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カミーユ・コローの作品解析|印象派への道を照らす光

2024 3/03
美術・アート
2022年7月14日2024年3月3日
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フランスの風景

カミーユ・コローは、多方面の才能を持っており風景画や人物画、版画作品を数多く残した画家です。

みなさんは「真珠の女」と呼ばれている絵画を知っていますか。

シンプルで落ち着いた色調の絵画になり、とても美しい女性が画かれている作品です。

じっと見つめてくる瞳には、なんだかすべてを見透かされているような不思議な気持ちになります。

この女性を描いた画家の技術力の高さも実感できます。

その画家こそが「カミーユ・コロー」になります。

この記事では、カミーユ・コローについて詳しく解説していきます。

目次

カミーユ・コローとは?

カミーユ・コロー近影
カミーユ・コロー
パブリック・ドメイン, リンクによる

カミーユ・コローは、1796年7月16日生まれのフランス出身の画家です。

古典的な画風を得意としていましたが、詩情感あふれる作品も数多く残しており、印象派のきっかけになったのではと言われています。

そんなカミーユ・コローが生まれたのは、比較的裕福な家庭でした。

両親ともに職人であり投資で成功していたため、3人兄弟でしたがカミーユ・コロー自身がお金に困ることはありませんでした。

働いていた婦人帽子店は、パリジアンにとって憧れの人気店となり、収入も安定していたと考えられています。

カミーユ・コローは子供の頃より絵を描く才能を発揮します。

彼自身も芸術に対しての才能を持っていたそうです。

子供の頃に過ごした環境から自然を愛するようになり、風景画の基礎となったと考えられています。

もともとシャイでおとなしい性格をしており、行儀のいい優しい子供だったといいます。

カミーユ・コローは呉服屋に弟子入りするも、商売や営業などを嫌っていました。

画家として生活するようになるまで、貿易業などを営み生活していました。

実際に芸術の道に進み始めたのは1821年だと言われており、風景画を制作します。

ちょうどフランスでは風景画の人気が高まっていた時代になり、2つの流派が生まれました。

南ヨーロッパでは「新古典主義」によるもの、2つ目は北欧を中心とした「自然画」「納品の姿」などを描く流派になります。

屋外でスケッチをしたあとに、アトリエに持ち込んで仕上げるのが基本の作り方でした。

その後、イタリアに留学しフランスの画家の一般的な道をたどるようになります。

画家仲間たちと旅をする、カフェに行って話すなどの普通の生活をしていました。

1834年に2度目のイタリア旅行に生き、パリサロンへの出品に挑戦します。

1827年の「ナルニの風景」がはじめて入選したことで、新古典主義を審査員たちにアピールしたと考えられています。

カミーユ・コローは晩年に成功したこともあり、経済的な余裕もありました。

そのため、フランス芸術の長老としての存在になり、注文を受けるときの大きな影響力がありました。

謙虚で控えめな性格をしていたこともあり、晩年は豊かで幸せな生活を送ったようです。

カミーユ・コローは風景画家としても有名

カミーユ・コロー|ナポリの浜の思い出
ナポリの浜の思い出
パブリック・ドメイン, リンクによる

カミーユ・コローは、風景画家を描いたことでも知られています。

少しモヤがかかったような印象の風景画が特徴でもあり、美しい景色が広がります。

人生のなかでイタリアに長期間滞在していたこともあり、イタリアの美しい景色を描いた作品が数多く残されています。

また、晩年過ごしたフランス各地の風景を描くなど、当時のヨーロッパをたくさん描いたことでも知られています。

どれも完成度の高いものになり、印象派に大きな影響を与えたと伝えられているのです。

街の景色よりも、田舎町を描くことを好み農家や水辺の光景などを描きました。

風景画としても高いレベルを評価されていることもカミーユ・コローらしさといえるのではないでしょうか。

1855年に描いた「水辺」は、朝もしくは夕方の水辺の風景を描いたものになり独特の霧がかかったような景色が広がります。

とても涼しげで見ていて心地よさも感じられます。

風景画家としても確かな実力のあった人物です。

カミーユ・コローを見る際に、風景画にも注目してみると面白いかもしれません。

カミーユ・コローの作品とは?

