この記事では、美術館の楽しみ方についてのポイントを10個ピックアップしています。
いろいろな楽しみ方ができる美術館ですが、必要以上に気負う場所ではありませんよね。
自分のペースで作品を鑑賞することが、何より大事だと言っていいかもしれません。
また近年では、体を使って楽しむことに特化した美術館も増えてきているようで、とても面白そうです。
ぜひ本記事を参考にしていただき、美術館を楽しんでください。
美術館の楽しみ方①|公式サイトで予習しておく
学生時代の勉強のような予習ではなく、自らの楽しみとして美術館の場所や内容を調べておきます。
よりベストな状態で鑑賞したい方は、事前準備として、美術館の公式サイトをチェックしておくといいでしょう。
美術館の公式サイトでは、展示会の概要、見どころの紹介などが掲載されています。
眺めてポイントを掴んでおくと、当日には「〇〇は見た方がいいと書いてあったはず」など、その美術館を知った気になって、行動意欲をどんどん高めていくことができます。
美術館の楽しみ方②|この美術館のテーマとは?
美術館にはそれぞれ、「テーマ」があります。
どんなストーリー展開なのか?
この作品が最初に目に入る場所に置かれている理由はいったい何なのか?
それらを考えつつ美術館を見ていくことで、その後の楽しみ方が全く違ってきます。
最初から最後まで、ぼうっと眺めただけでは実にもったいないです。
意識して作品を眺めていくことがポイントになります。
美術館の楽しみ方③|音声ガイダンスをレンタルしよう
美術館では、ほとんどの場合、「音声ガイダンス」をレンタルすることができるでしょう。
無料ではないのですが、作者や作品の説明、時代背景なども解説されています。
そのように、各々のガイダンスを聞いて作品を眺めるという行為をするだけで、知識が深まるだけでなく、意外な発見があったりして驚かされたりするのです。
美術館の楽しみ方④|鑑賞は2周すべし
まず、一度最後まで眺めてみます。そしてその後、もう1周してみましょう。
2周目は印象に残った作品を再度見るためにも、戻って作品を眺めるのです。
その場合は、ストーリーを意識して再確認しながらゆっくり眺めることをするので、1周目のときと印象がガラッと変わることもあり、不思議に思えたりしますよ。
美術館の楽しみ方⑤|時代背景に目を向ける
展示されている作品たちは、その時代背景がどのようであったかを知ることで、とても身近なものになっていきます。
案内カードには、それらの作品のできた年代、国名、もちろん作者やタイトルなどが記入されています。
つまり、その時期や国の様子に思いを馳せながら眺めていくことができるのです。
美術館の楽しみ方⑥|作者になりきる
表現された作品の背後には、時代の背景が垣間見えます。
作品の背後にある隠れた思いや時代の流れを想像しながら、その作品の作者になりきってみるのも美術館の楽しみ方のひとつです。
この作品はどんな気持ちのとき描いたのだろう、何をメッセージとして残したかったのだろう、この作品を描いた後、待っていた人生は?
などなどの想像を膨らませていくうちに、その作者が愛おしくなってきたりするから不思議です。
美術館の楽しみ方⑦|自分の好きな作品を見つける
多種多様な多くの作品を展示している美術館の場合、その中から、「どれが良かった?」と聞かれて、困った経験があるかもしれませんね。
ですが、自分が最も惹かれた作品、それこそが自分の好きな作品なのですから、それを探してみるということは、とても楽しい内容になります。
イメージが良かった、色が良かった、どんな理由であれ、好きな作品に出逢うことができれば、もうしめたもの。
今まで以上に美術館が好きになれますよ。
美術館の楽しみ方⑧|休憩しつつ眺める
誰でも立ったまま移動したり、じっくり見ている状態が続くと疲れてきます。
ちゃんと休憩を取って、リフレッシュしながら美術館を楽しみたいものですよね?
そのためにも、休憩を挟んで眺めることは、心身ともに寛ぐことにもなり有意義な時間を作ることに繋がります。
美術館の楽しみ方⑨|併設のレストラン・カフェを利用する
美術館のレストランやカフェなどを楽しみにする方も多いと思います。
美術館の中にはカフェやレストランなどが併設されていることも多くあります。
お洒落で粋な空間の中で、ゆったりと食事をすることが愉しみになって美術館へ行く、というのも良いのではないでしょうか。
美術館の楽しみ方⑩|帰宅後、作品を振り返ってみる
まるで、復習?のごとく、美術館のサイトにまたいってみて、内容を再確認します。
今度はじっくりと出掛けた作品展について振り返ってみると、事前に見逃していた事実に気が付いたり、違う視点で振り返って、新たな認識を見つけたりすることなどもあったりします。
美術館サイトを再び訪れてじっくり吟味することも、作品鑑賞後の楽しみ方のひとつではないでしょうか。
自分の感想は間違いではなかった、など再確認することは、とても充実した時間となることでしょう。
作品鑑賞の醍醐味は、こういうことを重ねることで得られるのかもしれませんね。
おわりに
今回は、美術館の楽しみ方についてご紹介しました。
美術館は、気持ちの持ち方ひとつで、気軽に楽しめる場所になることがわかります。
とても魅力的なスポットではないでしょうか。
一人ひとりの型にはまらない独自のスタイルで、自分の感性を持って眺めていくことで、美術館は思いのほか面白いスポットへと変化していきます。
自分の持つ感受性と楽しみ方で、ぶらりと美術館へ出向いてみてはいかがでしょうか。