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ボルゲーゼ美術館|イタリア・ルネサンスとバロック美術の殿堂

2023 2/11
ミュージアムへ行こう
2023年1月28日2023年2月11日
ボルゲーゼ美術館
ボルゲーゼ美術館
I, Alejo2083, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

ボルゲーゼ美術館は、イタリアのローマを代表する観光スポットの1つです。

ローマ市内の北東部・ピンチアーナ門の近くにある「ボルゲーゼ公園」。

その一角にそびえる白亜の建物が、今回のテーマです。

かつてボルゲーゼ家が所有していた夏の別荘は、広大な庭園とセットになっていました。

公園は現在も観光地や市民の憩いの場となっており、一族の栄華を今に伝えます。

イタリアへ旅行に行く際は、美しい公園を散策しつつ美術鑑賞を満喫してください。

ベルニーニとカラヴァッジョの作品は、美術館の目玉となっています。

目次

ボルゲーゼ美術館の歴史・成り立ち

公式:YouTube

ボルゲーゼ美術館が、この地に誕生した経緯に迫ります。

歴史を知ってから現地に行くと、美術鑑賞をより楽しめるでしょう。

枢機卿の別荘として建てられた

ボルゲーゼ美術館は、前身はローマ枢機卿を輩出した名門貴族・ボルゲーゼ家が夏に滞在した別荘になります。

シピオーネ・カッファレッリ=ボルゲーゼの命により、1612年から1615年にかけて建築されました。

ミュージアムがある広大な公園には、動物園・ブドウ園・菜園などが存在していたそうです。

別荘は教皇庁の迎賓館でもあり、完成直後には日本からやってきた慶長使節団をもてなす会場として使われています。

さらに美術品の展示スペースを兼ねていて、これはよくあるパターンでした。

当初のコレクションは古代美術と彫刻のみでしたが、1891年にボルゲーゼ宮殿から絵画が移されています。

シピオーネ枢機卿は、とりわけベルニーニとカラヴァッジョの作品を好んで集めました。

これらは現在の美術館の中核を成しているといっても過言ではありません。

ナポレオンによって美術品を奪われる

19世紀に突入するまでは、収蔵品が欠けることなく保存されていました。

1807年に当時の当主だったカミッロ・ボルゲーゼがナポレオンの妹・ポーリーヌと結婚すると、状況が一変します。

これは政略結婚で、ナポレオンが勢力を拡大すべく実行したものでした。

妹を利用してイタリアと縁戚関係を築くと、彼はボルゲーゼ家に圧力をかけて美術品をフランスに売却させます。

この時ボルゲーゼ家の財政状況は傾いており、不本意ながらも貴重な収蔵品を手放さざるを得ませんでした。

それでも貴重な作品が失われなかったのは、不幸中の幸いでしょう。

1902年には別荘や美術品はイタリアの管理下に置かれ、美術館として一般公開されています。

1997年に建物の修復工事が行われ、竣工当時の姿を取り戻しました。

今ではローマ観光で欠かせない一大名所となり、多くの来訪者を魅了しています。

ボルゲーゼ美術館の特徴

tommao wang on Unsplash

続いては、ミュージアムの特徴について説明します。

完全予約制になっている

ボルゲーゼ美術館は、予約が必須です。時間厳守ですので十分ご注意ください。

運が良ければ当日券を購入できますが、当てにしないほうがいいでしょう。

キャンセルが出る可能性もあるため、念のためにチケット売り場で確認してください。

観覧時間は下記の区分に分かれています。

  • 9時~11時
  • 10時~12時
  • 11時~13時
  • 12時~14時
  • 14時~16時
  • 16時~18時
  • 17時~19時
  • 17時45分~19時

