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北斎館(信州小布施)|北斎が85歳で描いた龍と鳳凰の天井絵【長野】

2024 3/17
ミュージアムへ行こう
2023年2月17日2024年3月17日
当ブログでは広告を利用しています。
長野県小布施町 北斎館
北斎館(信州小布施)
出典:Wikimedia Commons

北斎館は、長野県小布施町にある江戸の浮世絵師・葛飾北斎の貴重な肉筆画(版画ではなく筆で描かれた絵画)が鑑賞できる施設です。

北斎は晩年に小布施に滞在し、作品制作を行っていたそうですが、なんと滞在時彼は80歳を超えていました。

平均寿命が30〜40歳といわれている江戸時代ではかなりの長寿といえるでしょう。

また北斎が「70歳までの絵は取るに足らない」と言ったことは有名な話。

そうだとすれば彼にとっての傑作は晩年をアトリエとして過ごした「小布施」にあるといえるかもしれません。

今回は、北斎館(信州小布施)をご紹介いたします。

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目次

北斎館(信州小布施)と葛飾北斎

信州小布施 東町祭屋台天井絵 『龍図』
出典:Wikimedia Commons

浮世絵師・葛飾北斎は90年の生涯の中で数多くの名作を世に残しました。

特に「富岳三十六景」は、美術の教科書やあらゆるメディアで目にする機会も多いのでご存知の方も多いでしょう。

世界的にもとてもよく知られた作品です。

北斎が制作した浮世絵は、当時フランスの画家やさまざまなジャンルの人々に影響を与えていたことも日本美術史では大きな出来事です。

北斎は83歳頃に、当時文化人に人気のあった小布施を訪れ、豪農商・高井鴻山のバックアップのもと東町祭屋台、上町祭屋台2つの天井絵を描きます。

北斎館は、これら天井絵が描かれた2基の祭屋台と、北斎の肉筆画などを保存・公開するために1976年にスタートしました。

北斎館の第1展示室と第2展示室では、さまざまなテーマを企画し、それに沿った作品を展示しています。第3展示室は趣ある和風の空間が特徴。

北斎の掛け軸や額装された美人画、花鳥画、風景画などの肉筆画を主に展示しています。

そして第4展示室では、天井絵のある2基の祭屋台を鑑賞できます。

さらに、館内には誰でも使えるワークスペース「ミュージアムオフィス」があります。

こちらは、個室席を時間制で予約するスペースとなっており、北斎や浮世絵に関する豊富な資料をじっくり閲覧することができます。

また、ミュージアムオフィスの利用者は常設展や企画展も自由に鑑賞できるそう。

奇才・北斎の人生や作品について興味のある方にはおすすめの場所ですね。

館内は、他にも映像ホールが用意され「小布施と北斎」「ジャポニズムと北斎」といった鑑賞の手助けとなるような映像を上映しているそうです。

葛飾北斎や浮世絵が好きな方は、1日かけて訪れても良さそうです。

見どころは「祭屋台の天井絵」

https://twitter.com/hokusai_kan/status/1444471992816599041
公式:Twitter

北斎館の見どころである2基の祭屋台の天井絵。

その1つ、東町祭屋台は1805年に再建されたもの。

現在小布施にある7基の祭屋台のうち最も古い歴史をもつものだそうで、長野県宝に指定されています。

1844年、北斎が85歳の時に約半年間かけて、天井に「龍」と「鳳凰」を描いたそうです。

赤の地に龍図、藍色に鳳凰という対極的な色使いは、とても印象的です。

実物を見ると、85歳の人が半年間でこんな絵が描けるのか!と圧倒されるはず。

色使いの巧みさや筆跡からは彼のもつ絵に対する情熱が垣間見えます。

上町祭屋台に描かれた天井絵「怒濤図」の「男浪」、「女浪」は屋台の装飾も含め、1845年から3年かけて制作された作品で、こちらも長野県宝に指定されています。

祭屋台には「水滸伝」に登場する皇孫勝と龍の像が堂々と佇んでいます。

「怒濤図」のまわりを彩る縁絵は北斎の下絵をもとにして、鴻山が彩色したと伝えられています。

迫力を感じさせながらも、気品に満ちた美しさが感じられる絵です。

貴重な北斎の肉筆画コレクション

今日は旧暦で北斎の命日にあたります。嘉永2年4月18日に90歳で亡くなった北斎は最後まで絵筆をとり続けました。今日はその絶筆といわれている「富士越龍」を1日限り展示しています。保存上、複製になりますが北斎の作品に込めた想いを感じてみてください。#北斎館 #葛飾北斎 #富士越龍 pic.twitter.com/E4ZlUiFWV9

