この記事では、インスタ(Instagram )でフォローしたい日本や海外のアーティストを何名かご紹介していきます。
美術・芸術、クリエイティブに興味がある人が、だれか参考になるアーティストの作品を見てみたいと思ったときに、日本や海外アーティストのインスタはきっと参考になることでしょう。
インスタは、最近のクリエイターやお気に入りの人たちの動向がわかるだけでなく、彼らがどんなことを考え、どんな近況なのかが垣間見えたりするので眺めながら楽しむことができます。
奈良美智(@michinara3)
奈良美智さんは、日本の画家であり彫刻家でもあります。
世界的にも評価されている日本の現代美術を代表するアーティストですね。
美術に興味がない人であっても彼の作品を目にした人は多くいるに違いありません。
独特の目と目の間隔があいた子供の画像、また動物で知られる奈良美智ですが、更新頻度が割合高いことでも知られていて魅力的とされています。
貴重な過去の作品だけでなく現在対応中の作品の状態や途中経過を見る、つまり、制作過程を楽しむことができますよ。
ちょっと覗いてみる感覚で眺めても、その独自の世界観に引き込まれてしまいます。
「ナイフ・ビハインド・バック」や「Cosmic Eyes」など、メッセージ性のある子どもの作品が有名ですね。
KAWS( @kaws)
アメリカのニュージャージー出身のアーティストであり、イラストレーター兼デザイナーでもある彼は、世界的に活躍しています。
最初は落書きから始まったKAWSのアートは、口コミが評判を呼び、ニューヨークにおいて最も人気のあるグラフティアートの一つになりました。
ポップカルチャー界で知らない人はいないでしょう。
現在は個展や美術館の展示で多忙ですが、その前はユニクロとのコラボレーションでも話題になりました。
NIKEのJORDAN4ではプレミアがついたり、Diorともコラボして知名度に拍車をかけています。
両目が「××」のキャラクタ-といえば、すぐわかる人が多いのでは。
ファッション業界と繋がりが深く、Kawsoneとして、ピンタレスト(Pinterest)もやっていますね。
村上隆(@takashipom)
日本のみならず海外の美術界、音楽界、ファッション界までもが彼の作品や動向に関心を寄せるようになった昨今、インスタ内に有名アーティストからのコメントが表示されていることがあったりして人目を引くことも。
彼の関心の趣くまま、時には関係者と一緒に、あるいは完成までのプロセスを作品とみなすような手法を基本とした投稿で魅了させています。
アニメ監督の宮崎駿を尊敬していた彼は、アニメの世界で活躍したいと考えていただけあり、客観的にものを見る目が肥えています。
『日本のアートをダメにした男』(?)とも称される一面は、アート界にストーリー性を表現し、新たな道を切り開いた凄い人、という評価を得ています。
強烈なビジュアルの作風も多くあり、独特の「お花」のキャラクターは、よく知られていますね。
「My Lonesome CowBoy」の作品からわかるように日本のオタク文化を利用している感もあり、彼の作品をc嫌う人も存在しています。
アートへの誤った理解ともされる「ハイカルチャーとローカルチャーの境目を曖昧にした表現方法」として知られ、モチーフは現代的なのに、表現は日本の伝統美術を彷彿とさせています。
それは、「727」や、「五百羅漢図」を鑑賞することで納得できるものになることでしょう。
ヘルナン・バス(@hernanbas)
オスカー・ワイルドやジョリス・カルル・ユイスマンスなどの19世紀デカダン派の作家に影響を受け、大人になる途中の若者の姿を、蝶や蜘蛛をモチーフに表現しています。
インスタでは、自身の展覧会の様子だけでなく日常生活も見え隠れしています。
危なっかしい青年期を「化け物」のごとくに描き、象徴的側面だけでなく、「コオロギ」や「トンボ」を比喩的に用いることで変態感も。
「軟弱」を意味するネガティヴさを持ち合わせ、そこから不安を抱きながら脱皮しようとする途中の時期を表現していますね。
永遠に少年のままでいたいという願望や葛藤、自分が一体何者なのだろうという、突き詰めた思い、また若いからこそのエネルギーがストイックに表現されています。
「異郷の昆虫たち」と題された展覧会でも、物憂げで無表情な青年たちをコオロギ、トンボ、セミ、蜘蛛に見立てて描いています。
ダニエル・アーシャム(@danielarsham)
彼は、ミュージシャンやファッションブランドとのコラボレーションなどを通じて華やかな舞台を経験、さらに国境を越えて活躍しています。
仮想考古学と考えられる分野の”Fictional Archeology”シリーズを展開し、まるで近未来を描いているかのような錯覚を受けます。
実際に身の回りにあるモノがすべて劣化して腐食したかのような世界観は、まるで化石のようでもあり、SF映画の世界を見ているかのようでもあります。
時代の経過とともに文明や文化が消滅していくイメージの表現は、実に無機質です。
ストリートファッションブランドKithとコラボレーションしたスタジオのスタッフの制服をはじめとして、adidasや香港の時計ブランドAnicorn、アウトドアブランドHUNTING WORLDなど数多くのコラボ作品があります。
おわりに
今回は、インスタ(Instagram )でフォローしたい日本や海外のアーティストをご紹介しました。
インスタでフォローしたいアーティストは国内、海外問わず多々いますが、急にインスタをやめてTwitterやTiktokに変更する人もいるようです。
インスタを眺めていくと、そのアーティストの画面に関連する分野のクリエイターたちが載っているので、参考になるのではないでしょうか。
また、今後活躍するであろう才能ある人材を自分が最初に発掘できるかもしれない、といった楽しみ方も可能になりますね。