2時間ほどで館内を回れる規模とはいえ、名作揃いゆえ鑑賞に時間がかかるかもしれません。

じっくり堪能したい人は、お目当ての作品を調べておきましょう。

無料観覧日がある

海外の美術館には、よく無料観覧日が設けられています。

ボルゲーゼ美術館の場合は毎月第1日曜日がそれにあたり、お得に美術鑑賞できるのです。

ただし無料でも予約は必要ですので、お早めにお申し込みください。

すぐに枠が埋まる可能性があります。

なお、予約手数料の支払いが必要な点も覚えておきましょう。

彫刻と絵画好きにはたまらない空間

繰り返しになりますが、ボルゲーゼ美術館の目玉はベルニーニとカラヴァッジョです。

彼らの作品を目当てに訪れる人が多いのではないでしょうか。

ここでは、ボルゲーゼ美術館での必見作品を抜粋して紹介します。

ベルニーニ

プロセルピナの略奪

ベルニーニが20代前半で制作した彫刻です。

冥界の王プルートが、春を司る女神であるプロセルピナを強引にさらおうとする瞬間を劇的に表現しました。

現物を見る機会があれば、肌に食い込む指をご覧ください。

アポロンとダフネ

全知全能の神ゼウスの息子・アポロンが、美しい精霊ダフネを捕らえかけた場面を切り取っています。

アポロンを拒んだダフネは月桂樹へと姿を変えるのですが、そのシーンを大理石で再現しました。

カラヴァッジョ

バッカスに扮した自画像(病めるバッカス)

カラヴァッジョの自画像といわれています。

バッカスとはお酒の神様で、この絵を描いた当時は画家自身が療養中でした。

やけに黒ずんだ肌は、いかにも不健康そうですね。

ゴリアテの首を持つダヴィデ

キリスト教の旧約聖書に登場する一場面を描きました。

ゴリアテの顔は、またしてもカラヴァッジョの自画像です。

気性が激しかった彼は人を殺めてしまい、逃亡の身となりました。

これはシピオーネ枢機卿から恩赦を得るべく手がけた作品なのです。

カノーヴァ

パオリーナ・ボナパルテ

またの名を「勝利の女神」といい、カミッロ・ボルゲーゼの妻であるパオリーナ(ポーリーヌ)がモデルです。

美人揃いで有名だったナポレオンの妹たちのなかでも、彼女は美貌で知られていました。

現地に行った際は、ぜひ実物を眺めてみてください。

ミュージアムショップ・カフェ

Let yourself be carried away by beauty.#galleriaborghese #roma #artgallery #masterpiece #artmasters #artmasterpiece #rome #ig_rome #borghesegallery #droneview pic.twitter.com/UfCc6NDYSN

— Galleria Borghese (@GallBorghese) July 28, 2022
公式:Twitter

続いては、ショップ&カフェ情報です。

美術鑑賞を満喫したら、お土産を買って一息つきましょう。

ショップ

ミュージアムに入って左側に位置しています。

定番のポストカードはもちろん、図録のラインナップが豊富ですね。

もちろん日本語版もありますので、旅の記念にどうぞ。

時間が足りなくてみられなかった作品があれば、後からゆっくり鑑賞しましょう。

カフェ&レストラン

館内のカフェもいいですが、美術館の近くでお茶を楽しむのもおすすめ。

イタリアのカフェ文化は日本と異なる部分があるため、簡潔に紹介しておきましょう。

イタリアで「カフェ」と注文すると、どの店でもエスプレッソが出てきます。

日本人はブラックコーヒーを思い浮かべるかもしれませんが、想像と全く異なりますので気を付けてください。

いわゆるコーヒーを飲みたい場合、カフェ・アメリケーノといえば通じます。

ローマ近郊で観光するなら、老舗の「カフェグレコ」に立ち寄ってみてください。

カプチーノやカフェラテなど、本場のコーヒーを味わうのもまた一興でしょう。

スイーツや軽食、お酒などもあります。

リンク

おわりに

ボルゲーゼ美術館は、コロッセオと並ぶローマの観光名所です。

小規模ながら見応えがあり、イタリア観光では外せない場所でしょう。

名門貴族が滞在していただけあり、素晴らしい調度品や装飾などが満載です。

歴史的建造物が好きな人も楽しめること間違いなし。

ナポレオンがボルゲーゼ家から買い取った美術品は、今もルーブル美術館に展示されています。

フランスへ旅行する機会があれば「ボルゲーゼコレクション」を鑑賞してみてはいかがでしょうか。

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DECOROO(デコルー)
とあるデザイン会社のWeb担当。アートとインテリアをこよなく愛するこだわり屋さん。休日は美術館やレトロな歴史建造物、神社仏閣などを探訪して過ごす。最近は一眼カメラに奮闘中。猫好き。
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