一日の始まりと終わりを過ごす寝室には、リラックスできるアイテムを置きたいと考える人が多いでしょう。そこでおすすめなのが観葉植物です。インテリアとして活用するだけでなく、気持ちを落ち着かせて睡眠の質を高めるのに役立ちます。
寝室にはどんな観葉植物を置けばいい?
寝室に観葉植物を飾るメリットとは?
この記事では、上記のような疑問を解消するための情報をまとめました。
寝室を快適な場所にしたい人は、最後までご覧ください。
寝室に観葉植物を置いてはいけない?
観葉植物についてインターネットで調べると、「寝室に観葉植物を飾るのはよくない」という意見を目にします。実際にはどうなのかというと、寝室に観葉植物を置いても問題ありません。
寝室と観葉植物の相性が悪いとされる理由は、室内の環境にあります。寝室ではカーテンを閉める時間が長く、どうしても日照不足になりがちです。また頻繁に窓を開け閉めしないため風通しも悪く、植物にカビが生える可能性もあるでしょう。
そのため日陰でも育つ観葉植物を選んだり、空気を入れ替えたりする必要があります。置き場所に関わらず、観葉植物を育てる際はこまめに手入れする習慣を取り入れてください。
寝室に置く観葉植物を選ぶ際のポイント
観葉植物にも大きさやフォルムなどの違いがあり、どれを選べばいいか迷うかもしれません。そこでここでは寝室に適した観葉植物を選ぶ4つのポイントを紹介します。
乾燥や日陰に強い植物を選ぶ
寝室に観葉植物を置くなら、乾燥や日陰に耐えられる種類を選びましょう。
寝室では冷暖房を使うため、どうしても空気が乾燥します。またカーテンや窓を閉めている時間が多く、植物に必要な日光と新鮮な空気が不足しがちです。
このように寝室は植物にとって快適な環境でないため、乾燥に強く耐陰性に優れたものを選ぶのがおすすめです。
室内の雰囲気に合う植物を選ぶ
観葉植物と一口にまとめても、種類によって見た目の印象は違います。和室なら和の雰囲気に、洋室なら洋の雰囲気にマッチする植物を選んでください。部屋全体の雰囲気になじむかどうかも重要なポイントです。
もし迷ったら、場所を選ばず飾れるパキラのような植物を選ぶといいでしょう。
置き場所に合うサイズを選ぶ
観葉植物を寝室に置く際は置き場所を考慮して購入するようにします。ベッドサイドに飾るなら3~5号、床に置くなら6~10号くらいのサイズがぴったりでしょう。
室内が狭ければ、天井やカベからぶら下げる「ハンギングプランター」を飾ると場所を取りません。
気に入った植物を選ぶ
もっとも大事なポイントは、自分の好きな植物を飾って楽しむことです。寝室は一日の終わりにゆったりくつろぐ場所であるため、気持ちを落ち着かせるアイテムとして観葉植物が役立つのではないでしょうか。
お気に入りの観葉植物を飾り、リラックスして眠りにつける環境を整えましょう。
寝室に観葉植物を置くメリット
観葉植物があると何となく落ち着くと感じる人は多いでしょう。ここでは寝室に観葉植物を飾る3つのメリットを紹介します。
リラックス効果がある
植物は「フィトンチッド」というストレスを和らげる物質を分泌します。たとえばヒノキ風呂の香りでリラックスした経験がある人もいるでしょう。それと同じ現象が寝室でも起きているのです。観葉植物にはヒノキのような香りはありませんが、空気中に漂うフィトンチッドのおかげで気持ちが落ち着く効果を期待できます。
観葉植物に限らず、緑色のものは目への負担が少ないといわれています。現代人は日常的に目を酷使しているため、寝る前に観葉植物を眺めると眠りの質が良くなるかもしれません。
空気の浄化と加湿をしてくれる
植物は室内の二酸化炭素を吸収して新鮮な酸素を放出してくれます。また気孔(葉にある小さな穴)を通じて根から吸い上げた水分も放出しているため、天然の加湿器のような役割も果たしているのです。なお、葉の面積が大きくて多い植物ほど空気の浄化・加湿効果が大きくなります。
運気が良くなる効果を期待できる
寝室に観葉植物を飾ると、風水の観点からもプラスの効果があるかもしれません。植物は自然のエネルギーを吸収して成長するため、悪い運気を吸い取って良い運気を引き寄せるとされています。
