大塚国際美術館は、世界の名画を陶板画で再現した展示で有名な美術館です。
陶板画についても聴いたことないと思っている人もいるかもしれません。
さまざまな美術館に立ち寄っている人でも、新鮮な気持ちで楽しめる場所でもあります。
ここにしかない美しい絶景な景色などもあり、芸術をより身近に感じられる場所でもあります。
この記事では、大塚国際美術館の魅力について紹介していきたいと思います。
大塚国際美術館の歴史、成り立ち
大塚国際美術館は、大塚グループの創立75周年を記念して1998年に創設したものです。
記念事業の一環として創設したものになり、日本最大級を誇る常設展示スペースを誇る陶板名画の美術館です。
徳島県の鳴門町にある美術館なのもあり、観光の一環として訪れる人も多いようです。
オリジナル作品として複製した1,000点以上もの作品を展示しており、幅広い時代の作品があります。
古代壁画から、世界26カ国、190あまりの美術館が参加した作品になります。
日本にいながら世界の美術館の体験ができるのも、人気の理由です。
大塚国際美術館の特徴ともいえる、シンボルマークは開館から7年間の時間をかけて作られたものになります。
いくつかの色が組み合わさった独特なデザインになりますが、ラピスラズリーのブルーを使用したのも特徴です。
西洋名画のなかでは特に高価なものとしてもとても貴重なものとして伝えられてきました。
大塚国際美術館でよく使われている色でもあり、有名な絵画のなかでもよく見かけます。
ラピスラズリーの色なくして、絵画の発展は考えられなかったとも言われています。
国によっても呼び方が変わりますが、海のような深みのある色をイメージさせることから群青色などと呼ばれるようになりました。
絵画の色の時代背景などを知ると、より深みを感じるようになります。
大塚国際美術館の特徴について
大塚国際美術館の特徴について紹介します。
美術館の写真撮影はすべて撮影できる
大塚国際美術館は、他の美術館にはない特徴があります。
陶板画になっているので、館内のすべてが撮影できるようになっています。
フラッシュは禁止されていますが、好きな作品を写真に残せるのも、大塚国際美術館が人気の理由です。
間近で見ることもできますし、実際に名画に触れることもでき、貴重な体験になるのではないでしょうか。
力を込めて触るなど傷つけることは禁止されていますが、軽く触れる程度であれば問題ありません。
大塚国際美術館のなかには、一つの絵画に焦点を当てたものだけでなく、その空間を丸々表現したものもあります。
しかも原寸大で作られているなど、とても迫力があります。
例えば、システィーナホールなどもとても美しいのでおすすめです。
米津玄師さんがTVで出演された際にも使い話題になりました。
まるで本当にその場所に足を運んでいるような感覚で楽しめるのも、大塚国際美術館の良さといえるのではないでしょうか。
大塚国際美術館のなかはとても広く4kmにもなります。
この距離を1日だけですべて見て回るのは難しいので、ある程度絞った状態で鑑賞するようにしてください。
初心者でも楽しめる美術館
大塚国際美術館は、有名な作品を中心に1,000点にもなる展示物が収蔵されています。
そのため見どころもたくさんあるのですが、芸術に詳しくない初心者の人でも楽しめる場所だと思います。
大塚国際美術館は、ただ見て回るだけでなく実際に触れるなど、名画を身近に感じられるます。
また希望者にはガイドツアーなどにも参加できます。館内にある人気作品を巡る約1時間のコースになります。
もっとたくさんの芸術に触れたいと思っている人は2階を重点的にまわる2時間コースなどもあります。
どちらがいいのか選んだうえで、毎日6回(火水木金は7回)行われているので、参加しやすいものを選ぶようにしてくださいね。
併設レストラン、カフェ、グッズ
ミュージアムショップ
大塚国際美術館のなかに入って最初にあるのが、ミュージアムショップです。
広々としていて個性的なアイテムが充実している面白い場所です。
美術館ならではのラインナップはもちろん、ここでしか購入できないものもたくさんあります。
名画をモチーフにした日用品などのアイテムはもちろん、お菓子なども充実しています。
例えば、ピカソやゴッホのひまわりなど、誰でも一度は見たことがありますね。
図録もありますし、書籍なども取り扱っています。
大塚国際美術館に展示されている版画の名画も購入できます。
サイズは小さなものが多いので、記念に自宅に飾ってみるのもいいかもしれません。
他ではなかなか購入できないものが揃っているので、ミュージアムショップにはぜひ立ち寄ってほしい場所です。
レストラン・ガーデン
1階にあるレストランになりイベントや企画展などをテーマにしたメニューが揃っています。
地元の鯛やわかめなどを使ったメニューもあり、ヘルシーで美味しいランチが堪能できます。
大きな窓からは美しい庭園も見えるので、ゆったりとした時間が過ごせます。
特に人気があるのが「ガーデンランチ」になります。
おしゃれでボリューム感のあるランチが楽しめることもあり、美術館のクオリティとしてはかなり高めだと思います。
海鮮丼などもありますし、和食好きにもぜひ。
メインレストランになりますが、土日は特に混雑するので早めに行ったほうがいいかもしれません。
レストラン内もおしゃれで親子でも楽しめる空間になっています。
カフェ・ド・ジヴェルニー
B2階にある、おしゃれでカジュアルな雰囲気のカフェです。
ちょっと一休みしたいときにもおすすめできる場所になりモネの池を眺めながら過ごせることから人気の場所です。
美しい自然を身近に感じられるのはもちろん、ケーキなどのスイーツはもちろん美味しいドリンクもついています。
食事メニューもあり、カレーや丼ものなどもいただけます。
カフェ・ド・ジヴェルニーは、カフェのなかでも利用しやすく美味しい料理が楽しめる人気の場所になります。
明るい店内で居心地もいいのでおすすめです。
カフェ・フィンセント
B3階にあるカフェ・フィンセントは、ゴッホ好きな人に人気のカフェです。
店内にはひまわりが咲き乱れており、ゴッホの故郷であるオランダをイメージした店内です。
実際に画家として過ごしていたフランスもテーマにしているため、メニュー展開もとてもおしゃれです。
カフェの名前を見るとわかると思いますが、ゴッホのファーストネームから名付けているのも特徴です。
美術館の鑑賞の合間にちょっとした休憩の場所としてもおすすめです。
明るくおしゃれな店内なので、時間を忘れてのんびりと過ごせるのではないでしょうか。
ゴッホ好きならずとも一度は訪れたい場所ですよ。
まとめ
大塚国際美術館は、見どころも多く芸術に詳しい人も初心者の人も一緒に楽しめる場所です。
とても美しい館内なのもあり、時間を忘れて満喫できるのではないでしょうか。
実際に名画に触れて写真も撮れるなんて他にはありませんよね。
大塚国際美術館にはそのまま空間を移動してきたかのような作品やおしゃれなレストラン、カフェなども充実しています。
一日かけてのんびりと鑑賞するのをおすすめします。
※休業日や営業時間、その他の掲載情報については変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、最新の情報については施設・店舗へお問い合わせください。
アクセス
美術館名 | 大塚国際美術館 |
住所 | 徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦福池65-1 |
電話番号 | 088-687-3737 |
ホームページ | https://o-museum.or.jp/ |