父の日が考案されたのは20世紀初頭のアメリカで、日本に広まったのは1950年代です。現在のようなイベントになったのはもっと後のことで、世間に浸透するまでに30年ほどかかりました。
父の日のプレゼントを選ぶ際にありがちな悩みとして、以下のようなものがあります。
「何をあげたらいいのかわからない」
「毎年同じようなプレゼントで変化がない」
そんな人には観葉植物をおすすめします。インテリアとして活躍するだけでなく、生活に潤いをもたらす効果も期待できるでしょう。いつもと違う贈り物を探している人は、参考にしてください。
父の日のプレゼントには観葉植物を贈ろう
父の日が近づいてくると「プレゼント選びで悩む」という人は少なくありません。そんな人におすすめなのが観葉植物です。ここでは観葉植物が父の日の贈り物に適している2つの理由を解説しますので、これから品物を選ぶ予定があれば参考にしてください。
植物を育てる楽しさを味わえる
日々の仕事に追われてストレスを感じている男性は多く、家の中に観葉植物があるとほんの少しでも心が和むでしょう。植物と触れ合う時間は、無味乾燥な日常に変化をもたらしてくれます。
たとえばいつの間にか新芽が伸びたり花が咲いたり、観葉植物は想像以上に早く成長します。毎日観察するうちに愛着が湧き、生命力の強さを身近に感じられるのではないでしょうか。
爽やかさを演出するインテリアになる
観葉植物はインテリアとして人気があり、室内を爽やかに彩ってくれます。最近はリモートワークをしている人もいるので、デスクの片隅に観葉植物を飾るのがおすすめ。
現代人は自然に触れる機会が少なく、小さな植木鉢があるだけでもその場の雰囲気が変わるかもしれません。肌感覚では暑く感じられても、気分的には多少の涼しさをもたらしてくれます。
父の日のプレゼントにおすすめの観葉植物
続いては、父の日におすすめの観葉植物を目的別に紹介しましょう。
- 風水
- 花言葉
- 育てやすさ
これから父の日のプレゼントを選ぶ予定がある人は参考にしてください。
【風水】運気アップを期待できる植物3選
日常生活に風水を取り入れて運気を上げたい場合は、以下の3つがおすすめです。
ゴムの木
定番の観葉植物としてしばしば登場するゴムの木は、風水の観点から効果があるとされています。丸みを帯びた光沢のある葉には陽の気があるといわれ、金運を上げてお金を呼び込むのだとか。安定や幸せをつかみたい人にピッタリです。
サンスベリア
サンスベリアはまっすぐ上に伸びるのが特徴で、スタイリッシュなフォルムが魅力です。風水の面では厄除け・魔除けにつながるとされ、家内安全や事業の成功を願う人におすすめ。自宅の玄関や仕事部屋に置くと効果があるかもしれません。
ベンジャミンバロック
小さくカールした葉を持つベンジャミンブロックは、人間関係を円満にする効果があるといわれています。外見のかわいらしさに惹かれて購入する人もいるでしょう。家族円満を願う人は、リビングに飾ってはいかがでしょうか。
風水効果のある観葉植物について詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
【花言葉】メッセージが伝わる植物3選
すべての観葉植物には花言葉がつけられており、それを参考に選んでもいいでしょう。メッセージ性のある観葉植物は以下の3つです。
ガジュマル
たくましく力強いビジュアルを持つガジュマルには「健康」という花言葉があります。他の植物に巻きついて成長するほど生命力にあふれ、存在そのものに縁起の良さを感じるでしょう。敬老の日のプレゼントにもぴったりです。
ドラセナ
ドラセナの葉は剣のような形で、放射状にまとまって開くのが特徴です。ハワイでは「幸運の木」と呼ばれていて、玄関に飾る習慣があります。見た目の美しさと相まって人気のある品種です。
ストレリチア
バナナの木を連想させる大きな葉をつけるストレリチアには「輝かしい未来」という花言葉があります。部屋に飾るだけで南国風の雰囲気が漂い、おしゃれなインテリアとしても活躍するでしょう。
【育てやすい】お手入れが楽な植物3選
園芸初心者の父親に観葉植物を贈るなら、なるべくお手入れしやすい種類を選ぶと親切です。以下、お手入れが楽な観葉植物を3つ紹介しましょう。
パキラ
耐寒性にすぐれ乾燥にも強いパキラは、育てやすいことで知られています。置き場所を問わないのも人気の理由で、日当たりが良くない部屋でも成長するのは特筆すべきポイントでしょう。普段は植物と縁のないお父さんとも相性抜群です。
モンステラ
モンステラはパキラと並ぶ観葉植物の代表格で、ハート型の大きな葉に切れ込みが入っているのが特徴です。湿気が多い日陰の部屋でも育つので、園芸に詳しくない人でも枯らす心配は少ないといえます。
ポトス
暑い地域に自生するポトスは丈夫で、真夏に水やりを忘れてもすぐには枯れないほどの強さが魅力です。つる性植物のためハンギングで飾ってもおしゃれ。インテリアグリーンとして活躍します。
育てやすい観葉植物について詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
実はサボテンや盆栽も人気あり
観葉植物という括りで考えると、サボテンや盆栽なども父の日のプレゼントに適しています。
サボテンの種類は豊富で、選ぶのに迷ってしまうほど。カラフルな花を咲かせるものやトゲがたくさん生えているものなど、見ていて飽きません。乾燥にめっぽう強く、ひんぱんに水やりする必要がない点も魅力です。
シニアと呼ばれる年代のお父さんなら、盆栽をプレゼントすると喜ばれるかもしれません。手入れに手間のかかる盆栽は、休日の趣味として最適です。なかには実をつける種類もあり、鑑賞する楽しさは尽きないでしょう。
観葉植物の選び方・お手入れ方法
最後に、観葉植物の選び方とお手入れの仕方について解説します。
観葉植物の選び方
基本的にはプレゼントする側が好きな植物を選ぶのがベストですが、選び方がわからなければ以下のような方法を試してみてはいかがでしょうか。
- 相手の好みに合わせて選ぶ
- 置き場所に合わせて選ぶ
- 価格で選ぶ
- 園芸に詳しい人がおすすめするものを選ぶ
父親の好きな植物があるなら、それを贈るのもひとつのやり方です。その他にも置き場所や価格を基準にしてもいいでしょう。園芸好きな人におすすめの植物を聞くと、参考になるアドバイスをもらえるかもしれません。
観葉植物のお手入れ方法
観葉植物を元気な状態に保つには、きちんと世話をしなければなりません。一般的なお手入れ方法は以下の5つです。
- 土が乾燥してから水やりする
- 定期的に土を植え替える
- たまに日光浴させる
- 葉や枝が伸びてきたら剪定する
- 葉に積もったホコリを掃除する
水をたっぷり与えればいいというわけではなく、適度な乾燥も必要です。その他にも土を植え替えたり、日光に当てたりするようにしましょう。剪定や掃除にも気を配る必要があります。
まとめ:感謝の気持ちを込めて観葉植物を贈ろう
父親に面と向かって「ありがとう」と感謝を伝えるのは気恥ずかしいかもしれません。そんな人はプレゼントにメッセージカードを添えると、素直に気持ちを託せるでしょう。
父の日の贈り物に悩んだら、普段と趣向を変えて観葉植物を渡してみてください。お酒やお菓子などと一緒にしても喜ばれるのではないでしょうか。風水や花言葉など、さまざまな切り口から観葉植物を選ぶと贈る側も楽しめます。この記事を参考に、お父さんが喜ぶプレゼントを探してみましょう。