植物の種類によって金運・健康運・恋愛運などがアップするといわれているので、風水に興味があれば調べてみるとおもしろいでしょう。
寝室に観葉植物を置く場合の注意点
観葉植物なら何でも置いてよいわけではなく、なかには好ましくないものもあります。
ここでは4つの注意点を解説するので、これから観葉植物を購入する予定があれば参考にしてください。
トゲのある植物は避ける
トゲのある植物で代表的なものはサボテンです。小さなお子さんやペットがいる場合は思わぬケガをする危険があるので、寝室に置かないほうがいいでしょう。
また風水的にもトゲの生えた植物は避けるべきとされています。なぜなら悪い運気だけでなく良い運気も遠ざけると考えられているからです。
多肉植物が好きで寝室に飾りたい人は、トゲのないサボテンを選びましょう。
植物と風水の関係については以下の記事をご覧ください。
植物を日光浴させる
寝室に置く観葉植物は日陰でも育つ種類が多いとはいえ、日光が不要というわけではありません。たまに日の当たるところへ植物を移動させて日光浴させることをおすすめします。
耐陰性のある植物は直射日光で葉焼けする可能性があるため、真夏の日差しや西日は避けてください。物陰やレースのカーテン越しに日が入る場所を選ぶといいでしょう。
風通しに気を配る
寝室は換気の頻度が低いので、空気の流れが滞って湿気が溜まりがちです。風通しの悪い場所に植物があると病害虫の被害を受けやすいため、一日に一回は窓を開けて空気を入れ替えましょう。空気清浄機を設置してサーキュレーターを回すのも効果的です。
葉のホコリを定期的に払う
寝室には多量のホコリが舞うため、いつの間にか葉の表面に積もっていることがあります。そのままにしておくと植物が呼吸しづらくなるので、こまめに様子をみて掃除してください。
観葉植物の葉を掃除する方法は以下の記事で紹介しています。
寝室におすすめの観葉植物
続いては寝室に置くのに適した観葉植物を紹介します。
日当たりの良い寝室の場合
日の光が入る寝室におすすめの観葉植物は以下の3つです。
ゴムの木(ウンベラータ)
肉厚の葉を持つウンベラータは、乾燥に強く日当たりの良い環境を好みます。サイズは大小さまざまあり、置き場所に応じて好きな大きさを選べるでしょう。個性のある見た目が寝室に彩りを添えてくれます。
パキラ
パキラは病気や害虫に強いため初心者でも育てやすく、人気があります。シンプルなフォルムゆえに場所を選ばないのも魅力の一つでしょう。耐乾性にも優れており、乾燥する寝室に適しています。
ガジュマル
大きくふくらんだ幹が特徴のガジュマルは、見た目にインパクトがあり寝室のインテリアにぴったりです。
別名「多幸の木」と呼ばれ、金運アップに効果があるとされています。
日当たりの悪い寝室の場合
日が入りにくい寝室に適している観葉植物は以下の3つです。
モンステラ
切れ込みのあるハート型の葉を茂らせるモンステラは、スタイリッシュな佇まいゆえに愛好者が多い観葉植物です。
結婚祝いや引っ越し祝いなど、贈り物としても人気があります。
サンスベリア
サンスベリアはまっすぐ上に伸びるため、置き場所が狭い場合でも飾りやすいのが特徴です。マイナスイオンを出すため空気の清浄効果があり、爽やかな気分で眠りたい人におすすめ。乾燥に強く育てやすいので初心者向きです。
ポトス
ポトスは丸みを帯びたハート型の葉を持つ植物です。葉の模様と色にバリエーションがあり、インテリアグリーンに適しています。
寒さに弱いため、気温の低い時期は暖かい場所に移してください。
まとめ:寝室に観葉植物を飾って緑のある生活を楽しもう
寝室に置く観葉植物を選ぶ際は、日当たりや置き場所などに考慮しましょう。乾燥や日陰に強い場所でも育つ丈夫な種類なら、初心者でも育てやすいのでおすすめです。
観葉植物があると寝室の空気を浄化・加湿してくれたり、気持ちを落ち着かせてくれたりする効果があります。風水の観点からも運気が上がるとされており、金運や健康運などがアップするかもしれません。
寝室に観葉植物を置きたい人は、この記事を参考に好きな種類を選んでみてはいかがでしょうか。