— 北斎館 (@hokusai_kan) April 18, 2021
公式:Twitter

北斎が小布施に滞在した83歳の頃、高井鴻山からアトリエを与えられ、恵まれた環境の中で次々と素晴らしい作品を生み出しました。

先程ご紹介した天井画は北斎の傑作とも呼べる作品ですが、それ以外にも同時代に描かれた肉筆画や掛け軸、版本(木版画で印刷された本)や錦絵(多数の色を使った浮世絵)など、北斎館でしか鑑賞できない作品も数多く残されています。

中でも注目作品は、北斎の絶筆ともいわれている「富士越龍」。

この絵は龍が富士を超え、天に昇る様子を描いています。

黒い雲の中に描かれた龍は、より絵の高みを目指す北斎自身を思わせるようですね。

また、北斎はモチーフの組み合わせが斬新であることも魅力。例えば、椿と鮭の切り身という取り合わせの絵は、目にした瞬間は驚きますが、色味のかけ合わせが心地よく思えてきます。

さらに人物画でも北斎の本領は発揮されます。

作品に登場する人物は生き生きとし、どこか人間味あふれる艶や心の内も感じさせるのです。

年齢を重ねても、技術だけでなく瑞々しい感性も衰えなかったことが見て取れます。

肉筆画は、制作中の臨場感がより伝わってくるような迫力があり、版画とはまた違った良さがあります。

北斎館の企画展では、それらの作品を「斬新!北斎COLORS」「ジャポニズムの源流 北斎漫画」などユニークなテーマのもとに公開し、作品の持つさまざまな表情に気付かせてくれます。

北斎や浮世絵の裏話も

https://twitter.com/hokusai_kan/status/1522740438444109824
公式:Twitter

公式HPでは北斎に関するさまざまな情報を随時アップしており、アートに興味のある人が楽しめるものとなっています。

「学芸員のつぶやき」というページでは、企画展についての情報やミュージアムグッズの紹介のほか、北斎のさまざまな作品を取り上げて、制作裏話や制作時の時代背景などを語ってくれています。

現在の社会情勢や季節感を取り入れた内容も多いので、更新された際にリアルタイムで読むとより楽しめそうです。

また、小布施周辺にある施設や北斎ゆかりの場所も紹介しているページもあります。

北斎が惹かれた「小布施」という地域もよく知って欲しいという学芸員さんの願いが込められているように感じます。

小布施と北斎にまつわる数々のエピソードを知ることで、作品鑑賞がより楽しめそうですね。

北斎館30周年を迎えた年には葛飾北斎と小布施の地域史を研究する「北斎研究所」が設立されたそうです。HPでは、それらをまとめた研究成果の一部を試し読みできます。

お気に入りの北斎作品からグッズを探そう!

https://twitter.com/hokusai_kan/status/1466933588721815552
公式:Twitter

葛飾北斎館のミュージアム・ショップでは、なんといっても北斎に関するグッズが豊富に取り揃えられています。

風呂敷やTシャツ、エコバッグなどの日用品、ファッションアイテム、文具などのほか、画集やインテリアとしても素敵な複製画も販売されています。

もちろんオンライン上からでも購入することが可能。オンラインショッピングで便利なのは、なんと自分の好きな北斎作品から関連グッズを検索できること。

例えば北斎の「美人画」の作品からグッズを探すと、美人画をモチーフとしたボールペンやハガキが紹介されたり、「神奈川沖浪裏」という作品を検索すると、作品がプリントされているエコバッグやパスポートカバーがヒットするなど簡単にお目当てのグッズが探し出せます。

自分の気に入った作品のグッズが欲しい!という方には嬉しい機能ですね。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

浮世絵に関する美術館は都内にあるイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、小布施でも葛飾北斎の素晴らしい作品を多数観ることができます。

日本の文化や浮世絵に興味のある方はぜひ足を運んでみてくださいね。

※休業日や営業時間、その他の掲載情報については変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、最新の情報については施設・店舗へお問い合わせください。

アクセス

美術館名信州小布施 北斎館
住所長野県上高井郡小布施町小布施485
電話番号026-247-5206
ホームページhttps://hokusai-kan.com/

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DECOROO(デコルー)
小さなデザイン会社のWeb担当。アートとインテリアをこよなく愛するこだわり屋さん。休日は美術館やレトロな歴史的建造物、神社仏閣などを探訪して過ごす。最近は一眼カメラに奮闘中。猫好き。
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