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日本民藝館|日々の生活にこそ美は宿る

2023 2/06
ミュージアムへ行こう
2023年2月6日
目黒区駒場にある日本民藝館
日本民藝館
Kamemaru2000 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

日本民藝館は、目黒区駒場にある、まるで古民家のような佇まいの美術館です。

国内でも数少ない、民芸品にスポットを当てたミュージアムです。

華やかさはなくとも、ただそこにあるだけで美しく実用的。

アートと聞くと、私たちは静かに眺めるだけだと思いがちです。

しかし美術館を設立した柳宗悦は、美と実用性は両立できると考えていました。

この記事では、日本民藝館と「民藝運動の父」と称される柳宗悦について、わかりやすく解説いたします。 

目次

日本民藝館の歴史・成り立ち

西館(長屋門)
江戸村のとくぞう – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる

日本民藝館の原点といえるのが、1924年に現在のソウルに設立された「朝鮮民族美術館」。

柳宗悦は朝鮮の人々や芸術品に関心をよせていました。

1926年に発表された「日本民藝美術館設立趣意書」から10年、地道な努力が美術館を作り上げたのです。 

柳宗悦と白樺派

柳宗悦は、1889年に現在の東京都港区麻布で生まれました。

父は海軍少尉の柳楢悦、母は嘉納治五郎の姉である勝子。

嘉納治五郎といえば「柔道の父」の異名で知られる人物ですね。

学習院に進学したことがきっかけで、のちに「白樺派」と呼ばれるメンバーと交流を深めました。

高等科を卒業する頃、武者小路実篤や志賀直哉らとともに文芸雑誌『白樺』の創刊に携わっています。 

柳宗悦は西洋近代美術・宗教哲学に興味を持っていました。

東京帝国大学の哲学科を卒業。

在学中にウィリアム・ブレイクに傾倒します。

彼は神秘的な作風で知られるイギリス人の画家・詩人。

そこから東洋の老荘思想や大乗仏教の教えを知り、宗教と芸術に根差した思想を追求しました。

民藝運動の中心人物

1916年以降、柳宗悦はひんぱんに朝鮮半島を訪れて現地にしかない芸術品の魅力に開眼。

朝鮮の人々に親しみを持っていた彼は、当時の日本が行っていた朝鮮政策を批判しています。

名もなき職人たちが生み出す民衆の日用品の美しさ。

芸術性と実用性を兼ね備えたものに心惹かれたのです。

1924年には、朝鮮民族美術館を設立。これが日本民藝館の基礎となりました。

翌年、柳宗悦は「民藝」という言葉を提唱しました。

日本各地にある民芸品の調査や蒐集に熱中し、美術館のコレクションを形成。

1926年に発表した「日本民藝美術館設立趣意書」からさらに8年を経て、活動母体となる日本民藝協会を発足。

そして1936年に竣工したのが日本民藝館です。

初代館長には柳宗悦が就任しました。

現代にいたるまで、脈々と民藝の魅力を伝え続けています。 

日本民藝館の特徴

松絵大捏鉢 肥前
dalbera from Paris, France – Plat (L’esprit Mingei, Musée du Quai Branly), CC 表示 2.0, リンクによる

