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建築家ル・コルビュジエとアントニ・ガウディの作品の違い

2023 1/08
美術・アート
2022年12月10日 2023年1月8日
サグラダ・ファミリア
サグラダ・ファミリア
Year of the dragon - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

この記事では、偉大な建築家ル・コルビュジエとアントニ・ガウディの建築作品にスポットをあててお話しします。

コルビュジエとガウディは、建築史の中でも特に有名な建築家です。

コルビュジエは、ガルディのサグラダ・ファミリアを絶賛し、ガウディはコルビュジエを「大工のような考えを持った人だ」と評価しています。

お互いに尊重しあっている2人ですが、コルビュジエとガウディの生み出した作品には大きな違いがあるのです。

目次

ル・コルビュジエとは?

ル・コルビュジエ
ル・コルビュジエ
Joop van Bilsen / Anefo – http://proxy.handle.net/10648/aa7b03b0-d0b4-102d-bcf8-003048976d84, CC0, リンクによる

ル・コルビュジエは、1887年にスイスで生まれました。

ル・コルビュジエという名前はペンネームです。

コルビュジエの父は高級時計の文字盤を作るエナメル職人で、母はピアノの教師でした。

スイスの大自然から得たインスピレーションは、その後のコルビュジエの作品に大きな影響を与えます。

コルビュジエは、13歳で美術学校に入学し父と同じ時計職人に必要な技術を学びますが、美術学校の教師の影響で建築に興味を持ちます。

コルビュジエは、家族を大切にする人で、両親に家を建てて、頻繁に訪問しています。

コルビュジエが43歳のときにモデルのイボンヌ・ガリと結婚しています。

嫁姑問題や妻のアルコール依存症、自身の浮気など、トラブルも多くありましたが70歳で妻がこの世を去るまで妻を大切に思っていました。

コルビュジエは、78歳で大好きだった海で海水浴中に心臓発作をおこしこの世を去ります。

ル・コルビュジエの建築作品

国立西洋美術館

国立西洋美術館|ル・コルビュジエの建築作品
国立西洋美術館
663highland, CC 表示 2.5, リンクによる

日本国内にたったひとつだけル・コルビュジエの建築作品があります。

それが国立西洋美術館です。国立西洋美術館は、1959年に完成しました。

国立西洋美術館の特徴は、コルビュジエの作品に多く見られるピロティと大きな吹き抜けでしょう。

アール・ヌーボーのような豪華な装飾がないことも特徴です。

コルビュジエは家を「住むための機械」と表現しています。

これは、コルビュジエの恩師が言った「装飾は欠陥を覆い隠すカモフラージュである」という言葉に影響を受けているのかもしれません。

国立西洋美術館の外観は、見方によってはコンクリートを固めた四角い機械という印象があります。

2007年に重要文化財に指定されています。

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カップ・マルタンの休暇小屋

カップ・マルタンの休暇小屋|ル・コルビュジエの作品
カップ・マルタンの休暇小屋
パブリック ドメイン, リンクによる

カップ・マルタンとは、南フランスにある小さな村です。

休暇小屋は、コルビュジエが妻の誕生日プレゼントに作ったプライベートの建築作品です。

コルビュジエの代表的な作品とは印象が全く異なり、平屋の一戸建てで打ちっぱなしのコンクリートは一切なく、外観も内装も木がふんだんに使われています。

浴室はなく、屋外でシャワーを浴びるつくりです。

さらに、コルビュジエの特徴である「横に長い窓」もありません。

窓は、小さな窓が点々とあるだけです。

コルビュジエ本人は、この小さな小屋を気に入りました。

コルビュジエは、家を「住むための機械」と言っていた一方で「幸福な生活の場の創造」が制作ポリシーでした。

必要最低限のものしかなく、大自然の中で暮らせる小屋は、コルビュジエの幼少期と重なる「最高に幸福な住環境」だったのではないでしょうか。

アントニ・ガウディとは?

アントニ・ガウディ
アントニ・ガウディ
パブリック・ドメイン, リンクによる

アントニ・ガウディは、1852年にスペインで生まれました。

両親は金属細工職人です。

当時の中等学校進学率は15%ほどでしたが、ガウディは教育を重んじる両親のおかげで中等学校に進学します。

そして21歳でバルセロナ建築学校に入学します。

当時のスペインでは、建築家は高い階級の職業とされていました。

両親が建築家であったり高い階級の家系であったりしなければ就けない職業だったのです。

しかし、ガウディは物おじせず建築家の道を歩みます。

本来ならば、ガウディが建築家になれる可能性はとても低かったのですが、時代が後押しをするのです。

産業革命によって新しい建築が求められるようになり、ガウディにチャンスが到来しました。

ガウディは、聖堂やマンションや公園など幅広い種類の作品を制作し、73歳でこの世を去ります。

教会に向かう途中で転倒してしまい、路面電車にひかれるのです。

だれも建築家ガウディと気がつくことができなかったほどみすぼらしい姿だったといわれています。

生涯結婚することはありませんでした。

アントニ・ガウディの建築作品

サグラダ・ファミリア

サグラダ・ファミリア|アントニ・ガウディの建築作品
サグラダ・ファミリア
C messier – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる

スペインの観光地として有名なサグラダ・ファミリアはアントニ・ガウディの作品です。

完成までに膨大な月日を費やしたことでも有名です。

ガウディは、この作品のために私財をつぎ込みます。

螺旋階段やたくさんの装飾に包まれた建物は、建築というよりも巨大なオブジェのようであり、コルビュジエの機械的な建物とは正反対の雰囲気です。

地下の聖堂には、ガウディの墓があります。

グエル公園

グエル公園|アントニ・ガウディの建築作品
グエル公園
Script – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

グエル公園は「バルセロナに田園都市をつくりたい」というグエル氏の依頼によってつくられた公園です。

公園といっても町といった方がいいでしょう。

分譲マンションやコミュニティセンター、道路まで計画されています。

分譲マンションは、立地が良くないという理由から2部屋しか売れず、結局ガウディ自身が住んでいます。

ドラゴンの噴水や彫刻のようなベンチ、カラフルなタイルで彩られた外観からはガウディの作品に対する哲学を感じます。

おわりに

今回は、偉大な建築家ル・コルビュジエとアントニ・ガウディの作品についてお話ししました。

コルビュジエとガウディの作品には大きな違いがあります。

それは「建築の定義」に違いがあるからではないでしょうか。

コルビュジエは「建築は構築物」と考え、ガウディは「建築は作品」と考えていたのかもしれません。

建築に対する定義に違いはあったとしても、建築に対する信念は共通しており、それがお互いに理解できたからこそ、正反対の作品を作る二人がお互いを尊敬できたのではないでしょうか。

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DECOROO(デコルー)
とあるデザイン会社のWeb担当。アートとインテリアをこよなく愛するこだわり屋さん。休日は美術館やレトロな歴史建造物、神社仏閣などを探訪して過ごす。最近は一眼カメラに奮闘中。猫好き。
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