なら、水やりの回数が少ない品種がおすすめ。
まずは世話が簡単な観葉植物を育ててみませんか。
植物の世話に慣れてきたら、今回カビを発生させてしまった品種の育成に再挑戦してみましょう。
防カビ対策してイキイキした観葉植物と一緒に過ごそう!
大切に育てている観葉植物の土にカビが発生すると、ショックが大きいでしょう。
カビは観葉植物だけでなく、人間にとってもよくない影響をおよぼす可能性があります。
あなたと観葉植物が暮らす部屋の環境を、いま一度見直してみませんか。
天気がよい日は窓を開けて風を通したり、こまめな掃除をしたりすることでカビ予防が可能です。
部屋の湿気対策でカビを予防して、豊かなグリーンライフを楽しみましょう!