みなさんは藤子・F・不二雄さんをご存知ですか?
彼はドラえもんをはじめとした数々の児童向け作品を世に生み出した日本を代表する漫画家です。
そんな藤子・F・不二雄さんの世界観に浸れる場所が神奈川県川崎市にあります。
その名も「藤子・F・不二雄ミュージアム」。
ミュージアムへは小田急線およびJR南武線の登戸駅から直行便のバスが運行しており、乗車時間10分ほどで到着します。
今回は、こちらの「藤子・F・不二雄ミュージアム」を紹介いたします。
藤子・F・不二雄作品への「愛」にあふれる場所
藤子・F・不二雄(本名/藤本弘)さんは1933年に富山県で生まれ、ドラえもん、パーマン、オバケのQ太郎、キテレツ大百科などの傑作を生み出しました。
特にドラえもんは、1970年に子供向け雑誌の掲載からスタートし、今や誰もが認める国民的キャラクターに。
日常に夢を与える「SF-すこしふしぎ-」なお話たちは、子供への温かい気持ちにあふれています。
大人になった今でも大ファンという方は多いのではないでしょうか?
そんな藤子・F・不二雄さんのミュージアムは、藤子・F・不二雄夫人の「藤本の作品を応援してくれた子どもたちへ恩返しをしたい」との想いから、2011年に彼が長年住んでいた川崎市で開館しました。
こちらでは、作品の世界を原画などの貴重な資料を観ながらじっくりと感じることができます。
遊び心が随所に感じられるミュージアムの空間は、大人も子供も思いっきり楽しめる場所。
緑にあふれ、どんな人でも心地よく過ごせる工夫も感じられます。
開館10年目には、来館者400万人を超え名実共に人気ミュージアムの1つとなりました。
館内にはキャラクターが至るところに
ミュージアムでは、原画を鑑賞したり、作家の愛用品から制作当時の雰囲気を感じたり、漫画が自由に読めるスペースがあるなど、あらゆる角度から藤子・F・不二雄作品の魅力を伝えています。
館内に入ると、まずエントランスホールで迎えてくれるのは「笑いの壁」という藤子・F・不二雄キャラクターたちのレリーフ。鑑賞気分が一気に盛り上がります!
そして、同じく1Fには藤子・F・不二雄さんの仕事机とともに、仕事で使われていたという膨大な資料が展示されています。
嘘やごまかしのないものを描くという、作家の信念が伝わってくるような光景です。
さらに、常設展示会場として使われている展示室Ⅰがあり、こちらではドラえもん誕生~現在までのおよそ50年間の歴史を紹介しています。
連載をスタートしたばかりのドラえもんの貴重な姿なども見られ、どんな世代の方でも興味深く鑑賞できそうな場所です。
2Fにある「どうぶつたちの部屋」と呼ばれる場所に入ると、藤子・F・不二雄さんの切り絵をもとにつくられた何とも可愛らしい動物のオブジェたちが!
そして部屋の奥にある「どこでもドア」からは、企画展が催される展示室Ⅱに繋がります。
企画展では、貴重な原画やここでしか観ることのできない資料などもあるので、ファンは要チェックの場所ですね。
同じフロアには「Fシアター」という200インチスクリーンを完備した映像展示室があります。
なんとここでしか観られないオリジナル作品を鑑賞することができるそう!
他にも、私生活では父親でもあった藤子・F・不二雄さん温かな一面を感じることのできる「先生のにちようび」や、小さな子どもが楽しく遊べる「キッズスペース」も。
そして記念撮影やフォトスポットとして外せない「はらっぱ」と呼ばれる屋上広場があります。
「はらっぱ」は緑あふれる自然の中にのび太君、ドラミちゃんやパーマンなど、等身大キャラクターに会える場所として大人気!
また、開館10周年を記念して新しく登場した「ドラえもんのまんが研究ノート」というコーナーでは、漫画のコマ運び、キャラクターの表情など漫画自体の面白さに触れることができます。
SNSでも人気の注目スポットとは?
ミュージアムには季節ごとの飾りや展示もあり、人気の場所がたくさんありますが、特に有名なスポットを紹介します。
それは「はらっぱ」にある「きこりの泉」。
ドラえもんのストーリーの中でも人気のシーンを再現したものだそう。
手押しポンプを動かすと井戸の中から「きれいなジャイアン」が出てくる仕掛けです。
「きこりの泉」は、実はドラえもんのひみつ道具の1つ。
きれいなジャイアンとは?どんなストーリーなの?と気になった方は、ぜひ原作をチェックしてみてくださいね。
また、公式HPでは、館内の人気スポットやミュージアムのさまざまな旬の見どころを紹介したブログが掲載されています。
開館10周年記念には、お得で楽しい期間限定の情報も紹介されました。
訪れる予定の方は、事前に公式HPを見ておくと良いかもしれません。
訪れたならぜひ足を運びたい!ミュージアム・カフェ
藤子・F・不二雄ミュージアムを訪れたならば、ぜひ足を運びたいのが「ミュージアム・カフェ」。
何といっても、カフェメニューたちの楽しさに気分が盛り上がります。
キャラクターやドラえもんのひみつ道具にちなんだオリジナルメニューはどれもユニーク。
飲むだけで自分がキャラクターに変身してしまうドリンクや、「アンキパン」というドラえもんのひみつ道具がそのまま漫画から出てきたようなパンも。
「コロコロコミック創刊号ケーキ」という、創刊40周年を迎えたコロコロコミックを模したケーキも話題になりました。
さまざまなイベントごとに限定メニューがつくられるそうなので、何度訪れても楽しめそうですね。
オリジナルグッズが楽しすぎる!
カフェと同様、「ミュージアム・ショップ」もぜひ訪れたい場所。
ミュージアムのオリジナルグッズが多数揃っています。
例えば「悪魔のパスポート」というドラえもんのひみつ道具の1つをモデルにしたミニノートセットや「のび太の答案」というクリアファイルなど、ファンにはたまらないものばかり。
さらにTシャツやトートバッグ等のファッションアイテム、複製原画のほか、冬に嬉しいブランケットなど季節のアイテムも取り扱っています。
どれも可愛いだけでなく、高級感があったりデザインがお洒落なものばかりなので大人にも喜ばれるはず。
自分へのご褒美やお土産などにおすすめです。
もう一カ所、ミュージアム3Fには「藤子屋」というギフトコーナーもあります。
ドラえもんの大好物・どら焼きやドラえもんが描かれたクラッカーなど、こちらも作品にちなんだものが購入できます。
おわりに
いかがでしたか?藤子・F・不二雄ミュージアムは子供はもちろん、大人が1人で訪れても十分に楽しめる場所です。
特に、藤子・F・不二雄作品が大好きだという方は何度訪れても楽しい発見がありますよ。
※休業日や営業時間、その他の掲載情報については変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、最新の情報については施設・店舗へお問い合わせください。
アクセス
美術館名 | 川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム |
住所 | 神奈川県川崎市多摩区長尾2丁目8−1 |
電話番号 | 0570-055-245 |
ホームページ | https://fujiko-museum.com/ |