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アトリエ、工房、スタジオの意味の違いとは?

2024 3/22
美術・アート
2022年6月7日2024年3月22日
当ブログでは広告を利用しています。
整理されたアトリエ

アトリエ、工房、スタジオという言葉を、モノづくりをしていると耳にします。

どれもモノづくりをしている場所であることはわかります。

しかし、細かい内容の違いはあいまいで使われていることが多いのではないでしょうか。

この記事では、わかるようでわからないアトリエと工房とスタジオの意味の違いについてわかりやすく解説します。

目次

アトリエの意味は?

絵を描く女性|アトリエと工房とスタジオの意味の違い

アトリエはフランス語で「大工」や「大工の仕事場」という意味を持つ言葉でした。

しかし、今はアトリエ=モノづくりをする場所という意味で使われています。

アトリエは、主に美術に関係する画家や彫刻家が作品を制作する場所に限定されて使われる傾向があります。

音楽家や作家が制作する場所にはアトリエという言葉はあまり使われません。

また、アトリエは美術教育の場や創作活動を行う集団という意味で使われることもあります。

19世紀のフランスでは、自由にデッサンができる自由画室があり「アトリエ・リブル」と呼ばれていました。

リブルは「自由な」という意味です。

技術指導をする人がいないアトリエでしたが、徐々に指導者があらわれ現在の絵画教室となっています。

アトリエに適した環境は、光が多く入り大きな作品制作も可能な天井の高さが求められます。

工房の意味は?

工房で製作している様子|アトリエと工房とスタジオの意味の違い

工房は日本語です。

日本では、アトリエと同じようなイメージで工房という言葉が使われています。

厳密にいうと工房はアトリエよりも「生産」や「複数」という印象が加わります。

アトリエは、一点モノの芸術作品を制作する場所でした。

しかし、工房は多少の機械が設置されていて大量もしくは複数の作品が一度に作れる場所が多いでしょう。

例えば、木版画やシルクスクリーンは大きな道具や機械が必要です。

さらに摺ることで複数枚の作品を一度に制作することができます。

そのため、版画やシルクスクリーンを制作する場所はアトリエよりも工房と呼ばれることが多いようです。

より多くの作品を大量生産するようになると工房よりも製作所やファクトリーと呼ばれることもあります。

また、藍染や漆器のように日本の伝統工芸を制作する場所にはフランス語のアトリエよりも日本語の工房のほうが合うのではないでしょうか。

工房の「房」には「束ねて垂らしたもの」という意味があります。

ひとりで制作するのではなく、複数人で制作する場所であることが文字からもわかります。

陶磁器を制作する工房は陶房と呼ばれることもあります。

工房に適した環境は、大きな機械が設置できるスペースと多少大きな機械音が出ても問題ない場所でしょう。

スタジオの意味は?

スタジオの内観|アトリエと工房とスタジオの意味の違い

スタジオは英語です。

日本では、スタジオというとマイクやカメラがある撮影場所というイメージが強いかもしれません。

映像や写真を撮影する意味のスタジオは、撮影が行われる場所であります。

撮影後の編集や打ち合わせをする場所はスタジオに含まれないことがほとんどです。

スタジオには、アトリエや工房と同じように芸術家が作品を制作する場所という意味もあります。

ただ、絵画や彫刻のように作家が一人で制作する場所というよりは、企業や団体の規模で制作する場所に多く使われています。

スタジオに適した環境は、音響設備が整い多くの人が集まることができる場所でしょう。

3つの言葉をどうやって使い分けているか?

インクや刷毛が散らばっている様子

美大では、アトリエと工房とスタジオは、制作するものによって意味を使い分けています。

アトリエは、ファインアートと呼ばれる作品を制作する場所です。

油絵科や彫刻科や日本画科が使う教室はアトリエと呼ばれていました。

工房は、工芸工業デザイン科や染色科で使われる言葉です。

プラスチック加工やガラス加工をする教室には大きな機械や設備があり、それらの教室は工房と呼ばれていました。

スタジオは、映像学科で使われる言葉です。

撮影ができるステージや台が設置され、照明や音響設備も整っています。

グラフィックデザインや空間演出デザインなどのデザイン科では、スタジオや制作室や事務所という言葉が多く使われています。

アトリエと工房とスタジオの使い分けに悩むときは、自分の制作場所に屋号をつけるときが一番多いのではないでしょうか。

画家や写真家として収入が増えれば確定申告をする必要があります。

開業届を提出するときや確定申告をするときには屋号を書く欄があるのです。

屋号はなくてもかまいませんが、やはり屋号をつけることで自分の足で立ったという実感が生まれます。

いい屋号のポイントは、屋号を聞くだけで業務内容がイメージできることです。

例えば、写真撮影をするならば「山田工房」よりも「スタジオ山田」の方が写真撮影のイメージが伝わります。

おわりに

アトリエと工房とスタジオには、それぞれに違った歴史と雰囲気があります。

屋号にするときには、自分の作品や内容に合った言葉を選ぶことが大切です。

作品や内容に合致したネーミングは、作家のブランディングに役立つことがあります。

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DECOROO(デコルー)
小さなデザイン会社のWeb担当。アートとインテリアをこよなく愛するこだわり屋さん。休日は美術館やレトロな歴史的建造物、神社仏閣などを探訪して過ごす。最近は一眼カメラに奮闘中。猫好き。
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