絵画を鑑賞することで得られる効果を確認しましょう。
絵画はただインテリアのアイテムとして役立つだけでなく、人の心理にさまざまな効果をもたらします。
自宅だけでなく、オフィスや店舗、その他の施設などに絵画を飾ってみてください。
創造力を高められる
絵画を鑑賞することで、創造力が高まります。
創造力はクリエイティビティのことで、ゼロからものを生み出す力でもあります。
近年、多くの仕事が機械や人工知能に奪われつつあり、今後もその傾向は止まらないでしょう。
ですがものを生み出すのは人ならではの力です。
創造力を高めることで、人工知能に取って変わられることのない確かな仕事ができるようになります。
表現力を高められる
さまざまな絵画を鑑賞することで、表現力を高められます。
それは絵画の手法を学んで表現の幅を増やすという意味もありますが、それだけでなく絵画を見て何を感じたか、どんなエネルギーを受け取ったかを言葉にしたり、他の方法で表現する際にも役立ちます。
豊かな表現力は芸術分野だけでなく仕事面や日常のふとしたシーンでも役立ちます。
子どもの表現力を高めるために芸術鑑賞をさせる学校や塾などもあります。
癒しの効果がある
絵画を見ることで脳の海馬や第三次視覚野、紡錘状回などが刺激されるということがわかっています。
脳が活性化されるだけでなく、同時にセロトニン、ドーパミンの分泌も活発になります。
これらは心を癒してくれる効果があります。さらにポジティブな思考にしてくれる効果も持ち合わせています。
忙しいとき、悲しいときでも絵画を鑑賞すれば、メンタルの安定につなげることができるでしょう。
美意識を高められる
絵画鑑賞を重ねると美しいもの、正しいもの、真実のものを見極める力が身に着きます。
美意識が高まると、その美意識をもとにした判断ができるようになります。
自分にとって正しいおこないができたり、企画を立ち上げたり、日常で何を優先すればいいかを決めやすくなったり、さまざまな正しい行動をしやすくなります。
とくにクリエイティブな仕事をしている方にとって美意識の向上は欠かせないでしょう。
注意力を高められる
絵画を隅々まで鑑賞することで、注意力を高めることができます。
絵画の全体から受ける印象だけでなく、細部に何が描かれているか、作者が本当に伝えたかったことは何なのか、どのような技法が使い分けられているかなどをよく観察して絵画を楽しみましょう。
注意力が高まると、仕事や日常でのケアレスミスに気づきやすくなったり、人とコミュニケーションを取る上で些細なことも会話のきっかけにできたりと、さまざまなメリットがあります。
注意力を高めるとこのようなメリットがありますが、それだけでなくより絵画の奥深さを楽しめるようになり、ますます芸術鑑賞を楽しめるようになります。
感性が豊かになる
絵画を鑑賞すると必ず何かしらの感情が湧きますよね。
見ているだけで楽しくなる絵、描かれている人物の悲しみが伝わってくる絵、不快な絵、クセになる絵など、たくさんの絵画を見ることで感性がどんどん豊かになります。
その感性は生きていく上でさまざまなシーンに役立ちます。人の気持ちを察しやすくなったり、自分の心の変化を読み取れたり、読書、音楽鑑賞、仕事上でもさまざまなことを感じ取って自分の中に落とし込めます。
さらに完成が磨かれることで「これをやってみたい」「あれにチャレンジしたい」という行動力も磨くことができます。
人生をより豊かにするために欠かせないのが感性なのです。
おわりに
絵画を鑑賞するメリットを紹介しました。
絵画を鑑賞することで、生きていく中で大切な力を身に着けられます。
積極的に絵画に触れる機会を作り、人生を豊かにしていきましょう。