落ち着いた雰囲気の空間だからか、訪問者の平均年齢は高め。

そして着物の着用率が高いという特徴があります。 

古民家のような建物

本館と西館から成り立っています。

旧館に新館を増築したのが本館で、西館はかつての柳宗悦の邸宅です。

新館は、旧大広間があった場所に建てられたもの。

なお、旧館と道路に面した石塀は、2021年に東京都の指定有形文化財に加わりました。

旧館の設計の大部分は柳宗悦の手によるもの。

外観や室内は和と洋が融合したデザインになっています。

見どころ

玄関

存在感のある中央階段、大谷石の床、白い漆喰のカベ。

来訪者はまずここで美術館に出迎えられます。

美術雑誌でもよく掲載されますね。

階上回廊

日当たりがよく、広々とした場所。

中央階段を上るとここにたどり着きます。

木製のベンチが置かれているので、休憩にもどうぞ。 

大展示室

2021年に美術館の設立80周年を記念して改修されました。

特別展を行う際のメインの展示室や講演会の会場として使われています。

部屋の入口からは駒場公園が見える設計になっており、借景を取り入れたデザイン。

旧大広間の作りに倣っています。

バリエーション豊かな作品

所蔵作品の大半は、柳宗悦が蒐集したもの。

彼の審美眼がいかんなく発揮されており、その種類は多岐にわたります。

日本国内から海外の民芸品まであり、総数はよそ17,000点。

朝鮮の陶磁器や絵画、木工作品をはじめ、日本各地の陶磁器から東北地方の刺子などが展示されています。

柳宗悦とともに民藝運動を推進したメンバーの作品も。

特にバーナード・リーチ、濱田庄司、河井寛次郎、芹沢銈介、棟方志功らの展示は見逃せません。

イチオシの作品

《楽焼緑釉筒描茶器》バーナード・リーチ

渋いデザインの急須と湯呑のセット。

一見すると、まさかイギリス人が作ったとは思えません。

いかにも日本人好みの作品。

《三色打薬茶碗》河井寛次郎

オレンジ、黒、緑の紋様が全体に描かれています。

シンプルながら目をひく色使い。

《白釉黒流描鉢》濱田庄司

白地に黒い線で描かれた模様は味があります。

実際に使うより、鑑賞用に欲しい一皿。

《沖縄絵図》芹沢銈介

色鮮やかな沖縄の地図。書き込みが非常に細かい。

1939年当時の沖縄の様子が克明に残されています。

《道》棟方志功

大きく豪快な筆致で文字が描かれています。

棟方志功の人生そのものを体現している作品。 

併設ミュージアムショップ・カフェ

日本民藝館で東北の民藝展。青森のこぎん刺し、山形の被衣が素晴らしい。本館も西館(旧柳宗悦邸)も内装の設計がすごい。駒場公園をふらっとして、日本近代文学館のカフェに入ってみた。メニューに文豪の名が付いていて、シェイクスピアのスコーン&芥川(今日の珈琲) pic.twitter.com/zcE1UkFf6C

— comomo (@comomone) November 13, 2021

ショップの正式名称は「推薦工芸品売店」。

全国から集められた新作の工芸品を販売しています。

なお、カフェは併設されていません。

その代わり、近場の飲食店をご紹介しますのでぜひ足を運んでみては? 

 ミュージアムショップ

ここでしか手に入らないお土産がところ狭しと並んでいます。

美術館で開催される日本民藝展で入賞した作品が中心。

オンラインショップでは、店頭で販売されている書籍を取り寄せ可能。

いずれも一般の書店にはないもの。購入を検討されている方は必見です。

オススメのグッズ

  • 手編みのかご
  • マフラー
  • 和紙の製品
  • 湯呑
  • お皿
  • 小鉢

書籍

日本民藝館案内

美術館の公式ガイドブック。所蔵品の解説や建物の魅力が一冊に凝縮されています。

表記は日本語と英語に対応。

雑誌『民藝』

日本民藝協会が発行している雑誌。

1952年に創刊されました。当時は『月刊たくみ』という名称。

今も毎月発行されています。 

ショップ

日本民藝館の近隣のお店をピックアップしました。

ブンダン(BUNDAN) 

日本近代文学館に併設されています。チケット不要で利用可能。

文学好きなら一度は行ってみる価値あり。

「芥川」や「鴎外」など、メニューに文豪の名前がついているのが特徴。

コーヒーとサンドイッチがオススメですよ。

山手茶屋

手書きのメニューに温かみを感じます。

人気メニューは焼きカレー。写真だけでも食欲をそそりますよ。

スタン サンドイッチストア

全体的にアメリカンなメニューが多いです。テイクアウトOK。

サンドイッチに黒いパンを使用しているのがポイント。

オリジナルサンドイッチの種類が豊富。 

リンク

まとめ

今回は、日本民藝館をご紹介しました。

手仕事の温もりを感じていただければうれしいですね。

民芸品は「これぞアート!」という作品ではありません。

しかし、じっくり眺めていると不思議なことに愛着が湧いてくるのです。

それが最大の魅力ではないでしょうか?

もしご興味があれば、ぜひ美術館に足を運んでみてください。

※休業日や営業時間、その他の掲載情報については変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、最新の情報については施設・店舗へお問い合わせください。

アクセス

美術館名日本民藝館
住所東京都目黒区駒場4丁目3−33
電話番号03-3467-4527
ホームページhttps://mingeikan.or.jp/

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目黒区駒場にある日本民藝館

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DECOROO(デコルー)
とあるデザイン会社のWeb担当。アートとインテリアをこよなく愛するこだわり屋さん。休日は美術館やレトロな歴史建造物、神社仏閣などを探訪して過ごす。最近は一眼カメラに奮闘中。猫好き。
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