カミーユ・コローは、主に晩年期に精力的に作品を制作したことでも知られています。

パリ万博博覧会にて最高金賞を受賞するなど、晩年に至るまでさまざまな作品を描き続けました。

その反面、貧しい画家に対しての金銭的な支援を行うなど努力した人物でもあります。

たくさんの画家から慕われていたのはカミーユ・コローならではの素晴らしさです。

そんなカミーユ・コローが残した作品について、紹介したいと思います。

真珠の女

真珠の女
真珠の女
パブリック・ドメイン, リンクによる

1858年に描いた作品になります。

自身も亡くなるまでは手放すことなく客間に飾るなど、大切にしていたことでも知られています。

誰をモデルにしたのかは、正確にはわかっていません。

有力なのは、近くに住んでいた古織物商の娘であった「ベルトゴールドシュミット」ではないかと言われています。

当時16歳前後になり、とても美しい女性です。

頭には木の葉の冠をつけていますが、額の部分が真珠のような輝きを放っていたことで、真珠の女として知られるようになります。

本当に真珠をつけているわけではないのですが、とても高貴な女性にも見えますね。

少し斜めになっていることもあり、モナリザのようだと話す人もいます。

感情を全面に出しているわけではないものの、強い意思が感じられるのも印象的です。

女性の曲線美のようなものも感じられますし自然な色気もあります。

全体のバランスをとても意識した作品といえるのではないでしょうか。

色調の落ち着き感となんだかギャップもあり、見とれてしまいますね。

モルトフォンテーヌの想い出

モルトフォンテーヌの想い出
モルトフォンテーヌの想い出
パブリック・ドメイン, リンクによる

現在、ルーブル美術館に展示されている作品になり、65cm×89cmの作品です。

油絵を使っているのでしっかりとした色彩が特徴になり、美しい風景がしっかりと伝わってきます。

モヤを描いたような作品としても知られ、大衆のなかにも絶大な人気を誇りました。

まるで内面を詩的に表現しているようなものもあり、ナポレオンの命令によって国が買い上げたことでも知られています。

風景画だけかと思いきや、よく見ると女性と子供も一緒に絵が画かれています。

全体のバランスがとても美しくシンプルな構図のなかにたくさんの物語を感じられる作品といえるのではないでしょうか。

この作品を見た人のなかには、日本の影響を強く受けているのでは?と話す人もいます。

カミーユ・コローの風景画は、新古典主義でもあり写実性を生かしたものばかりです。

アゴスティーナ

アゴスティーナ
パブリック・ドメイン, リンクによる

1866年に制作された作品になり、現在はワシントン・ナショナル・ギャラリーに展示されています。

油絵のしっかりとした作品になります。

石で作られた手すりにもたれかかっている女性を描いたものになり、下から見上げるような構図で画かれています。

堂々とした佇まいなのも特徴で、女性をメインにしつつも風景と絶妙にマッチした作品となっています。

作品のモデルは、アゴスティーナ・セガトーリになり、有名なモデルとして数々の絵画に登場しています。

一度は見たことがあるのではないでしょうか。

まとめ

カミーユ・コローは晩年までたくさんの作品を残し続けました。

どれも完成度の高いものになり、時代を超えて今に伝えられています。

カミーユ・コローはたくさんの人に愛されたのはもちろん後輩画家からも慕われる人柄でした。

それは真珠の女や風景画を見ても伝わってくるのではないでしょうか。

素晴らしい作品の数々をあなたも実感してみませんか。

雄大な風景画も、静かな風景画もカミーユ・コローだからこそできたものです。

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DECOROO(デコルー)
小さなデザイン会社のWeb担当。アートとインテリアをこよなく愛するこだわり屋さん。休日は美術館やレトロな歴史的建造物、神社仏閣などを探訪して過ごす。最近は一眼カメラに奮闘中。猫好き。
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